プロジェクト4日目を迎え、120名を超える方々にご支援いただきました。本当に、ありがとうございます。

 

引き続き目標に向かって進んで参りますので、このプロジェクトを一人も多くの方にお伝えくださいますよう、お力添えをお願い致します。

 

◇ ◇ ◇

 

本日は、

 

「わざわざイギリスから買い取らなくても、世界中にはまだまだ九五式軽戦車はあるのではないか? 特に、タイ王国にも九五式はあるのでは」

 

というご指摘をいただきますので、それについて書かせていただきます。

 

2004年、九五式が、ちょうど南紀白浜からイギリスのO氏のもとに渡ったころ。

 

自分たちが買い取れなかった悔しい想いを胸に秘め、タイ王国に遺された九五式軽戦車の里帰りは実現できないか? そう思い立って調査の旅に出かけました。

 

 

第二次世界大戦が始まる前に、タイ王国は日本から20台から50台程(諸説あり)の九五式軽戦車を正規に購入しました。戦後も武装ゲリラ掃討などで活躍し1960年頃まで使用された後に、記念品として各地の陸軍駐屯地に展示されていました。

 

そのうちの一台がサラブリー陸軍騎兵学校に動態保存されていることは、マニアの間では有名なお話です。

 

 

ミリタリー劇画作家として敬愛する小林源文先生のコネクションで、タイ陸軍に渡りをつけ現地訪問。騎兵学校を視察し、戦車に試乗もさせていただきました。

 

軍の管理下にあるので車両状態は良好ですが、エンジンは日本製の新しいトラック用の水冷エンジンに載せ替えられており、その改造にともなって排気マフラーは左側に移設され、車体後部にはラジエーター用の排熱口が開けられていました。

 

しかし、この個体は、タイ陸軍によって非常に大切にされているものでした。

 

それゆえ、返還は難しいと判断。このあと数年間にわたり、この車両以外でタイ各地の駐屯地などに展示されている不動状態の車両や、民間にスクラップとして払い下げられた九五式軽戦車の里帰りに向けて調査活動しました。

 

しかし、結論としては諦めるしかありませんでした。

 

なぜか? それは、タイは親日国とはいえ、戦車の里帰りとなれば民間レベルではリスクが高すぎると判断したからです。

 

- - - - -

 

まずは政情が不安定で、劇的な政権交代やクーデターなどが数年置きに起こるお国柄でもあり、軍や地元警察、関連省庁に渡りをつけても、そのような事変が発生すると人事が一新され、全てがリセットされます。

 

また、アジア独特のコネクション文化は紹介料や手数料という厄介な問題も付いて回ります。

 

- - - - -

 

その点で、今回の英国人相手の交渉は欧州圏での商取引であり、特に英国は法治国家の代表格みたいなお国柄ですから安心です。

 

しかし皆さまにご支援を頂く以上は、しっかりと問題点を解決しなくてはなりません。そのため、我々は実績ある国際弁護士に依頼して、想像されるさまざまなリスクを盛り込んだ契約書を作成し、すでに英国人O氏と取り交わしました。

 

確かに世界中を見回せば、日本へ里帰り出来そうな日本軍戦車は確かに他にもあります。

 

ただし、ただちに交渉に応じて頂ける車両は目の前のこの戦車だけであることは間違いありません。だからこそ、この機を逃さぬためにみなさまにご支援をお願いする次第です。

 

実行者:小林 雅彦

 

新着情報一覧へ