決算・活動報告
【～最初に～】
今回、私達の「１００匹以上の野良猫を救いたい！～栃木県日光市足尾町～」プロジェクトにご協力をいただき、ありがとうございます。
結果報告ですが、足尾町の厳しい冬が来る前に、優先した保護活動と猫たちの寝床の作成、また、コロナの影響でメンバーが集まることが出来ず、報告書をまとめるのに時間がかかり、予定より大幅に遅れてしまったことを深くお詫びいたします。
足尾町の猫たちのために、寄付金が使われていたか心配された方もいらっしゃると思いますが、全額、足尾町の猫たちのために使うことが出来ました。
皆様のおかげで、たくさんの猫たちの命を救うことが出来ました。本当にありがとうございます。
新着情報でも掲載致しましたが、足尾町での日々の活動は、今回のプロジェクトを共に行った足尾町の保護猫ボランティア団体のTwitter【にゃんサポート足尾】https://twitter.com/ashioneko を見ていただければ幸いです。
【寄付金をもとに行った主な活動】
今回、最初の説明にある通り、足尾町に飼い主のいない猫を今以上に増やさないための活動を目的とし、
主に寄付金は、
１ 捕獲した猫たちを地域猫にするため と
２ 可能な猫たちは里親に出すため に、
そして、ネクストゴールの目標
３ 地域猫のために、厳しい足尾町の冬を超えるための猫ハウス作成
の３点のために使わさせていただきました。
まず、１ 捕獲した猫たちを地域猫にするため に捕獲した猫に、
避妊、去勢手術（オス約７０００円 メス約１００００円）＋必要な子にワクチン接種（約３０００円）＋寄生虫の駆除薬（約１０００円） のために使わせていただきました。
次に、２ 可能な猫たちは里親に出すため に エイズウイルスと白血病検査（約４４００円）、便検査（約５５０円）、必要な子に子猫用ワクチン（約３０００円）のために使わさせて頂きました。
また、１ と ２ の活動を行う際に、中には、病気や怪我をしている猫がいたため、その治療に約１２００００円、使わさせて頂きました。でも、悲しいことに治療の甲斐なく亡くなった猫たちもいました。
最終的には、
１０３匹の野良猫たちの不妊・去勢手術を行い、地域猫にすることが出来、
４３匹の猫を、里親さんに命のバトンを渡すことが出来、新しい家族の一員として、幸せに暮しております。
本当にありがとうございます。
最後に ネクストゴールの ３ 地域猫のために、厳しい足尾町の冬を超えるための猫ハウス作成 ですが
当初の予定台数よりも、地域猫を管理されている方からの要望が多く、多くの猫ハウスを作成させていただきました。
１０年以上使用できること。また、可能な限り、地域猫を管理されてる方の要望に応え、作成させて頂きましたが、基本的には、猫の習性を考慮し、逃げ道がある二つの寝床を連結したものを作らさせてい頂きました。
無事、猫たちは猫ハウスに住み着き、今回の冬は地域猫たちは快適に過ごしております。
こちらには
連結タイプ 約１５０００円×２０台
単独タイプ 約７０００円×３台
その他のタイプ 約３０００円×１台
諸経費（工具etc） 約７０００円
を、使わさせていただきました。
また、諸経費として、このプロジェクトを行うにあたり、
ready for に支払う手数料・広告費・リターン製作費などがかかっております。
【収支報告のまとめ】
皆さまからの寄付金（２.０１８.０００円）は、全額このプロジェクトのために使用させて頂きました。可能な限り行政の補助金も利用し、節約し、一匹でも多くの猫達を救わさせて頂きました。
また、予算通りにはいかず、結果として、寄付金額より多くの資金が必要となってしまいましたが、その分は、諸経費より自腹を切るという形で、収支を合わさせて頂いております。
まとめますと
不妊手術費 ６３匹 ４４２.１００円
去勢手術費 ４０匹 ２７２.１００円
ワクチン接種 ４３匹 １６２.１２０円
薬・検査代 ３４８.１７１円
治療代（病気・怪我） １２５.２７８円
寝床作製費 ２４台 ３２４.１１１円
諸経費（ready for手数料・広告費・リターン製作費etc）
３４４.１２０円
合計金額 ２.０１８.０００円
以上を、収支報告と、させていただきます。
【リターンの発送状況・お礼メールについて】
些細な品物ですが、リターン品は年末に、ready forの情報をもとに送らさせて頂きました。万が一手元に届いていませんでしたら、
一般社団法人 (非営利型法人) 栃木・わんにゃん応援団
