
支援総額
目標金額 300,000円
- 支援者
- 47人
- 募集終了日
- 2018年11月6日

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プロジェクト本文
終了報告を読む
こどもたちに残したい絵本はありますか?
こどものころに私たちがもらったたくさんの想いを
今度は私たちが絵本にして、大切な人へと受け継いでいきたい。

はじめまして、ソノノチです。
私たちのプロジェクトに、興味を持っていただいてありがとうございます。
ソノノチの作るオリジナルの絵本「つながせのひび」。
そこにどんな想いが込められているのか、なぜこの絵本をあなたやあなたの大切な人に読んでいただきたいと思っているのか、まとめました。
目次
- ソノノチからのごあいさつ。
- プロジェクトの簡単な説明
- 絵本「つながせのひび」が生まれるまで
- なぜプロジェクトを立ち上げたのか
- 絵本「つながせのひび」の内容
- 絵本「つながせのひび」をあなたやあなたの大切な人に読んでいただきたい理由
- プロジェクトが達成したときの成果物と、支援金の使い道
1. ソノノチからのごあいさつ。
あらためまして、ソノノチです。
私たちは、地元京都でお芝居をしています。
ふだんは、小さな劇場や、カフェやギャラリーなどで、
繊細でやわらかい、ファンタジックな「おとぎ話」の中のような会話劇をしています。
劇団名は、「その後(のち)、観た人を幸せな心地にする作品をつくる」というコンセプトにちなんでいます。
観劇後、その人ごとにそれぞれの大切なものを想い、それをそっと抱きしめてもらえるように、またその想いが沢山の人に受け継がれるようにと願って、作品を創っています。

絵本から飛び出してきたひびちゃんとつきちゃん
2. プロジェクトの簡単な説明
こうしたコンセプトをもとに、2016年冬、ソノノチはオリジナルの絵本「つながせのひび」を制作しました。同時に、それを原作とした舞台『2人の「つながせのひび」』を上演しました。
今年、その舞台を再演します。こどもの時に絵本から教わったことや素敵なものをぎゅっと詰め込んで、次の世代にも伝えたい。そんな思いから、前回ソフトカバーで作成して売り切れた絵本をグレードアップさせ、お届けできなかった方々にもお届けしたいと思っています。
アナログで描かれており、初版の表紙よりも重厚感が増している
3. 絵本「つながせのひび」が生まれるまで
”大切な人へと受け継がれていく気持ち”
”やさしく、いとおしい日々の記憶”
このふたつは、自分がこどもたちになにを残したいかを考えたときに浮かんできたテーマです。
こどもだった私たちがもらった、大切なプレゼント。それは、たくさんの物語に込められた愛情です。物語を読むことで、主人公と一緒に味わったいろいろな感情や、世界への好奇心や、想像力。それらすべてが、いま、私たちが舞台を創作するうえで、(それはつまり、生きていくうえで)とても大切な基盤となっています。もらったものを、今度は私たちが、いまのこどもたちへ渡していきたい。その想いからうまれたテーマです。
2016年冬、ソノノチは上記のテーマをもとにオリジナルの物語「つながせのひび」を制作しました。ちいさな絵本と、それを原作とした舞台とがセットになった作品です。
「つながせのひび」を、あえて絵本だけでも舞台だけでもなく、2つの方法で表現したのには理由があります。
私たちが活動の中心としている「演劇」という表現は、いわば「その場限りのもの」です。たとえ同じ台本、演出、同じ役者の作品でも、実際にそこから何かを伝えること、観て感じて受け取ることには、その日その時、役者と観客とが空間を共にして共鳴することが不可欠です。
もちろん、その舞台を映像や写真といったかたちで残すことはできます。でも、そこに映らないもの、その日その場にいなければ味わうことのできないニュアンスを伝えながら残していくことは非常に難しい表現形態なのです。そうした共鳴の中でこそ伝わるものの力強さを知っているからこそ、演劇とは別の方法で、それを伝える手段はないだろうか?と考えました。
そこで浮かんだのが「絵本」だったのです。
ちいさな頃に読んだ絵本。
絵本を開くだけで、いつでも「日常生活とは別の、でもどこかに確かにある世界」に飛んでいけた原体験がそこにありました。
文と絵でつくられた世界が、実際以上に立体的に広く深く目の前に広がる光景。
その臨場感は、演劇の舞台の中にある共鳴にとても近く、私たちの想いにぴったりでした。絵本なら、「その場限り」ではない普遍的なものとしても、作品のメッセージを受け継いでいけます。2つの表現をもつことで、「つながせのひび」はより確かな作品になっていきます。

