マンスリーサポーター総計
プロジェクト本文
|自然保育 森の幼児園
東京の西の外れ日の出町、神社の境内を抜けて石の階段を降りると子どもたちの楽しそうな笑い声が聞こえてきます。
自然保育森の幼児園では子どもたちは1年中のほとんどを外で過ごし、毎週の山登り、給食のご飯は釜戸炊き、夏は毎日川遊びと自然を感じながらのびのびと過ごしています。
昨年は老朽化した園舎の補強工事のためにクラウドファンディングを実施し、3oo名以上の方にご支援をいただき目標金額とネクストゴールの615万円を達成することができました。現在では補強工事も完了し、この先10年20年と森の子ども達を見守ってくれる園舎となりました。本当にありがとうございました。その時にいただいた皆様の心からの応援メッセージや励ましの言葉は今も私たちを励まし続けてくれています。
|私たちの紹介
このページをご覧いただきありがとうございます。
自然保育森の幼児園を運営する一般社団法人紡ぐ手の印南幸恵と小林かおりです。
最初に私たちが園を運営することになった経緯についてお話しさせてください。
東京都西多摩郡日の出町というところに自然保育を行う「大久野幼児園 森の教室」という保育施設がありました。私たちは2年前まで、その園に子ども達を通わせる保護者でした。私たちも子ども達もこの園が大好きです。しかし園長が87歳と高齢なため、2022年度でやむなく閉園が決まりました。
子ども達を育んでくれる自然豊かな環境を未来に残したい、絶対になくしてはならない場所だという強い想いでこの園を引き継ぐことを決意し、一保護者だった私たちが一般社団法人を立ち上げたのです。
保育施設の経営に関して右も左もわからない中、周りの方々に力を借りながら2年目を迎えています。
何度も何度もつまずき立ち止まりそうになりました。
それでも、園に通う子どもたちが
「一輪車や逆上がり、何度も何度もチャレンジする姿」
「困っている時に声をかけてくれる優しさに触れた時」
「嫌いだった野菜が食べられるようになった時」
「欲しいオモチャを自分でなんとか作ろうとした時」
「励ましながらお山登りをする姿」をみて
改めてこの園はなくしてはならない場所だと実感し、心を奮い立たせてきました。
私たち紡ぐ手は、これから何年も何十年もこの素晴らしい園を守り続け、未来の子ども達に残していきたいと考えています。
|幼児園の活動
幼児園の活動をご紹介します。
【春】
入園・進級の季節。
厳しい冬をこえて、すこしずつ暖かくなる季節の移り変わりを園児達は全身で感じることが出来ます…。新しく入ったお友達も青空園舎の森の幼児園ではすぐに溶け込みます。たくさんのおしゃべりをしながら、たっぷりと時間をつかって、新しいお友達との関係を深めていく季節です。
雨が降った日は、園舎の中で遊ぶこともあります。たくさんの子供達を見送ってきた園舎。
プラレールをしたりみんなで積み木を積み上げたり、はたまた押入れにはいって秘密基地をつくったり…森の子の想像力は無限にひろがります。
【夏】
森は鮮やかに輝きだします。
木陰に恵まれた園庭で夏の暑さを味方につけて、子供達の笑顔も眩しく輝きだします。
園舎の近くには流れの緩やかな平井川が流れています。
東京とは思えない透きとおった水はいつでも冷たくて、クールダウンにぴったりです。
蟹をみつけたり、魚をとる罠を仕掛けたり、みんなで水をかけあったり。
夏は基本的には毎日川遊びをします。
お昼ごはんのあとは、園舎の畳でみんなでごろん。
蝉の抜け殻を拾ってきては、柱につけて、夏が終わる頃には蝉の抜け殻タワーになったり。
カブトムシやクワガタを見つけては、テーブルにのせて、みんなで観察しながら絵を描いたり。
子供は学びの天才ですね。
【秋】
熱い夏の間はおやすみだったお山登りが復活する秋。
赤.黄色.オレンジ.茶色...森の中は、とってもカラフルです。
黄色の葉っぱの絨毯で雪合戦ならぬ黄葉合戦をしたりふかふかの落ち葉を滑り台にしたり。
秋がこんなに楽しい季節だとは知りませんでした。
秋の運動会は必見です。集中力抜群の森の子達。
やるときはかっこよく決めてくれます。保護者の目にもキラリと涙が。
自分の子供じゃなくても関係ありません。森の子はみんな家族同然なんです。
【冬】
凍てつく寒さの森の冬お山登りは集大成ロープを使って登る場所も
森の子さんは元気いっぱい!
