オクタマ鳥スポットのひとつ、日原をご紹介します

日原（にっぱら）は、こんなところ

 

もっとも巨樹が多い都道府県は、どこだと思いますか？

 

実は東京都。中でも奥多摩町は、群を抜いて多くの巨樹が存在する町です（都内では三宅島についで2位）。2000年に環境省が行った巨樹調査では、奥多摩町内に1000本近い数の巨樹があると報告されました。（「来さのせい奥多摩」65号より）日原には巨樹の情報が集まった日原森林館という施設もあります。

 

そんな巨樹の多い日原地区は、日原鍾乳洞のある場所としても知られています。鍾乳洞とは、海底で堆積したサンゴなどからできた石灰岩が、地殻変動によって地上に隆起し、長い歳月を通して雨水や地下水に侵食されてでき上がった洞窟です。

 

手つかずの自然と、太古は海底だった地質。特異な環境は、さまざまな種類の鳥を観察できる場所でもあります。奥多摩駅からバスを乗り継ぎ、多摩川の支流・日原川をさかのぼったところにあります。

 

オクタマトリカルタは、9か所の場所を「鳥スポット」としてピックアップし、そこに生息している鳥の声で遊べるようになっています。今回はその中のひとつ、日原についてご紹介します。

広瀬温子さんの日原トリ体験

 

ここで、オクタマトリカルタの説明書文章を書いていただいた、広瀬温子さんを紹介します。

 

奥多摩へ来るようになったのは、奥多摩駅2階ポートおくたま内のコーヒー店「ガタコーヒー」オーナーと同郷だったことがきっかけ。当初は埼玉から、往復6時間かけて奥多摩の自然を求めて遊びに来ていたそうです。こちらで働くことになり、3年前に越してきました。

 

広瀬さんにとって奥多摩は、周りに自然がありつつも、都心へのアクセスがいいのが魅力だそうです。

 

 

広瀬さんに、日原でのトリ体験記を書いていただきました。

 

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奥多摩からのバスを降りた瞬間に気がつくのは、山々の壮大さ。目の前に広がる自然の存在感に、しばらく圧倒されてしまうほどです。

 

 

その場でほんの30秒間立ち止まって周囲の山々を眺めているうちに、自分が鳥の声に包まれていることに気がつきます。ホーホケキョと鳴くウグイスや、ピーヨイヨ、ピーヨイヨ……と山々に反響するヒヨドリの耳馴染みのある鳴き声。耳をすませば、ほかにも数多くの鳥の鳴き声が、辺りをとり囲んでいます。

 

「高い声がよく響くあの声は、キセキレイだろうか、それともキビタキかな？」と、トリカルタで聞いた鳴き声と鳥の名が、頭の中に浮かんでは消えていきます。

 

どこを歩いていても聞こえる鳴き声や、比較的ひらけた集落でしか聞こえない鳴き声。歩いていると、鳥の声が移り変わっていくことにも気がつきます。

 

 

何の鳴き声なのかその場ではわからなかった鳥については、トリカルタで遊んでから、またここへ聞きに来よう。そうやって、何度も訪ねてみたいと思わせる魅力が、ここにはあります。

 

力強くも爽やかな山の緑に囲まれながら、澄んだ空気の中に響く鳥の声に耳を傾けていると、なんとも言えない心地良さに、身も心も包まれていきます。

 

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みなさんもオクタマトリカルタを手に、日原へ来てみませんか？　電車とバスを乗り継いで行ける、多彩な自然環境。もちろん、そこにいる野鳥たちの声も豊かです。事前に耳を慣らしてから訪ねると、なおいっそう豊かな自然体験となることでしょう。

特製ステッカー付きの単品コースのほか、お友達やお孫さんなどと楽しめる、2個セットのコースもご用意しています。

 

＜日原鍾乳洞までの行き方＞

● 奥多摩駅発「東日原」行きバスを利用（約30分）→バス停から徒歩で鍾乳洞（約30分）

● 奥多摩駅発「鍾乳洞」行きバスを利用（約35分）→バス停から徒歩で鍾乳洞（約10分）

* 日原へ向かう道路は、すれ違うのが難しい区間です。特に週末や夏期は混みあいますので、奥多摩駅から公共交通機関の利用をおすすめします。

 

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おかげさまで、目標金額を達成いたしました。ありがとうございました！
そしてうれしいことに、支援してくださった方が200人を超えました！同じ規模のクラウドファンディングで、これだけたくさんの方のご支援をいただくプロジェクトは、とても珍しいそうです！

 

5/29（月）まで、ひきつづき応援をよろしくお願いします！