こんにちは、ソノノチです!

本日は、絵本「つながせのひび」感想インタビュー4回目!

舞台「つながのひび」では演出部で活躍してくださっている英衿子氏にお話をお聞きしました。

 

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 英 衿子(はなぶさ えりこ)(劇作家・演出家・

 デザイナー)

 

 ひとり創作ユニット「ハナさくラボ」主宰。

 2010年頃より、脚本と演出で演劇公演を行う。

 主にショートコメディ系の作品を創作している。

 コンサートや音楽ライブの合間に上演されるお芝

 居や朗読の脚本を執筆するなど、幅広く活動中。

 舞台技術者の夫とは、度々すれ違い生活を送りつ

 つ、現在結婚7年目

 

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―それでは、絵本「つながせのひび」を読んで、思ったことをおきかせください。

 

前回の絵本「つながせのひび」表紙

 

(初版時の)絵のデザインがかわいいんですよ。

前回の絵本になっちゃうんですけど。表紙が、お

うちがあって、2人がいて、モチーフが周りにあ

ってっていうのが、チェコの陶器を連想させる、

おとぎ話の世界にひきこまれるような可愛い絵で、

そのデザインが素敵だなぁと思いました。東欧の

雰囲気があり、デザインが統一されているオシャ

レさがあるなと。なので、新しい絵本がどうなる

のか、改めて楽しみだと思いました。

 

 


お話の面で言うと、心が洗われました。
2人暮らしの夫婦みたいな関係を連想させるストーリーですよね。

(絵本のように)お互いにプレゼントしたり、いつもお互いが過ごしやすく環境を整えたりするのは、一緒に住む人どうしの基本的な心遣いだよなぁと、改めて認識しました。

私にも一緒に住んでる家族がいるので、ともに暮らす人を想うとはどういうことかを定期的に見返して考えたいような、そういう本だなぁと思いました。

 


―この本を読んで、なにか変わったことはありますか?

 

自分の夫婦関係の話になるんですけど、お互いに、自分のこと(仕事など)でつかれてしまうと、すれ違ってしまうんですよね。

去年、夫から言われたくないことを言われたりして、個人的にぎすぎすしていたんですけど、つかれているときはつかれちゃうよなぁと思ってて。

そういうとき、自分は夫の機嫌をとろうとしてしまっていたことに気づいたんです。それは、向こうに要求されたわけではなく、自分が、相手の機嫌が悪くなられると困るから。

 

そんなときに、友人に言われた言葉にすごく納得したんです。

「喜ばせようと思ったらいいんじゃない?」って。

マイナスを防ぐ方向にいくとすごく疲れるけれど、気分よくしてあげよう、喜んでもらおうって思うといいんじゃないかって言われて。

 

そんな経験もあって、改めて(「つながせのひび」を)読み返したときに、そういうことだな、と思いました。

 

(ひびちゃんとつきちゃんは)なかなか会えなくて、すれ違っているマイナスからのスタートだけど、喜んでもらおうと思って、プラスのことを付け加えている2人の話ですよね。ああ、そう考えるほうがいいよねって。

 

向こう(夫)がどうかはわからないんですけど……せめて自分はそう思おうと思ったんです。まあ向こうは向こうで心が広くなればいいと思うんですけど(笑)

できる範囲でプラスを加えていこうという気持ちがいいのかなと思います。

 

 

―もし自分がふたりの立場になったらどうですか?

 

(自分にとって)リアルですね。

(舞台技術者の)夫が、世界公演とかに行くことになったらってことですよね。


相手のやっていることに、興味がわくようにはしたいです。

いまどうしてるか、聞くようにして。電話やメールで。
それがいいのかなって思います。

 


―最後に、これをどんなひとに読んでもらいたいですか?


一緒にいて存在があたりまえになってしまっているような、夫婦とか、一緒に住んでるカップルさんとか、家族とか。でも日々をこのままじゃいけないと思っていたり、相手に対して、どうしても不機嫌になってしまったり、甘えてしまってるのかなぁという悩みを持っているひと。

(「つながせのひび」のお話が)きれいすぎてダメになるかもしれないし、押しつけがましくなるのもいけないんですけど……。

 

悩んでいる人がみたほうがいいかもしれないです。めっちゃ幸せで新婚らぶらぶな人向けという感じではないかな。家族や彼女彼氏との関係に、どこかしら悩みを持っている人、(そういうひとが読めば、)なにかヒントを受け取れるような気もしました。

 

(お話を作った)中谷さんが言ってたことが心に残っていて。

中谷さんと森岡さんが、この絵本は、自分がこどものころにこういう本があったらよかった、自分に子どもがいたらこういう本を置いておいてあげたいということで作られた本ということだったので、そのスタートの仕方がすごくいいなって思いまして。そういう想いがあって作ったんだと伺って、すごく、素敵な生まれかたをした本だなと思いました。

 

きっとそれは、どこかのだれか、もしくは、だれにでも、いつか必要になるものが含まれている物語だと思います。なので、いろんなひとのお手元にあったら素敵だろうなと思います。

 

一度描いた絵をチェンジされるというのがすごく楽しみです。絵本の出来上がりを楽しみにしています!

 

―ありがとうございました!

 

 

▼ソノノチ2018「つながせのひび」公演情報

 

 

ソノノチ2018

「つながせのひび」

 

 

原作:絵本「つながせのひび」
脚本・演出:中谷和代

 

出演:藤原美保(ソノノチ) 豊島祐貴(プロトテアトル)

 

 

 

夫婦が営む、小さな絵画教室のアトリエ。引っ越し前日のこと。
からっぽになっていく部屋と、箱に詰められた沢山のキャンバス。
寒かったことを覚えている。それから灯油ストーブのにおい。
ミルクピッチャーと干からびかけのオレンジ。
荷造りの代わりに、いつしか二人は、不思議な物語づくりの旅にでる。
子どもの頃に描いた、「つきちゃん」と「ひびちゃん」の姿をさがして。

 

 

 

 

[東京公演]
【日時】
11月30日(金) 16:00/20:00
12月1日(土)   14:00/18:00
12月2日(日)   12:00

 

[愛知公演]
【日時】
12月8日(土) 14:00/18:00
12月9日(日) 13:00/17:00

 

[京都公演]
【日時】
12月19日(水) 19:00
12月20日(木) 15:00/19:00
12月21日(金) 15:00/19:00
12月22日(土) 15:00/19:00
12月23日(日) 13:30/17:30
12月24日(月・祝) 13:30/17:30


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