炎症性腸疾患を発症の３歳になったばかりのトラちゃんをご支援下さい！

《第7回：猫の炎症性腸疾患：トラちゃんの嘔吐が止まった3‼️》

◉トラちゃんの、炎症性腸疾患に伴う嘔吐がなぜ急にパタンと止まったのか？

本猫は一生懸命食べたい。でもおそらく腸のどこかにつっかえるような感じで、それがトリガーとなって戻してしまう。

トラちゃんは嘔吐の際、『やめて〜❗️もう無理〜❗️』って感じで助けを求めて、この世の終わりかのように鳴いて知らせてくれます😢

2/9の内視鏡検査の前の段階では、嘔吐も止まらず、もう無理なのかなと時々思ってしまいました。それが検査の後からパタリと嘔吐が止まりました。ここは私の単なる推測なのですが、

おそらく開腹して腸生検の組織を採取した後に（リンパ節の腫れが10箇所近くあったので、個別に採取をしています）、最後にお腹に収めなおした際に、腸の流れの按配に何らかの変化が生じ、嘔吐のきっかけになっていた何か引っ掛かりのようなものが解消されたのではないかと想像しています。

（ただ、たくさんのリンパ節の腫れの画像を見せてもらった時は絶望でした😭）

嘔吐が止まった明確な原因はわかりませんが、これで本当に救われました。

◉次に、炎症性腸疾患の診断のための検査の流れの概要について触れてみます。

炎症性腸疾患（IBD）の診断は、様々な検査を行いながら、発現している諸症状から考えて、原因として考えられる他の病気の可能性を全て除外して始めて総合的に診断される病気です。

診断的治療といって、実際に治療を進めながら症状の反応を見て、病気を確定させていく流れになります。

そのため、様々な検査を行なっていくため、確定診断までには時間がかかりますし、それなりの費用もかかってきます。そして検査の最後に行われるのが内視鏡検査です。

内視鏡検査の費用は病院によってもまちまちかと思いますが、単独の検査費用としては高額な部類に入るのではないでしょうか。

また、一連の検査関連費用を総合すると、確定診断を受けて治療が開始できるまでにかかる費用としては、やはり高額な部類に入るのかと思います。

（ですが、治療に入りますと、例えば胃腸の薬などとほぼ同じくらいの費用負担で済むようです。ただし服薬は生涯必要になる場合が多いようですが😅）

◉炎症性腸疾患の確定診断を得るまでには、様々な検査を行うためトータル的な検査費用は高額になるということ

３週間以上嘔吐や下痢などの胃腸症状が慢性的に続く場合には、炎症性腸疾患が疑われ、但しその診断には、例えば対処療法で薬への反応を見ながら診断を進めていくなど、手順を踏んで検査を進めて、他の病気の可能性を全て排除して最後に診断されるのが炎症性腸疾患である為、確定診断迄にはかなり時間がかかります。

そしてその間に、下痢嘔吐が継続しているようだと、体力勝負で時間との問題になってくる面もあります。

よつて、基本的なことですが、より早く診察を受けることが重要になってきます。

体力があるうちに、早めに診察、早めに診断、早めに治療開始がベストです。

今回はここまで。また時間が取れましたら、IBDの確定診断までの検査の詳しい流れやトラちゃんの場合の詳しい内容などを引用などを交えながら、まとめてみたいと思っています。