代表・松田 090-3239-1646 【午前10:00～午後5時までの受付】
こちらまで、ご連絡を頂ければ幸いです。
また、お礼メールは、この結果報告の後に皆様に送らさせていただく予定です。こちらの報告と内容が重複する部分も多いですが、ご確認いただければ幸いです。
【今後について】
READY FORのプロジェクト
「１００匹以上の野良猫を救いたい！～栃木県日光市足尾町～」
は、これで一区切りがつきますが、今後も足尾町での保護猫活動は続いていきます。
最新の情報を常に発信していきますので、足尾町を中心に活動している保護猫団体のTwitter、
【にゃんサポート足尾】https://twitter.com/ashioneko
を見ていただければ幸いです。
そして、今回、共に活動をした、にゃんサポート足尾より、皆様への感謝のメッセージを頂きました。
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私達の住む足尾町はかつては銅山町として栄え、閉山と共に人口も激減し、今は過疎、高齢者がほとんどで、時代から取り残され、ぽっかりと空洞が空いたようなノスタルジーを感じさせる場所です。
山に囲まれ、野生動物も多く、生息する地域です。その中で野良猫の赤ちゃんは生まれても、野生動物に捕食されたり、厳しい状況の中で命をつないでいます。深刻な過疎化と高齢化、一人暮らしのお年寄りが孤独の中、猫はお年寄りの心を癒やす拠り所となっております。
しかし、ほとんどの住民の方がＴＮＲ活動を知らない方ばかりです。猫に赤ちゃんが生まれると川に流すのが今だに、悪しき風習として残っている地域です。小さな命の尊さを感じる心と意識革命は困難を極めました。
しかし、避妊手術をして不幸な命を生まない為のＴＮＲ活動は日を追う事に、足尾の住民の間に広がり、地域猫がさくら猫として、心を癒やす猫として愛される存在となりました。
現在の足尾町は銅山観光を唯一の資源として、町の活性化を図っております。地域猫が、足尾町を訪れる人々の心を癒やす存在として活躍する日も夢ではないと思います。
以前の様に痩せ細った猫は今は餌やりさんが周囲に気遣うことなく餌をやる事ができるようになり、毛並みも良く、コロコロと太って穏やかになりました。
その様な猫の姿を目にして、喜びを感じる今日この頃です。
また、治療をしなければ、命を落していた仔猫も皆様のご支援金のお陰で治療をして、素敵な里親さんの元で家族として迎えられ、幸せに暮らしている事に喜びを感じております。
これもご支援をして下さった皆様のお陰です。
心より感謝いたします。
にゃんサポート足尾は「小さな命を救う！」この一念で頑張りました。これからもご支援をしてくださった皆様の温かい、お心を胸に刻み、これからの活動の「糧」として、頑張って行きたいと思います。
「亡己利他」と言う言葉がございます。おのれを忘れ、他を生かす。 猫に餌をやるから駄目と言う考えを正し、避妊をして、その猫、1代限りの命を地域で見守り、「大切にする心」 「小さな命を感じる心」 の輪が猫を通して人と人が繋がり、人に優しい社会となれることに思いを託し、これからの活動として行きたいと思っております。
ご支援をしてくださいました皆様に心より、御礼申し上げます。
にゃんサポート足尾
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また、このプロジェクトの事業主体、
一般社団法人(非営利型法人) 栃木・わんにゃん応援団は、 「犬猫の殺処分0」を目指して栃木県鹿沼市を中心に活動をしております。
こちらの最新情報は当団体WEBページ
https://totigiwannyan.jimdofree.com/
を見ていただければ幸いです。
最後になりますが、今回のプロジェクトで助かった猫たちの写真や動画を掲載して、終わりにしたいと思います。申し訳ありませんが、写真を撮り忘れてしまった猫たちもいますので、全てではありませんが、ご覧頂ければ幸いです。
今回は、私達の「１００匹以上の野良猫を救いたい！～栃木県日光市足尾町～」プロジェクトにご協力をいただき、本当にありがとうございました。
里親先へ、または募集中猫ちゃん達
地域猫になった猫たち。色々なタイミングで写真撮影してますので、一部上と被っています。すいません＞＜
足尾町にて、餌やりさんの許可をいただけた場所の餌やり風景
右端に猫ハウスも映っております。
