プロジェクト終了報告

2019年07月03日

「九五式軽戦車」の所有権は我々日本人の手に移りました!

【英国ドーセット州ボービントン博物館に無事保管されました】


 

みなさまの支援のおかげさまを持ちまして、英国ボービントン戦車博物館でのお披露目走行も無事に終わり、私たちの「九五式軽戦車」は、しばしの住処となる同戦車博物館のワークショップ内に保管されたことをご報告いたします。

 

この度【「九五式軽戦車」を日本人の手に取り戻す。修復、里帰り計画】にご賛同いただき、ご支援を頂戴した全ての方々に、心より御礼申し上げます。

 

本当にありがとうございます!
 

 

【ボービントン戦車博物館タンクフェストにて引渡し完了】


*実行者小林の左側が売主のオリバー氏、右側がボービントン戦車博物館の主任学芸員のデイビッド氏。

 


6月29日(土)、30日(日)の両日、当時の純正三菱製空冷ディーゼルエンジンの心地よい音を響かせて、タンクフェストで賑わうボービントン戦車博物館のアリーナを2万人の観衆が見守る中で無事に走り切りました。

 

*現地では、終戦直後の戦利品試験走行以来となる日本戦車の展示走行を一目見ようと欧州のみならず遠くアメリカや日本からも多くのファンが駆け付けてくださり、来場者の暖かい拍手に包まれました。

 

*「くろがね四起」修復プロジェクトで大変お世話になったロシア人のレン氏も遠路はるばる駆け付けて下さって「九五式軽戦車」の修復完了を祝ってくれました!

 

 

 

ここで時間は少し戻って6月27日(木)のお昼過ぎのこと。修復工場のあるポーランドから1,600kmという長旅の末、英国ボービントン戦車博物館に到着した「九五式軽戦車」をオリバー氏と共に出迎えることが出来ました。

 

*コンテナトレーラーにすっぽりと入ってしまうのも、軽戦車ならでは。実は到着が2日ほど遅れたために偶然にも立ち会うことが出来たのも幸運でした。

 

この後、タンクフェストでのお披露目パレードに先立ち、昨年2月にポーランドの修復工場を訪問した際に約束した通りの修復作業がなされているかの領収検査に臨みました。その結果、スピードメーターやタコメーター(エンジン回転計}がお披露目会に間に合わせるには時間不足のために接続されておらず不作動であることなど、数点の細かい部分の不具合を発見。

 

しかし、それ以外はエンジンは一発始動、操行もスムーズであり車両としては走る、曲がる、止まるは問題ないレベルに修復されており、エンジン補器類も細部に渡り修復されていることを確認しました。

 

今後2年間ほどの英国保管中に、細かな不具合は先方の責任で修復して頂けることを約束して、タンクフェスト終了とともに車両は「NPO法人防衛技術博物館を創る会」の手に渡りました。

 

*写真はしばしの仮住まいとなるボービントン戦車博物館のワークショップに、タンクフェスト終了後に収納された様子です。今後はイベント等での特別展示はあるかと思いますが、博物館に常設展示はされていませんのでご来館には注意が必要です。

 

後ろ髪惹かれる想いでボービントン戦車博物館をあとに一路帰国の途についた自分の脳裏には、すでに富士山を背景に元気に走る「九五式軽戦車」の姿が浮かんでいました。



【収支報告させていただきます】

 皆さまからご支援頂いた資金は、全額「九五式軽戦車」購入のためのみに使用させていただきました。購入金額の£70万英国ポンドは、都合4回に分けて送金させていただき、最後の送金は7月3日(水)に実行させていただきました。送金総額は送金手数料含めて総計¥102,494,300円でした。

 

みなさまからの支援金に加え、2018年度に寄せられた一般からの寄付2000万円あまりに有志から借入れ金2000万を加え、不足分は実行者小林が負担させて頂きました。

 

また今回の渡英費用は全て渡航者の自弁となっており、みなさまからのご支援はすべて純粋に購入資金に充てさせて頂きました。

 

 

【リターンの発送状況について】

英国から発信予定であった、支援者さま全員へのお礼メールは実行者の準備不足で送信できなかったことをお詫び申し上げます。支援者の方々の中には、リターンを心待ちにされている方もいらっしゃいますので、本当に申し訳ありません。今週中にはお礼メールをREADYFORシムテムより配信させて頂きます。


同じく1万円コース以上の支援者さまへの「お披露目会のレポート」メールも同様に準備不足で現地からの配信が出来ませんでした。現在鋭意編集中ですので、こちらも完成次第にREADYFORシステムより配信させて頂きます。いましばらくお待ちくださいませ。

 

10万コースのリターン「記録小冊子」は、製作担当編集者も今回現地に同行していただき写真撮影や現地取材を行いました。これから編集作業に入りますので、お約束の11月末までにはお手元にお届けできるように努めて参ります。

 

100万円コースのリターン、キャタビラについても同様に、切断作業を地道に続けております。該当の支援者さまには配送方法など、追って個別にご連絡を取らせていただきます。

 

 

【里帰り実現までの今後の流れについて】

 

今回のお披露目会成功を持って、READYFOR様でのプロジェクトは一区切りとなります。

 

修復なった「九五式軽戦車」を一刻もはやく里帰りさせたいという想いは、みなさま同様に実行者小林も強く持っております。しかし稼働状態を維持するため、修理工場隣接の保管場所や、輸入に関する法律面でのいくつかの課題をクリアーしてから確実に里帰りさせて上げたいと考えて、あえて英国に一時保管する計画を立てました。

 

 

今後は日本への里帰り実現へ向けての活動を加速させるべく頑張って参りますが、そのためには引き続きみなさまのご支援が必要です。

 

NPO法人防衛技術博物館を創る会では賛助会員を募集しております。

 

  入会金2,000円、年会費は3,000円となっております。

 

入会方法はwebからカード決済、または申込書をご請求いただき、郵便振替での送金です。賛助会員入会方法はコチラのHPよりどうぞ。

 

 

今後も引き続き新着情報から、英国での特別展示が決まればお知らせいたします。

当然、里帰りに関わる進展があれば随時お知らせして参ります。これから2年間程度の長い情報発信となりますが、どうか里帰りが実現するその日までお付き合い下さいませ。

 

最後に改めて、このたびのみなさまからのご支援に感謝いたします。


実行者:小林 雅彦