ソノノチには、劇団の公演チラシのメインビジュアルを描いてくれている仲間がいます。
イラストレーターの森岡りえ子氏です。
彼女は劇団員でこそありませんが、劇団代表の中谷の同級生であり、ずっと近くでソノノチの活動を見守ってくれている大切な友人でもあります。
舞台のチラシというのは、まだその作品を観ていない段階で、手に取った人に作品のイメージを伝えて想像を膨らませてもらう、かなり重要度の高い宣伝ツールです。森岡氏の、眺めていると想像がふくらんで、奥に深い世界を感じるイラストは、いつもソノノチの作品世界の表現をより高めてくれる素晴らしい味方です。
ソノノチの劇作担当の中谷が文を書き、森岡氏にイラストを描いてもらう。お互いの技術を持ち寄れば、かつて大人たちからもらい、大切にしている想いを、次の世代へと渡せるものができるかもしれない。
こうしてついに、絵本と舞台とが対になった作品「つながせのひび」が生まれました。

この公演は、イラストレーター・森岡りえ子氏のイラストを飾ったギャラリーで行われた
▼ソノノチ2016『2人の「つながせのひび」』の情報はこちら
http://sononochi.com/category/2016year/2016_2tsunagase/
4. なぜプロジェクトを立ち上げたのか
2016年、初版の絵本「つながせのひび」は、A5サイズのソフトカバーで作成しました。初めての絵本製作ということもあり、限られた予算や経験の中からの選択でした。
手に取りやすいサイズであり、お求めやすい価格で作ることができたので、「舞台は観に行けないけれど、絵本はほしい」「舞台のパンフレット代わりに」「知り合いにこどもが産まれたので、プレゼントしたい」とおっしゃってくださる方も多く、私たちが思っていたよりも多くの方にご購入いただきました。

絵本「つながせのひび」表紙
それは幸せなことではあったのですが、課題があることにも気づかされました。
・欲しい方々に届ききる前に売り切れてしまったこと。
・慣れ親しんだ絵本の形とは違うからか、ご購入されたお客様から「ハードカバーだとよかった」という要望があったこと。
・耐久性の低さ。
今年、舞台「つながせのひび」を再演します。
それにあたって、初版時の課題をふまえて絵本を作りなおし、より大切な人へと送りたくなるものとして、残していきたいと考えています。
・・・
[具体的な改良点]
・ソフトカバー製本からハードカバー製本への変更
ハードカバー製本にすることで耐久性をあげ、想いを残し、伝えていける絵本にしたいと思っています。
・サイズをA5からB5へと変更
絵本のサイズを一回り大きくすることにより、森岡氏のイラストをじっくりと見てもらいやすくなります。
・イラストの描きなおし
絵本としての完成度をさらに高めるため、すべてのイラストを描きなおします。
5. 絵本「つながせのひび」の内容
絵本「つながせのひび」は、”ひびちゃん”と”つきちゃん”の物語です。
大好きなのになかなか会えない”ひびちゃん”と”つきちゃん”。
会えない時にもお互いを忘れないように、想い合える方法を、一生懸命かんがえます。
さみしくなったふたりは、ふと、屋根の上のくろねこや、おいしいシチュー、庭に咲く野花たちに気づきます。そんな、ふたりをつなぐちっちゃなものたちのおかげで、ひびちゃんとつきちゃんは、一緒にいられないさみしさよりも、ふたりでいることの楽しさや喜びを見つけていきます。
大切なひとを思いやる気持ち。
世界には、自分と相手だけでなく、それをつなぐたくさんの素敵なものにあふれていること。
ふたりがみつけた大事なこと。
離れていても一緒にいられるにはどうしたらいいのでしょうか?
ぜひ絵本を読んで、一緒に探してみてください。
・・・
ひびちゃんとつきちゃんは なかよしのはずなのに
なかなか あうことができません。
ひびちゃんは、つきちゃんのかおを わすれそうでした。
つきちゃんも、ひびちゃんのかおを わすれそうでした。
こまった つきちゃんは、だんだんと こころぼそくなりながら
やねのうえの くろねこにむかって いいました。
「きみは、そんなところで ひとりぼっちで さびしくないの?」
くろねこは、じっと つきちゃんをみて そのあと、すとんと あしもとにおりてきます。
みると、しろくてちいさい はなが たくさんさいていました。
「こんなにいっぱい。うつむいでばかりだったのに きづかなかった。」
「にゃーご きれいな はなだなあ。うちに もっておかえりよ。」
こえは きこえなかったけれど、たしかにそういったような きがしたので、
つきちゃんは しろいはなを すこしつんで、テーブルに おいておきました。
つぎのひは ゆきが ふっていて、
つきちゃんが めをさますと はなたばは、うすももいろのびんに かざってありました。
どこからか ひびちゃんのこえが きこえてきます。
「かわいいはなだね、つきちゃん。」
こえは きこえなかったけれど。
たしかに、そういったような きがしたのです。
―――絵本「つながせのひび」より抜粋
6. 絵本「つながせのひび」をあなたやあなたの大切な人に読んでいただきたい理由
幼いころ、想像力を発揮させながら、わくわくとした気持ちで絵本を読んだ日々のことを覚えていますか?
こどもたちは、絵本を読みながら/読んでもらいながら、たくさんのことを学びます。そこで語られる言葉は自分の言葉となり、描かれる登場人物たちは、唯一無二のともだちになったかもしれません。絵本を読んだ体験は、心に蓄積されていき、生きる基盤を築きます。
今回、リターンに含まれる絵本は、すべてギフトラッピングしてお送りいたします。この絵本は、私たちからの贈り物です。あなたの大切な人に(それはあなた自身かもしれません)、ぜひこの物語を贈ってください。
絵本「つながせのひび」が、
・この世界が喜びにあふれていることを知ってもらう手助け
・身の回りにある小さな幸せに気づくきっかけ
となり、読み終わったあとのあなたとあなたの大切な人の世界を、豊かにしてくれることを願っています。

