とんがらし芥川：火事で半焼した苗を育てるガラス温室を復旧したい

【目標金額達成とネクストゴールについて】

 

11月27日に、目標金額となる700,000円を達成致しました！

多くの皆様のご支援に大変感謝しております。

本当にありがとうございます！

ご支援いただきましたお金はお約束通りに施設再開のためだけに使用させていただきます。

また、ネクストゴールを設定致しましたので、改めて下記をご参照頂ければ幸いです。

 

１ ネクストゴールの目標金額 : 1,1500,000円

総費用の半額に挑戦させていただきます。　

どうか引き続きの応援を宜しくお願い致します！

 

２ ネクストゴールで集める金額の資金使途 　

施設修繕と備品の購入に使用させていただきます。

 

 

万葉詩季の里・奈良県桜井市においてとうがらし専門農園の‘とんがらし芥川’を運営しております芥川雅之と申します。

 

2021年７月２２日　　　

１５年間指導している小学生女子ソフトボールの練習後の１７時ごろに仕事場に帰ろうとしたタイミングで区長さんから電話が鳴りました。

 

≪ハウスが火事やで！！≫

 

２０台以上の消防車で渋滞する中でどうにか仕事場に到着した時には消防隊員の方々のおかげですでに鎮火していましたが、最も重要な施設であるガラス温室が見るに堪えない悲惨な光景となっておりました。

 

人生で最も悲しい出来事の一つでした。

 

２５年前からとうがらしが持つ美しさに魅せられて趣味での栽培をスタートしました。

３歳の息子を病気で亡くしたことをきっかけに家族との時間も過ごせる仕事をしたいとの思いから１３年前に唐辛子専門の農園“とんがらし芥川”をスタートさせて頂きました。

初夏には唐辛子苗約１００品種の販売と前職の三輪素麺の企業で学んだ乾燥技術を応用した一味とうがらしを通年で販売させて頂いております。

毎年新しい唐辛子に出会うことが楽しみでこれまでの２５年間で3500品種あまりのとうがらしと出会いました。

このような唐辛子専門農園は日本に存在していなかったのでNHKさんなど多くのテレビ、新聞などの取材をしていただきました。また、有吉ゼミさんなどの番組制作への協力、写真提供も数多くさせて頂いております。

20年間に渡って世界中のとうがらし研究家と情報交換をさせていただいていて、近年の激辛ブームで名前が上がる激辛唐辛子の多くの種類を日本で最初に取り扱いさせて頂いております。

とうがらしのプロとして正しい情報を発信するために日々勉強中です。 

また、地域ボランティアとして１５年間に渡り小学生女子のソフトボールを指導させて頂いております。監督となってからこれまでに全国大会に６回出場させて頂いております。
土日は早朝と夕方しか仕事を出来ませんが、私を信じてついてきてくれる“子どもたちの笑顔”をこれからも見守り続けたいとおもいます。
市内の幼稚園、小学校、中学校、そして県内の最も歴史ある高校でPTA会長も務めさせていただきました。 

 

 

令和3年7月22日(土)

日中は３７℃のとても暑い一日でした。

この暑さにより暖められた電気系統のショートが原因となりガラスハウスが半焼。

苗を育てている施設でしたので育苗用の機械や資材があとかたもなく全て焼けてしまいました。

ガラスと鉄骨の施設であったために火事になってもそれほど延焼しないであろうと思っておりましたが思い違いでした。温度を蓄える役割である施設ですので、釜のような状態になって中のもの全てを焼き尽くし最後に熱気に負けたガラスが地面に降り注ぎました。その熱は屋根の細い骨組みや20ｃｍもあろうかというアルミサッシも溶かしておりました。

何故いなかったタイミングであったのかと悔やみますが、あの壮絶な現場にいた場合は消火作業に夢中になりきっと大きな怪我をしていたと思います。

ご近所様にもご心配をおかけしましたが、その後に挨拶に行かせていただいた際に暖かいお言葉をいただけたことが救いとなりました。

正直なところ、真っ黒な世界が広がって降り積もったガラスが異様な光を発する現場を片付けながら事業を継続するか悩みましたが、初秋を迎えて色づいてきた唐辛子を見るとやっぱり唐辛子たちに包まれたこの仕事が大好きで続けたいと感じました。 

