東京レインボープライド2021

声をあげる。世界を変える。

Our Voices, Our Rights.

 

 

これまで東京レインボープライドでは、当事者を取り巻く社会が少しでもよい方向へ変わるように、LGBTQの理解を深め、親しみやすい場所になるよう、そして何よりも”誰もが楽しい”と感じるイベントになるようにみんなで試行錯誤をしてきました。

 

しかし、「LGBTQ」「多様性」という言葉は浸透しつつも、誰もが生きやすい社会への実現には、”楽しさ”を追求するだけでは、変えられないものがあることが分かりました。

 

2020年、私たちの日常は大きく変わりました。

誰も経験をしたことがない事態に向き合い、考え、自制し、そして新しいルールに適応しようと努力したと思います。

 

今回のテーマにもある”ルール”というのは、憲法や法律といった大きな枠組みのものから、日常生活の中で不自由に感じている学校や職場、地域の小さなルールまでさまざまなものがあります。

 

ルールが変わることで、LGBTQだけではなく、すべての人が生きやすい世界に変わっていくことが、あるべき未来の姿だと思い、今回「声をあげる。世界を変える。Our Voices, Our Rights.」をテーマに決定し、東京レインボープライド2021をオンラインで開催します。

 

より多くの方々にオンラインのプライドパレードに参加していただき、LGBTQに限らず多くの方々のメッセージを集め届けるコンテンツの充実のために、ご支援・ご協力のほど宜しくお願いいたします。

 

 

東京レインボープライド（TRP）のあゆみ

 

■ プライドパレードとは？

 

「プライド（Pride）」という単語は、英語の一般名詞で、「誇り・矜持」を意味しますが、それだけではなく、「セクシュアル・マイノリティ（性的少数者）のパレード」を指すものとして、広く国際的に認知されています（パレード前後のイベントを含めた総称として使われることもあります）。欧米諸国をはじめ世界の主要な都市では、この「プライド」と称されるセクシュアル・マイノリティのパレードイベントが恒例行事として、毎年開催されています。中には、ニューヨークやサンパウロといった、100万～300万人の動員を記録する巨大な規模のものもあります。

 

今では世界各地で開催されている「プライドパレード」ですが、そのきっかけとなったのは、ニューヨークで起こった「ストーンウォール事件」でした。

 

 

1969年6月28日午前1時20分頃、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジ地区にある「ストーンウォール・イン（Stonewall Inn）」というゲイバーに警察の手入れが入った際、その場に居合わせた「ゲイ」たちがそれに抵抗し、暴動を起こしたのでした（当時の「ゲイ（Gay）」は、今で言うところの「LGBTQ＋」を包含する人たちのことを広く意味していました）

 

当時のニューヨークでは、警察によるゲイバーへの踏み込み捜査が定期的に行われていました。しかし、いつもなら警察に黙って従っていた「ゲイ」たちが、この日ばかりは果敢に抵抗し、警官に硬貨や瓶などを投げつけて暴徒化し、負傷者や逮捕者を出す暴動に発展したのでした。この暴動は「ストーンウォール事件」として、その後のゲイ解放運動、セクシュアル・マイノリティの人権運動へとつながっていく転換点として、その名を歴史に残すことになったのでした。

 

 

■ 東京でのパレードのあゆみ

 

1994年8月28日、日本初となるプライドパレードが東京で開催されました。

 

 

しかし、96年に3回目となるパレードが実施されたあと、運営方法等をめぐって対立が起こり、その翌年からしばらく大々的なパレードは中断してしまいます。

 

2000年8月27日、『東京レズビアン＆ゲイパレード2000（TLGP2000）』として復活し、約2,000人が行進しました。

しかし、その後運営面や資金面で安定的にパレードが開催されず、2005年、毎年安定してパレードが実施していくための運営母体として「東京プライド」が設立されましたが、2008年は、組織内部の軋轢などが原因となり、8月に予定されていたパレードが中止になってしまいました。

 

