こんにちは、ソノノチです。

絵本って想像の余白があるぶん、いろんな読み方がありますよね。

ということで、絵本「つながせのひび」を読んだ感想を、舞台「つながせのひび」関係者にインタビューしました!

 

第一弾はソノノチの所属俳優、藤原美保へインタビュー!

舞台では「ひびちゃん」役もした藤原。さて、どんな感想を持ったのでしょうか?

 

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 藤原 美保(俳優

 1990年、京都府亀岡市出身。
 高校より芝居をはじめる。専門学校の声優科を卒

 業後、上京。俳優養成所にて2年間学んだ後、現

 在は地元である京都・大阪を中心に舞台等に出演

 している。他に演劇ワークショップ講師や、高校

 での声優の授業を担当。ラジオのナレーション、

 歌のお姉さんなど。

 特徴は、伸びのある通りやすい声と声量。養成所

 時代に鍛えた体力、ポジティブさが自慢。


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次回出演作

ソノノチ2018「つながせのひび」

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―それでは、絵本「つながせのひび」を読んで、思ったことをおきかせください。

 

わたし、中谷の描く作品が好きなんです。

ひびちゃんとつきちゃんは、太陽と月なんですけど、普段は太陽は太陽、月は月としか思わないですよね。それをキャラクターにすることで、そのものに感情移入できるようになる。その発想力や想像力がすごいなって。

 

実際の太陽と月は、かわりばんこに出てきて、お互いが反対の位置にいて。

寄り添うことはできないけど、ひびちゃんとつきちゃんは、(一緒にはいられなくても)気持ちが通じ合って寄り添うことができる。

(絵本を読んで、)ふと自分の大切な人を想いだしたりできるのはいいなぁと思いました。

 

あと、「そよかぜのふくたに」という言葉がすごくいいですよね。

この言葉だけで、イメージができあがる。

ちょっと小高い丘があったり、点々と家があり、風車があり、おうちの屋根はカラフルで、お花畑があったり、ちょっと湖があったり……

言葉ひとつで、その風景を想像するのが楽しいです。

 

 

―この本を読んで、なにか変わったことはありますか?

 

会えないけどお互いのことを想って、お互いのために何かをするっていうのが、実際にあるなぁということを思い出しました。

 

実家に住んでるんですけど、夜遅くに帰ってきたら、親が自分の好きなチーズのタルトを買っておいてくれたことがあって。

親はもう寝てしまっていて、お礼はそのとき直接は言えなかったけど、ありがとうって思いながら食べました。

 

……自分は朝起きたら(ありがとうって)親に言えるけど、ひびちゃんとつきちゃんは、相手が自分のためになにかしてくれても、それを直接言えないんですよね。それって、すごくさみしい。

近くにいるのになんで言えないのって思っちゃう。

 

 

―もし自分がふたりの立場になったらって考えてしまうんですね。

 

自分だったら、寝てる相手にずっとひっついちゃいそう。全然眠たくないけど一緒に寝たふりしようって、相手をぎゅーってして一緒にいると思います。

でもそれでもやっぱりしゃべりたいってなるなぁ。

「声が聴きたい」ってなると思います。

ボイスレコーダーにメッセージを入れておいて、声の文通をしたり、目覚まし時計に「おはよう」の声を入れてもらったりして、それで心を少し満たす。

 

近いのに遠距離恋愛みたいですね。

 

 

―最後に、これをどんなひとに読んでもらいたいですか?

 

遠距離恋愛中の恋人たちや、遠くにいる友達ですね。

(お互いにプレゼントすれば)遠くにいるけど、いつも相手のことを想ってることが伝わるし、たまにはメールじゃなくてお手紙を書いてみようかなという気分になるんじゃないかな。

 

あとは、こどもたち。

太陽(=ひびちゃん)と月(=つきちゃん)が会えないというお話は、空想の世界が広がって、感性が刺激されそうだと思います。

そこから広がって、たとえば、テーブルちゃんと椅子ちゃんはずっと一緒にいられるねみたいな親子の会話ができると素敵だなぁと思います。

 

ちょっと友達とケンカしちゃった子にもおすすめです。

最近あんまりうまくしゃべれないとか、仲直りしたいと思ったとき、相手に面と向かっては言いにくいときに、この絵本には、なにかの形で「ごめんね」を伝える方法が載ってるから、それを参考にしてもらえたらって思います。

 

 

―ありがとうございました!