 

まず第一にとうがらしを生産する上で最も重要な苗を生産する施設を復活させることです。

13年前から準備を開始して１１年前にとうがらしだけでやっていけるのかという不安の中からスタートしましたが、第４次激辛ブームとともに皆様のご支援をいただきましてこれまでどうにか続けることが出来ました。

雨が全く降らない酷暑の年、巨大台風が直撃した年、台風が４度も直撃した年、そしてコロナの影響を受けた昨年。この６年間で４年間は苦しい年が続きました。

本年も種子の発芽率が悪く、苗の予約販売数と自身の農園植え付け分に対して生産量が少なくなったので農園に植える苗が不足する事態となっておりました。

自然相手の職業ですので思い通りにいかないです。

このような状況で今回の火災復旧費用がとても負担となっております。

しかし、創業時の熱い想いが蘇ってきました。

皆様からの応援で再起を果たし、これまで以上に精進して良い商品を作らせていただきます。

農園でとうがらしと日々向き合っているからこそ発信できるとうがらしの“美しさ”や“おいしさ”を皆様にもっと知っていただけるように努力を続けます。 

皆様にご支援いただきました資金は火災被害復旧のために使用させていただきます。 

 

産業廃棄物廃棄代金　150,000円

施設修理代金　1,500,000円

電気設備費　250,000円

育苗設備代金　200,000円

育苗資材代金　100,000円

什器など　100,000円 

 

合計　2,300,000円

 

上記費用に使用させていただきます。

 

プロフィール

農園名　　とんがらし芥川（芥川農園）

住所　　　奈良県桜井市大福554

代表者　　芥川雅之

生年月日　昭和44年2月23日

職歴　

地元・三輪素麺のメーカーに15年間勤務させていただきました。

製造から営業、そして経営にかかわらせていただきました。

その後、２年間の大規模農家にて研修を経て現在の農園をスタートさせていただいております。

 

このプロジェクトにて修繕する施設も上記住所に位置しております。

 

とんがらし芥川Facebook

https://www.facebook.com/cayenne.rakuten/

 

とんがらし芥川　楽天市場店

https://www.rakuten.co.jp/cayenne/

 

実施時期につきましてはそれぞれの項目をご確認いただけましたら幸いです。

また、いただきましたメッセージに関しましては終了後に当方で冊子に仕上げまして永久保存して、今後の仕事の励みにさせていただきます。

 

復旧の状況につきまして

ガラスが散乱して足の踏み場もなかった現場でした。

集めても集めても雨が降るたびに地面に出てくる細かなガラスもピンセットで拾い集めて地面は綺麗に清掃出来ました。

今後に溶けてしまった天井のアルミの骨組みや側面のサッシは自分自身で撤去する予定です。

 

 

今回被害にあった施設は最も思い出がいっぱいの施設でした。

それだけに被害があった直後は皆様にご迷惑をかけた気持ちとも重なってとても気持ちが落ち込んでしまいました。 

とうがらしの生産を止めてサラリーマンに戻った方が良いのかなどたくさん悩みました。 

しかし、周囲の知り合いやお客様から“これからもとうがらしを楽しみにしているよ”との暖かいお言葉をかけていただけたことで前を向くことが出来ました。 

 

これからも頑張ります。

緑の絨毯が広がる施設で良い苗を作らせていただきます。 

 

正直なところ皆様のお力を借りることに抵抗がありましたが、今の状況ではどうしようもありません。

皆様からのご支援をいただけましたら助かります。

どうかよろしくお願いいたします。

 

 

【プロジェクト終了要項】

●オープン完了予定日    
2022年01月

●建築・改修場所    
奈良県桜井市大福554

●建築・改修後の用途    
唐辛子ならびに野菜苗の生産