頂上でせーので ヤッホー!!自分達の住む街を見下ろします。
森の子はこうして一生の仲間になっていくんですね。
園庭でも元気いっぱい。雪がふればソリ滑り、雪合戦、雪だるま、雪に絵を書いたり。
外遊びって無限大!!
そして別れの季節1組さんは森で育った日々を胸に新たなステージに出発します。
みんなで見送る頼もしい背中。次は僕たち、私たちがみんなを守るんだ!!
こうして森の幼児園は名前を変えながら、約70年の間続いてきました。
【給食】
月曜日はかまどご飯と「わいわい汁」の日。好きな具材を持ち寄っておみそ汁にいれます。
火曜日は給食の日。カレーライス、中華丼、ペンネミートソース・・・
豪華ではないけれど野菜中心のシンプルな献立です。水曜日は「もったいない汁」の日。
あまった食材で汁物や副菜を作ります。主食は持参です。
嫌いなものでもチャレンジしてみよう!が幼児園の合言葉。
外でみんなと食べるご飯はとっても美味しい。なんだか魔法がかかるみたいです。
ひと口ふた口、、、あれ?いつの間にか食べられるようになってる!お代わりしてる!
なんていうこともよくある光景です。
自分が持ってきた野菜が給食に出る時、お手伝いした時は誇らしげに食べています。
こだわった給食ではないけれど、みんなで野外で食べる給食の時間は
大人も子ども達も大好きで、成長がみられる嬉しいひと時です。
【田んぼ活動】
地域の方に指導していただき、機械を使わず昔ながらの製法でお米を育てます。
最初は田んぼを耕すため子どもたちは田んぼを走り回り、
その後一本ずつ稲を植え、収穫は子どもたち自らが鎌で行います。
脱穀も昔ながらの足踏み式脱穀機です。
お米を育てる大変さと、自分で育てたお米のおいしさを子どもたちに伝えています。
|自然と共に成長し、自然を大切に生きていく
このように森の幼児園の保育はほとんどの時間を野外で過ごす保育です。
夏は暑く、冬は動けなくなるほど寒い環境です。
冬場の平均気温が東京の都心に比べて4~5℃低い厳しい環境の幼児園。子ども達は身一つで乗り越え、たくましい身体に成長していきます。
また、季節や気候、動植物の変化を自然から学び、自ら気づく子ども達の感性はとても豊かに育ちます。きっとそれらが、大人が与えた人為的な厳しさや情報ではなく、呼吸をするようにごく自然に備わり、吸収したものだからだと思います。
先日は落ちている椎の実を見つけたら「秋だね」と嬉しそうにかじっていて、食べ物で季節を感じていました。
他にもコンクリートに出ているミミズを見つけたら土に運んだり、川の流れが早ければ「昨日雨が降ったからだね。今日は川では遊べないよ」と教えてくれたり、
みんな感受性豊かで、観察力や想像力が養われているなと感じます。
木々や川、自然とのふれあいを通じて、子どもは自然の大切さを理解し、環境への関心を持つようになりました。こうした経験は、子どもたちの成長においてかけがえのない財産となると確信しています。
また、少人数の幼児園で、全てを自分達が主体となってダイナミックに行う子ども達は、工夫する心と簡単に諦めない粘り強さが育っていると感じています。
拾ってきた枝や木の実で何時間も遊び、喧嘩が起きれば必ず誰かが上手に仲裁に入ります。
主体的に物事に取り組む日常を送る中で、子ども達は生きていくための知恵と力を蓄えていきます。
私たち紡ぐ手は、自然との調和を前提としたこれからの持続可能な社会を担っていく「人」が育つ場所として、この幼児園をずっと残していきたいと心から願っています。
|継続寄付をお願いする理由
幼児園では日中の活動量が多いため夕方には子どもたちも疲れが溜まっています。
また、秋冬は夕方の寒さが厳しく17時には真っ暗です。そのため遅くまでの預かりができず保育時間は9時から17時までと通常の保育園より短くなっています。場所も山側にあるため送迎にも時間がかかり、共働き世帯では子どもを預け辛い環境です。少子化の影響もあり園児の集まりが大変厳しくなっています。
現在園児は11人で、3月で卒園と引っ越しで園児が4人減ります。
新入園児の募集活動は保護者にも協力してもらいSNSや公式ラインで発信活動、毎月数度のイベント、いつでも見学にこれる体制作りや、近隣の店舗へのポスター掲示のお願い、イベントでのチラシ配り、近隣の企業や市の移住促進課などにもコンタクトを取り園が宣伝できる機会には参加するなど、できる限りのことをみんなで協力して行っています。
