東海道は生きている


約2か月ぶりに広重さんの風景が戻ってきました。

 


今回大変大勢の皆様のご支援をいただき、無事に茅葺屋根がよみがえりました!

職人さんより、できあがりは「黄金色」という言葉をよく聞いてましたが、本当にその通り。


いよいよ明日、2018年4月13日
次の20年を目指し、新たなスタートを切ることになります。



先日ご報告した、今までの振り返り記事はこちら↓

https://readyfor.jp/projects/tororotokaidochojiya/announcements/74878



◇ご支援金について
今回ご支援いただいた総額11,227,000円は茅葺修復費用に加え、茅葺屋根と隣接する建物との雨の取り合い部分、(下地となる屋根の雨漏り対策のための板金工事や足場など)この風景を守るための修復作業に活用させていただきました。

 

◇これからの返礼品のご報告

むかご羊羹➡現在ようやくようかんそのものが出来上がってきました。包装資材などパッケージにも今回、たくさんのメッセージを込めてます。仕上がり次第間もなくの発送となります。

 

◇近藤房之助さんこけら落としライブ(若干お席はあります)

日時:6月16日 

19:00~ かやぶき屋根の下でのライブとなります。
料金:¥6,000(1ドリンク)

お問い合わせ:054-258-1066

 

◇茅を使った器

現在最終の工程に入っています。

茅を下ろしてからの作業なのですべて2月から始めました。

他の材料との微調整も終わり、釉薬として塗った器を焼いたのですが、試作品ではうまくいったのですが、同じ調合でも焼き上がりが違いがでてしまいました。

 

 やり方としては

・灰の精製、乾燥を全て先にやり、混ぜました。これは成分のばらつきをなくすため。

・釉薬の調合費を変え5パターンの試し焼き

➡灰の乾燥が進み成分変化と比重変化で溶けにくくなっていたため、現在調合比変えて5パターンサンプル焼成中です。

 

まさにモノづくりの現場で悪戦苦闘中。

前田さん。ありがとうございます!

右:渡邊商店、渡辺さん

右2番目:前田直紀さん

左3人:ずっとこの器つくりを追っかけてくれてるSBSスタッフのみなさん

 

 



今回いただいたもの。

皆様からのあたたかな気持ち。
お店とお客様というだけではない、お金では絶対買えない関係性。





江戸時代、歌川広重さんが描いた「保永堂」版の浮世絵は55枚。
東京から京都を描いた55箇所で、今もその風景が残る場所はほとんどありません。

 





だからこそ今回のプロジェクトは多くの宿場のみなさんからの応援もいただけました。



でも、

それは今回に終わることではありません。これからが始まりな気すらしてます。



なぜなら東海道は生きているからです。




あと2年でオリンピックです。
 

 

 


ここからは僕1人の妄想ですが。。。


オリンピックの時に3〜4,000万の外国人が来日すると言われています。その多くの方が東京だけでなく、京都・大阪を目指すでしょう。


その際、新幹線で行くのもいいですが、できればリアル東海道を通ってほしいなと思っています。


そこには浮世絵に描かれた風景が残っています。


江戸の旅人が楽しんだ名物があります。



そして、今も商いを通じ、その土地を盛り上げようと頑張ってる皆さんがいます。そこで子育てをし、暮らしを楽しむお母さんたちがいます。




僕は14代目と呼んでいただいてますが、知ってるだけで東海道には同じ14代目が4人はいます。もっといるかもしれません。(上の写真の方も。関宿の14代目)
 


でもほんとうは。
14代目とか関係なくて、

 

 

その土地を愛し、何とかしたいという思いを持った大勢の皆さんがいます。




その人と人がつながれば、東海道は絶対面白くなるなと思います。



かつて多くの旅人が行き来し、宿場や旅路を楽しんだ、めちゃくちゃ面白い日本になるんじゃないかな?


そんな妄想が




今回のプロジェクトをきっかけとして、何だか実現できそうな気がしてきました。


宿場の皆さん、東海道ファンの皆さん、浮世絵ファンの皆さん、


自分1人でははかり知れないほどの、多くの方の思いがある道なんだなと思います。



これからも
その一つ一つを紡いていければなと思っています。





広重さんの「丸子」の風景を残すプロジェクトはこれで一旦終わりです。
次回は20年後の葺き替え予定です。



でも。

東海道全体で言えば、




沢山のいまはないかもしれない風景を残し、伝えて行く活動はこれからが本番かと思います。



今後ともぜひ東海道や日本全体に残る風景、名物、茅葺のような伝統技術、そして今を生きる「ヒト」にご注目いただき、みんなで楽しんでいければいいなと思います。




今回の挑戦は間違いなく一生に一度の経験でした。

次回20年後の葺き替えの時に、丸子や東海道、日本にどんな風景が残っているのか。

それは今からが始まりだと思います。




引き続き応援よろしくお願いいたします。



2018.4.12
丁子屋 柴山広行
 

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