7. プロジェクトが達成したときの成果物と、支援金の使い道
今回のプロジェクトが達成した場合、ソノノチは【2018/11/16】までに、絵本「つながせのひび」を100冊作成します。
いただいた支援金は、
・絵本印刷費
・リターン
・送料
・Readyforへの手数料・
として、使用させていただきます。
ソノノチ
▼webサイト
▼ソノノチ2018「つながせのひび」の情報はこちら
http://sononochi.com/category/2018year/tsunagase2018/
▼SNS
twitter https://twitter.com/sononochi
森岡りえ子
▼webサイト
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プロフィール
京都を拠点とする旅するパフォーミング・アート・グループ「ソノノチ」。 劇場での上演だけでなく、近年は全国各地に滞在し、リサーチと創作と作品発表を兼ねるスタイルで活動している。絵画、音楽、建築分野など、異分野とのコラボレーションも行う。 2020年よりランドスケープシアター(風景演劇)を発表。全国各地の風景を舞台機構としてとらえ、日常の風景にパフォーマーという非日常を滑り込ませることで多層的な時間と記憶を浮き上がらせる。 また上演と並行して、専門のアーカイブスタッフがほぼすべての活動に帯同し、制作の過程を記録し様々なかたちでアウトプットする「プロセス便」や展示イベント、ワークショップやオープンスタジオなど、上演のみに留まらずその創作過程をひらく活動を展開している。 舞台創作の他にも、2014年より文化庁の芸術家派遣事業に参画。小学生〜高齢者まで幅広い世代とのワークショップを行なっている。
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リターン
3,000円

サンクスメール
ソノノチから、お礼のメールを送らせていただきます。
※こちらには絵本「つながせのひび」はつきません。
- 申込数
- 2
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年2月
5,000円

【追加】絵本「つながせのひび」1冊&お礼のお手紙
今回のプロジェクトで作成する、
【絵本「つながせのひび」1冊】をお送りします。
- 申込数
- 11
- 在庫数
- 9
- 発送完了予定月
- 2019年2月
3,000円

サンクスメール
ソノノチから、お礼のメールを送らせていただきます。
※こちらには絵本「つながせのひび」はつきません。
- 申込数
- 2
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年2月
5,000円

【追加】絵本「つながせのひび」1冊&お礼のお手紙
今回のプロジェクトで作成する、
【絵本「つながせのひび」1冊】をお送りします。
- 申込数
- 11
- 在庫数
- 9
- 発送完了予定月
- 2019年2月
プロフィール
京都を拠点とする旅するパフォーミング・アート・グループ「ソノノチ」。 劇場での上演だけでなく、近年は全国各地に滞在し、リサーチと創作と作品発表を兼ねるスタイルで活動している。絵画、音楽、建築分野など、異分野とのコラボレーションも行う。 2020年よりランドスケープシアター(風景演劇)を発表。全国各地の風景を舞台機構としてとらえ、日常の風景にパフォーマーという非日常を滑り込ませることで多層的な時間と記憶を浮き上がらせる。 また上演と並行して、専門のアーカイブスタッフがほぼすべての活動に帯同し、制作の過程を記録し様々なかたちでアウトプットする「プロセス便」や展示イベント、ワークショップやオープンスタジオなど、上演のみに留まらずその創作過程をひらく活動を展開している。 舞台創作の他にも、2014年より文化庁の芸術家派遣事業に参画。小学生〜高齢者まで幅広い世代とのワークショップを行なっている。