しかし現在新入園の数は未定で、このままの数だと園児一人の月謝は52000円なので来年度から1ヶ月の収入は572000円となります。代表も毎日出勤していますが、そのほかに保育士が毎日に2人出勤しており、園舎や園庭、駐車場の家賃や光熱費、法人の維持費など様々な費用がかかり、代表の給与を考慮しなくとも月々の固定費も足りない状況です。
森の幼児園は柵のない園庭や野外での釜戸で炊くごはん、本格的な登山など、自然とふれあいながらの教育を大切にしています。
しかし、これらの活動や環境を持続していくためには認可保育施設としては活動できず無認可施設として運営しているため、国や都からの補助金を受けることができません。そのため運営資金の確保が難しく、活動を充実させるための資源が限られています。
寄付を通じていただいた資金は、子どもたちのために大切に活用させていただきます。
未来を担う子どもたちのために、自然保育を守るためにどうか皆様のご協力をお願い申し上げます。
|保護者の声
私が子どもをこの園に入園させた時はすでに1年後の閉園が決まっている状態でした。
それでも短い間だけでもこの環境に子どもを預けたいと入園しました。
それから園が引き継がれることが決まり、我が子は毎日自然の中で伸び伸びと育っています。小学生になった上の子は、先日参加した地域の山登りで体力を誉められ「何回も登ったことあるから」と誇らしそうに答えているのを見て、ここで育ったことは子どもに自信を与えてくれていると感じました。
代表の2人は交代して毎日出勤していますが、勤務時間以外も本当に多くの時間を園のために使っています。
保育施設運営の経験も知識もない2人がこの環境を守るのには身体的にも心理的にもどれほど苦労したでしょうか。そんな2人は未だに給与はでない状態で無償で力を尽くしてくれています。
ここは通う子どもだけでなく、知らないこの土地に引っ越してきた私たち家族にも初めての友達と居場所を与えてくれました。
森の幼児園は未来に必要な園です。未来を守る子どもたちと、それを守ろうとする大人たちにどうかご支援のほどよろしくお願いいたします。(小学二年、年中の保護者)
「私たち親子をより幸せにしてくれた園です」
恥ずかしがり屋の一人っ子が、今や、自信に満ち溢れた、小さい子にも優しい少年に育ってます。
3歳から4年間、森で過ごしました。当初から自転車大好きでしたが、小学校に入ると、マウンテンバイクの全国大会にも参加するようになり、世界を目指して、頑張っています。森で自信と体力を得たからです。
森の教室のあり方をみていると、自分も自由になり、開業してみたり、私の人生までも変えてしまいました。
幼児期は遊ぶ事が仕事です。お外で過ごすことで自然から素晴らしい刺激を受けます。
幼児園では、遊ぶだけではなく、他の園には無い、難しいことにも沢山挑戦しています。
縦割保育の為、自分がやってもらったように、憧れのお兄さんに自然に育っていきます。 それが、今の、自信と自分が大好きと思える子になっていると思います。
前園長退任による存続の危機を、決死の思いで繋いでくれた、森の母に感謝してもしきれません。
もっと多くの幼児と親御さんに、この様な素晴らしい体験をして欲しいなと思います。
(小学四年生の保護者)
森の幼児園はまるで自然界の在り方のように、子どもも大人もありのままを認め支え合い支えあう、森のような園。
森の子、森の母、森の親父。みんなひとつの森になる。
森に触れ、自分らしさを見出して世の中に調和しながら、ありのままので生きていく、一歩を踏み出す保護者も多い。
そのお手本となるのが前園長、そして紡ぐ手として園の存続に立ち上がったお母さんたち。
考えて自分の意思で自立して、時に支え合いながら行動していく。そんな大人達の背中、生き様を間近で見て育つ子ども達の未来はきっと、逞しくて頼もしくて眩しい。
自然界は365日同じものは何ひとつとしてなくて、目に映る景色はどこまでも続く。風、水の感触。木々や土のにおい。太陽の光をたくさん浴びて、感覚を研ぎ澄まし、感性を磨く場所。そこが森の幼児園。 現代において宝物のような時間が当たり前に流れている場所。この宝物がたくさんの人に愛され、大切に守られますように。(小学生五年生、三年生の保護者)
