東京YMCA山中湖センター100周年プロジェクト終了報告

東京YMCAとして初めてとなる大規模なクラウドファンディングへのご支援を賜り、心より感謝申し上げます。このクラウドファンディングを通して、山中湖センターがどれだけ多くの方に愛され、支えられて100年という月日を積み重ねてきたのかを知りました。YMCAの持つネットワークの力強さを知り、多くの方と再びつながることができました。

 

皆様からいただいた心温まる応援メッセージに本当に励まされる思いでした。おかげ様で山中湖センターは記念すべき開設100周年を盛大に迎えることができ、数々の記念事業を実施することができました。本当にありがとうございます。

1000万円のご支援を目標に2023年10月1日から三か月に渡り実施した本プロジェクトですが、最終的に354人から925万5000円のご支援を頂戴いたしました。期間中、本プロジェクトのサイトには3150人に訪問いただきました。惜しくも目標には届きませんでしたが、もう一つの目標としていた支援者数300人は達成し、本当に大きな成果をあげることができたと思っています。

 

特に最後の2週間ほどの追い込みがすごく、当初約60％ほどの達成率だったところから、その2週間で目標達成というところまでのご支援をいただけたこと、スタッフ一同感動を覚えるものでした。最終日一日だけで400人を超える方々にサイトを訪問いただき、71人からのご支援をいただきました。皆様に見守られながら思いを一つに取り組めたことは本当に嬉しいことでした。

チャリティコンサート（2023年10月）、記念感謝会（2023年10月）、チャリティーゴルフ（2023年12月）、チャリティボウリング（2024年2月）などのチャリティイベントも、本プロジェクトを後押しする結果となりました。本プロジェクトの支援者に協力いただきながら支援を募ることができましたこと、協力いただいた方々、参加いただいた方々に心より感謝申し上げます。

 

＜募金使途報告＞

山中湖センター100周年記念募金は、本クラウドファンディングと並行し、チャリティイベントの益金、銀行振込や郵便振替、窓口入金、企業や団体からの募金も募り、総額で3000万2000円（2024年5月31日現在）という大きなご支援を頂戴することができました。お預かりした募金は、プロジェクトページでもお伝えしていた通り、大きく3つの記念事業に充てさせていただきました。

1.キャンプ100人招待プログラム（2023年度300万円を使用、2024年度200万円を使用予定）

経済的な困難を抱える等、さまざまな理由によりキャンプに参加しづらい子どもたちを無料でキャンプに招待するための費用（一人当たり5万円）として用いさせていただきました。2023年度で3本のキャンプを実施し、合計60名を招待しました。2024年夏にも2本のキャンプを実施予定で、合計100名の無料招待を達成いたします。

①「山中エンジョイキャンプ」小1～6（2023年7月27日～29日）

②「サマーキャンプ2023」（2023年8月22日～8月24日）

③「中高生エンジョイキャンプ」中1～高3（2023年10月27日～29日）

※2024年度は8月下旬に実施予定。

 

2.チームビルディングアクティビティ用  屋外設備等、教育プログラム設備の新設

（クライミング300万円、アーチェリー150万円、PA400万円を使用）​​​​​

冒険教育、挑戦を促すアドベンチャープログラムとして、クライミング、またアーチェリーを実施できる施設を新設いたしました。また仲間との信頼関係を構築し、自己実現と他者との共生について学ぶチームビルディングアクティビティ（PA：プロジェクトアドベンチャー）の施設を新設いたしました。キャンプ場を利用いただく皆様の好奇心が更にくすぐられ、そして学校や教育団体により教育的効果の高いプログラム提供、あるいは企業研修等でもご利用いただけるようにと願っております。

 

 

 

3.宿泊施設のリノベーション

（宿泊棟リノベーション1,500万円、キャビントイレ新設1,700万円）

宿泊棟内、各宿泊室の壁や天井、床等の改修・塗装、また暖房機の刷新、老朽化に伴い修繕が必要な箇所の改修を行いました。またキャビンについて、今までトイレがなかったキャビンについてもトイレを新設し、全てのキャビンへのトイレ設置を達成しました。新設のトイレは車いすでの利用も可能なトイレとし、当キャンプ場の更なるユニバーサルデザイン化が果たされました。

 

100周年を終え、次の100年が今年から始まりました。いただきましたご支援を形にし、実際に利用いただき、更に充実したキャンプ生活を過ごしていただく。更に多くの方々にキャンプ場を知っていただき、YMCAが目指している未来を応援いただける方が増えていってほしいと願っています。引き続き、次の50年、100年も皆様と共に歩めますように。ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。