2012年は、「東京プライド」から分かれた「特定非営利活動法人 東京レインボープライド」（設立2011年5月）が、4月29日に『東京レインボープライド2012』を開催。総動員は約4,500人（パレード参加者約1,500人）でした。

 

 

2012年以降、毎年代々木公園を会場とし、『東京レインボープライド』を開催してきました。

2019年には過去最大となる約20万人を動員。プライドパレードにも1万人を超える方が参加しました。

 

 

詳しくはこちらもご覧ください。

■プライドパレードとは

■TRPのあゆみ

 

 

■コロナ禍で、初のオンライン開催

 

東京レインボープライド2020は新型コロナウイルス感染防止のため、2020年3月19日に代々木公園での開催中止を決定いたしました。

 

笑顔で溢れる代々木公園を思い浮かべながら、ひとりでも多くの方にご参加いただけるよう一年かけて準備をしてきただけに、今回の中止の判断はとても辛いものがありました。 しかし、イベント自体はなくなっても、皆さんとは繋がれるはずだと考えています。自分が自分らしくあることの大切さを、こんな時だからこそ皆さんと共有したいと考えました。

 

当初掲げたテーマのとおり、『Your happiness is my happiness ～あなたの幸せは、私の幸せ～』を掲げ、それぞれが思い描く「幸せのかたち」を尊重し合い、お互いの存在を笑顔で祝福できる社会の実現を目指して、東京レインボープライドは初めてオンラインでの開催へと決意しました。

 

 

4月25日（土）、26日（日）の2日間にわたって行われた『TRP2020オンライン「#おうちでプライド」トークライブ&パレード』は、約44万人の方にご視聴いただき、大盛況をおさめました。

 

オンラインでのイベントは私たちにとっても初めての試みということもあり、至らぬ点も多々あったかと思います。それでも「オンラインだからこそ参加できて嬉しい！」「おうちからでもとても楽しかった！」というポジティブなメッセージを全国から数えきれないほどいただけたことが、私たちにとっても大変大きな励みとなりました。

 

 

東京レインボープライド2021開催！

 

今年の東京レインボープライド2021につきましては、今年こそは代々木公園の場で開催したいと準備をして参りましたが、新型コロナウイルス感染防止のため、参加される皆さまの安全のため、今年もオンラインでの開催へと決意いたしました。

 

 

 

■東京レインボープライド2021 オンラインプライドパレード

 

2020年のオンライン開催で好評であった「#おうちでプライド」。

各SNSで昨年のテーマ「Your Happiness is My Happiness」に沿ってメッセージを募集し、Twitterのトレンドにも取り上げられ、好評で約1.5万人の方がメッセージをお寄せくださいました。

 

▼昨年の様子はこちらよりご覧いただけます。

 

今年はさらにこのムーブメントを盛り上げるべく、テーマ「声をあげる。世界を変える。Our Voices, Our Rights.」に沿ってより広くメッセージを募集します。

 

今回のテーマにもある”ルール”というのは、憲法や法律といった大きな枠組みのものから、日常生活の中で不自由に感じている職場や学校や地域の小さなルールまで様々なものがあります。

 

ルールが変わることで、LGBTQだけではなく、そこに暮らすすべての人が生きやすい世界に変わっていくことが、あるべき未来の姿だと思っています。 私たちの活動に参加してくださるみなさん一人一人の声が、大きな変化に繋がります。

 

みんなの未来のために、そしてみなさん自身の未来のために、一緒に声をあげましょう。   

 

お寄せいただいたメッセージは生配信時に取り上げる他、プライドウィーク期間中のコンテンツ、またウェブサイトでも取り上げ、広く発信いたします。

 

 

今回のクラウドファンディングについて

 

東京レインボープライドはボランティアによって運営しているため、運営資金は、LGBTQフレンドリーである企業様からの助成金並びに協賛金が8割を占めております。しかし、昨年は新型コロナウイルス感染防止のため、代々木公園でのリアルなイベントは中止。そのため会場協賛金の運営資金がない中でしたが、『#おうちでプライド』と題し、オンラインでのトークライブとパレードを急遽開催決定をいたしました。

