「九五式軽戦車」を日本人の手に取り戻す。修復、里帰り計画

支援総額

59,995,000

目標金額 50,000,000円

支援者
2,052人
募集終了日
2019年4月30日

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2019年04月13日 16:00

あえて英国から買取る理由:ポナペ島に残る九五式じゃだめなの?

読売新聞の福岡版に本プロジェクトが紹介されました。

 

教科書でもお馴染みの八幡製鉄所や、戦車第一連隊発祥の地である久留米など、北九州は戦車とご縁があって、積極的なご支援が広がっている地域でもあります。

 

 

そんな歴史的な情熱が高まる北九州で、更に支援の輪が広がることを楽しみにしております。

 

◇ ◇ ◇

 

 

さらに、いつも応援いただいている「アーマーモデリング」誌の最新号にもカラー1ページの応援記事が掲載されました。

 

 

先般の映画監督「押井守」さんの応援メッセージ収録時のエピソードや、返礼品の履板(キャタピラ)を準備する段階で判った、軽量化への執着とも思える精密鋳造の様子などをご紹介して頂きました。

 

お財布に余裕がある方は。100万円で断面カットの様子が判るオリジナル履板を購入してみませんか?

 

▼履板(キャタピラ)リターンコースのご紹介記事はこちら

 

◇ ◇ ◇

 

さて、今日は土曜日恒例、ポナペ島*の関連情報を。

*今回買い取り予定の九五式が終戦後数十年間眠っていた場所。南洋ミクロネシアにある。私たちNPOでは、2度にわたりポナペ島を訪れ、現地にのこされた戦車の調査を行ってきた。

 

SNS等でいただく、「九五式の車両は、わざわざイギリス人から買い取らなくても他にもあるんじゃないか?」というご意見にお答えしたいと思います。

 

以前、こちらの新着情報ではタイにある九五式車両の里帰りの可能性について検討しましたが、今日はポナペにある政府管轄の車両はどうなのか?綴ってみたいと思います。

 

▼以前の記事

 

今回買い取り予定の九五式軽戦車は、1981(昭和56)年、ポナペ島から京都嵐山美術館に返還・収蔵された(その後、イギリスに渡ってしまった)ものです。

 

この返還時、譲渡の条件だったのが、「さらにもう一台を日本に送るから、これを綺麗にお化粧直ししてポナペ島に返してほしい」ことでした。

 

この化粧直し作業を行ったのが誰だったのか? 今となっては関係者を見つけることも、調べることも困難です。

 

返還前に撮影されたと思われる記録写真(提供:月刊PANZER)

 

 

そして、こちらが2015年現在、ポナペ島観光センター(旧郵便局)に展示されている……というか放置されている同車の様子です。

 

せっかくに綺麗に直して同島に戻したものの……正直言って、切なくなる状態ですが、如何ともしがたいのが現状です。

 

装甲板の劣化によるひび割れも進行し、当時にせっかく修復されたフェンダー等の社外装備品もあらかた失われています……

 

 

修復完成当時の写真と比較すると、黄色帯の塗装跡から同一車両であることが判りますし、失われた部品も……。

 

これは捨て置けない。この車両は、ミクロネシア連邦政府の持ち物らしい。ということで、ポナペ島訪問時に、政府の歴史文化局のアウグスチン氏を訪問し改善をお願いしました。

 

 

しかし、交渉の結果は残念。

 

「予算もなく現状では難しい、逆に日本へもって行って、もう一度綺麗にしてもらえないか?」と、逆に提案されてしまいました・・・。

 

そこで、もう一度戦車に戻って詳細に見極めをしましたが、なかなか厳しい車両の状態です。すでにここから移動する際に破損や崩壊の危険すらあります。

 

さすがにこれを日本に連れ帰るのは難しい……。これが私たちの結論でした。

 

 

確かに、ポナペのみならず世界中を見回せば、日本へ里帰り出来そうな日本軍戦車は確かに他にもあります。

 

ただし、ただちに交渉に応じていただけること、日本への輸送が可能なこと、現実的に修理が可能なこと……いろいろな条件を考え合わせれば、いま手に入れられる車両は目の前のこの戦車だけであることは間違いありません。

 

だからこそ、この機を逃したくないのです。

 

◇ ◇ ◇

 

今回のプロジェクトは目標5000万円と掲げておりますが、実際の購入価格は1億円です。昨年1年間で、一般寄付2000万円を有志からお寄せいただいておりますが、残りは自己資金と借入金で賄う予定でおります。

 

実際に、半金となる約5000万円は既に英国人オーナーに送金済みであり、今回のプロジェジェクトの成立を待って、残金を支払えば戦車の所有権は我々のものとなります。

 

泣いても笑ってもあと17日。ここまで応援いただいたからには、なんとか達成して、この戦車をお披露目したい。そして防衛技術博物館にみなさまをご招待したい……。

 

残り少ない期間、諦めずに走り抜けます。どうかよろしくお願いいたします。

 

実行者:小林 雅彦

 

▼ご支援は、こちらから!

リターン

10,000


【1万円】修復後、展示の模様をご報告します!

【1万円】修復後、展示の模様をご報告します!

・ボービントン戦車博物館での展示の様子を支援者様にだけ特別にご報告いたします(メールにて)
・お礼のメッセージメール

※1万円×複数口でのご支援も可能です(「このリターンを購入する」ボタンの先で、個数を選択できます)。

申込数
1,420
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年6月

5,000


【5千円】お気持ちコース

【5千円】お気持ちコース

・実行者からお礼のメッセージメールをお送りいたします

申込数
481
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年6月

10,000


【1万円】修復後、展示の模様をご報告します!

【1万円】修復後、展示の模様をご報告します!

・ボービントン戦車博物館での展示の様子を支援者様にだけ特別にご報告いたします(メールにて)
・お礼のメッセージメール

※1万円×複数口でのご支援も可能です(「このリターンを購入する」ボタンの先で、個数を選択できます)。

申込数
1,420
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年6月

5,000


【5千円】お気持ちコース

【5千円】お気持ちコース

・実行者からお礼のメッセージメールをお送りいたします

申込数
481
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年6月
1 ~ 1/ 14


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