7月10日晴れ。たくさんの思いをのせて、花火打上げました！
ずっと雨続きだった鳥取県米子市。
祈る思いで迎えた7月10日は、曇りの時間は多いけれど、雨が降る様子はありません。運営する職員、花火師さん、医療スタッフ、皆が朝を迎えたときに胸をなでおろしたはずです。もちろん、この日を楽しみにしている小児病棟の子どもたちもご家族も、患者さんも。
この日はドクターヘリの出動が多く、離発着を見守りながら、会場準備をすすめます。富山県から来てくれた(有)マツダの花火師お二人も早めに準備開始です。
夕方には、高度救命救急センターの医師と看護師がストレッチャーに何やら載せて会場に現れました。
「かき氷屋さん」オープン！
子どもたちにお祭り気分を味わってもらいたいと密かに(?) 準備をすすめてくれていたようです。
日も沈み、いよいよ会場に観覧者が集まり始めました。
19:30 小児病棟の子どもたちとご家族、他の病棟からの患者さんも到着。かき氷と、ちょうちんが飾られた観覧席で夏祭り気分が盛り上がります。
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8時ちょうど、カウントダウンの声が響きます。
「5、4、3、2、1、スタート！」
ドーンッ！
とりだい病院に花火が打ちあがりました！
大きな音にびっくりして泣き出したお子さんもいましたが、10分間、途切れることのない華やかな花火の一つひとつに観覧席から「わぁ～！」という歓声が響きました。病棟の窓からもたくさんの患者さんが眺めています。
本当ニ、ココハ病院ナノカ？？？
この日、二人のお子さんはベッドで会場に来ました。
1台のベッドに看護師と医師が5人ついて運びました。
12歳の男の子のお母さんはこう話してくれました。「呼吸器などの機器を持ち運ばないといけないし、感染もしやすいので、家族だけでは外に連れて出ることが難しいんです。病院の中だから、看護師さん達もいてくれるから、この子に初めて花火を見せてあげられる。ありがとう！」と。
病院だから、花火を上げるのは本当にハードルが高かった。
でも、病院だから、安心して見られる子どもやご家族、患者さんもいらっしゃる。
感染が心配な時だからこそ、ここでなら見てもらえる。
患者さんたちが花火を見上げる表情、スタッフが患者さんに寄り添い、ともに楽しむ姿、そして地域の人たちが久々の花火を喜ぶ様子を見て、花火を打ち上げられて良かった！と思いました。
ここまでの道のりには、クラウドファンディングにご支援くださった501人の皆様のあたたかいお気持ち、力強い応援、そして、子どもたちのためならと協力してくださった地域の方々、職員、花火師さん・・・本当にたくさんの方々の支えがありました。
そんな皆さんの思いが通じたのか、前日も翌日も雨だったのに、7/10だけは晴れたんです！
無事に、とりだい病院で花火を打ち上げました。
皆さまの大きなご支援に改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました！
鳥取大学医学部附属病院
【収支報告】
皆さまからご支援いただきました資金が目標金額を大幅に上回りましたので、消防の許可の範囲内で花火の打ち上げ数を200発から350発に増やし、子どもたちにたくさんの花火を楽しんでもらえました。
【今後について】
今回の花火打上げにかかりました金額を大きく超過したご寄附をたくさんの支援者からちょうだいいたしました。今後、引き続き、入院中の子どもたち、患者さん、地域の方々に楽しんでいただける企画に使用させていただきます。とりだい病院SNS（facebook，twitter）で報告してまいりますので、今後とも応援よろしくお願いします。
とりだい病院
広報・企画戦略センター