|よくある質問
Q. 寄付をすると、税法上の優遇が受けられますか?
→寄付控除は受けられません。領収書をお出しすることはできます。
Q. マンスリーサポーターはいつでも解約できますか?
→解約可能です。月末までに解約手続きをしていただくと、翌月分からの引き落としは行われません。
※プロジェクトページ内に使用している画像について、保護者より掲載許諾取得済みです。
<留意事項>
・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。(リンク)
・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来兼ねますのでご了承ください。
・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。(リンク)
・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。(リンク)
・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。(リンク)
・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
- 寄付金が充てられる事業活動の責任者:
- 印南幸恵(一般社団法人紡ぐ手)
- 団体の活動開始年月日:
- 2023年4月1日
- 団体の法人設立年月日:
- 2022年6月22日
- 団体の役職員数:
- 2~4人
活動実績の概要
一般社団法人紡ぐ手は、閉園することになった自然保育の園の運営を引き継ぐため保護者によって作られた法人です。 2023年に自然保育森の教室(前、大久野幼児園森の教室)の運営を開始。 一年のほとんどを外で過ごし、毎週の登山や夏は毎日の川遊び、給食は釜戸炊きのごはんなど、自然の中で子たちが育つ野外保育を提供しています。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
コース
1,000円 / 月
感謝のメール
感謝のメッセージをお送りします。
3,000円 / 月
感謝のメール&ホームページにお名前記載
・感謝のメッセージをお送りさせていただきます。
・ホームページにお名前を掲載させていただきます。
5,000円 / 月
感謝のメール ホームページにお名前記載
・感謝のメッセージを送らせていただきます。
・子どもたちと染めた藍染の手拭いを送られていただきます。
・ホームページにお名前を掲載させていただきます。
10,000円 / 月
釜戸ご飯にご招待&ホームページにお名前記載
・感謝のメッセージをお送りさせていただきます。
・ホームページにお名前を記載させていただきます。
・釜戸ご飯の給食や、川遊びなどにご招待します。
→ご寄付を開始していただいた月から2か月以内に日程調整などの詳細をメールで送らせていただきます。
有効期限:日程調整のメールをお送りした月から一年
20,000円 / 月
限定イベントへのご招待&ホームページにお名前記載
・感謝のメッセージを送らせていただきます。
・ホームページにお名前を記載させていただきます。
・釜戸ごはん給食や川遊びのほかに藍染やお餅つきなどのイベントにご招待します。
→ご寄付を開始していただいた月から2か月以内に日程調整などの詳細をメールで送らせていただきます。
有効期限:日程調整のメールをお送りした月から一年
20,000円 / 月
【法人様向け】webやsnsで企業を紹介、リンクします。
・感謝のメッセージをお送りさせていただきます。
・ホームページと各SNSで紹介とリンクを掲載させていただきます。
プロフィール
JWCサポーター大募集中!傷付いた野生動物を救いたい
#子ども・教育
- 総計
- 196人
夢育てメンバー & 夢育て農園メンバー 募集
#子ども・教育
- 総計
- 64人
子どもたちに森の恵みを|おもちゃ美術館”一口館長”大募集!
#地域文化
- 総計
- 15人
「移動子ども食堂ぽかぽかキッチン号」マンスリーサポーター募集!
#子ども・教育
- 総計
- 14人
カウンセラー活動の後押しをお願いします!|マンスリーサポーター募集
#まちづくり
- 総計
- 25人
ファシリティドッグ ドリーム☆サポーターを募集中!
#子ども・教育
- 総計
- 273人
食料支援を行うフードバンクを支えたい|マンスリーサポーター募集中!
#子ども・教育
- 総計
- 57人