 

デジタルに切り替えたことで国内外問わず参加が可能となったことは新たな発見となりました。なかなか東京まで行くのは難しいと思っていたけれどオンラインなら、という方もいらっしゃれば、ハンディキャップなど何かしらあって会場までのアクセスが難しかったという方など、国内外問わず多くの方々から嬉しいメッセージをいただけました。会場のキャパシティの制限がなくなったこともあり、結果的にはSNS投稿も含め約45万人の方々にご参加いただく形で盛況に終えることができました。

 

今年は、このような昨年からの学びと、オンラインの可能性を最大限に活かし、代々木公園を中心としたオフラインイベントに負けない新しいムーブメントを作り出すべく、LGBTQ当事者に限らず誰でも参加でき、多くのメッセージを集め届けようと仕組みづくりを行なっていきます。

 

どんな時も歩みを止めず、むしろこんな時だからこそ、これまで以上の情熱をもって、皆様と共に作り上げてまいりたいと思います。

 

まだまだ先行きが不透明な世の中ではありますが、 「らしく、たのしく、ほこらしく」、LGBTQに限らず誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指して邁進してまいりますので、ご支援・ご協力のほど宜しくお願いいたします。

 

 

 

開催にあたって：代表よりメッセージ

昨春開催を予定しておりました『東京レインボープライド2020』は、コロナウィルス感染拡大に伴い中止といたしました。 2011年の弊団体発足以来、多くの方々にご協力をいただきながら毎年開催してきただけに、中止の判断は私たちにとっても 苦渋の決断となりました。皆様には多大なるご迷惑をおかけしてしまったことをお詫びすると同時に、このような事態においても 温かいご声援をいただけたことに改めて感謝申し上げます。

引き続きコロナウィルス感染拡大による今後の見通しが立たないことから、ご参加いただく皆様の安全を第一に考え、 『東京レインボープライド2021』に関しましてもオンライン中心での開催をする運びといたしました。

昨年『#おうちでプライド』と題し、オンラインでのトークライブとパレードを開催した際には、デジタルに切り替えたことで 国内外問わず参加が可能となりました。また、会場のキャパシティの制限がなくなったこともあり、結果的にはSNS投稿も含め約45万人を超える方々にご参加いただくことができました。このような学びとオンラインの可能性を最大限に活かし、 代々木公園を中心としたオフラインイベントに負けない新しいムーブメントを作り出すべく、鋭意準備を進めております。

まだまだ先行きが不透明な世の中ではありますが、どんな時も「らしく、たのしく、ほこらしく」、LGBTQに限らず 誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指して邁進する所存です。

TRP2021も是非皆様と共につくりあげて参りたいと思います。引き続きご支援・ご協力のほど宜しくお願いいたします。

特定非営利活動法人 東京レインボープライド
共同代表理事 杉山文野 山田なつみ
 

 

 

TRP2021へ、メッセージで応援を！

 

今回のクラウドファンディングでは、1万円以上のリターンコースをご支援いただいた皆様のお名前とメッセージをTRPウェブサイトへの掲載をいたします（希望者のみ）。

ぜひ皆様の声をたくさんいただき、メッセージでオンラインパレードを盛り上げていただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします！

 

▼メッセージについてはこちらのサイトに順次、掲載予定です。

 

 

留意事項

 

●本プロジェクトはAll-in形式のため、目標金額の到達有無にかかわらず当該活動を行います。

 

●本プロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、支援をした時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。

●本プロジェクトへのご支援は税控除の対象となりませんので、ご了承ください。
 

●リターン品については、期間中に追加される可能性がございますので、ご了承ください。

●なお、ご支援後に上記情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご支援時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません（個別にご連絡いただかない限り、原則としてご支援時に入力いただいた宛名と住所にリターン品をお送りさせていただくことになります）のでご注意ください。

●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの支援獲得のPRのために利用させていただく場合があります。