炎症性腸疾患を発症の３歳になったばかりのトラちゃんをご支援下さい！

《第3回：猫の炎症性腸疾患：トラちゃんの症状の推移2》

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さて今回は、トラちゃんが炎症性腸疾患を発症した前後に、この病気の代表的な症状である「食欲低下」についてどうであったかからまとめていきます。

実は食欲については、他の諸症状と比べても割りと最後の方になって顕著になってきたもので、食欲旺盛と元気さというものは、当初の頃からしばらくはあまり問題がない感じでした。

トラちゃんはもともとヤンチャで活発で運動も激しめなものですから、他の症状が多少進んできても、食欲と元気さはそれほど悪くはないなと思われました。

元々猫ちゃんは体調不良や病気を隠すとも言われましす、トラちゃんの場合、元気はあるし、食べる意欲もずっと見せているし、若いから大丈夫かなといった安易な判断もあったりで、判断が難しいところでした。

食欲不振とは見受けられないため、診断の上でも難しい面ではあったのかなと思われます。

そんなトラちゃんでしたが、1月20日過ぎくらいになると他の症状が一進一退を繰り返しつつも、全体的には僅かづつ進行していく中で、食欲不振の問題も段々と出てきました。

嘔吐の頻度が少しづつ増え、嘔吐のタイミングも早まったりしてきた中で、食べ物にも少しづつ制約がかかってきました。

カリカリを食べて吐くことは、まずなかったんですが、かなり時間が経ってから、どろどろ状のものを嘔吐したり、その頻度が僅かづつ高まってきたり。その次には、段々と食べた後、割とすぐに嘔吐することが出てきたり、

その次には、嘔吐をなるべく避けて栄養が取れるようにする為に、カリカリを砕いてあげたり、ふやかしてあげたり、それでもダメになってくると、スープ食メインにして、それでも少しでも固形物が残っていると吐きやすいので完全スープ食にしたりと、進んでいきました。

これは1/30の初診後も進行していき、2/6の再診から9日の内視鏡及び開腹検査の日まで続いて、それに伴って体重体力も落ちて、あまり運動もしなくなって、脱水症状も出てきて点滴をしても追いつかず、このまま嘔吐が止まってくれなければ、もうダメかもしれないと感じてしまうまでに追い込まれたのでした。

ただ、そこで本当に奇跡的なことが起こりました。そして次回に続きます🙇‍♂️