土日も大いにご支援をいただき、本当にありがとうございます!とはいえ、ゴールはまだまだ。この先のペースを考えると、今晩中に3700万円突破を目指したいところです。

 

4000万円まで、届きそうだがまだ距離があるーーこの苦しい時期を乗り切れるか? 1日も早く4000万円に到達できるか? が今週の勝負だと感じています。

 

支援を迷っていらっしゃる方がおられましたら、のちのちに非常に大きく響く、このタイミングでのご支援を何卒よろしくお願いいたします。

 

◇ ◇ ◇

 

今回のプロジェクト実行にあたっては、さまざまなご意見をいただいております。賛否問わずできるだけ拝見し、その中でこちらが気づきをいただくこともあります。

 

ご批判で一番多いのは、「戦車は日本に里帰りさせないほうがいい」というもの。これについては、自分たちも散々考えた上で、現時点での答えを下記記事にも綴りました。未読の方はぜひお目通しください。

 

 

また、応援できない理由の中には、「くろがね四起の時と違って、日本で修復しないで、海外で修復した完成品を買い戻すのは何か違う」というご意見もあります。

 

なるほど、お気持ちは良く分かりますし、自分自身も可能なら我々の手ですべてを成し遂げたいという想いはあります。

 

しかしこのタイミングで、はっきり申し上げたいのは

 

「現状、自分の知り言うる限り、日本国内で今回のレベルの戦車修復作業は不可能だ

 

ということです。

 

◇ ◇ ◇

 

「くろがね四起修復プロジェクト」は、戦前の軍用車とはいえ、「クルマ」だから修復が出来ました。

 

ただし、この修復は「実行者が自動車修理工場を経営しているから出来た」のではありません!

 

確かに、技術的な裏付けや、国内のさまざまな業者様との繋がりは大切ですが、くろがね四起修復にあたった会社( "カマド自動車" や "永遠ボディー" )の技術レベルの会社は、日本国内には他にも数多くあります。

 

 

むしろプロジェクトを振り返ると、成功の大きな要因は、小林自身がその前10年間にドイツ軍用車両(キューベルワーゲンやケッテンクラート)の修復を通じて、ドイツやチェコの軍用車両修復業者や個人コレクターとの繋がりができていたこと、さまざまな知識を得ていたことだったのではと思います。

 

 

一例として、自動車の始動用のキーのエピソードをご紹介させてください。

 

自分が初めてキューベルワーゲンの始動用のキーの形状を見たとき、驚いたのが、鍵溝が無かったことでした。

 

実は、すべてのキューベルワーゲンの鍵は共通だったのです。それどころか、ケッテンクラートを始め、タイガー戦車まで同じキーで始動可能。いずれも、同じボッシュ製のキースイッチを使用していました。

 

その後、富士宮市の若獅子神社(元少年戦車兵学校)に展示されている九七式中戦車の鍵を見たとき、なんと「あの鍵」とまったく形状が同じことに驚かされました。さらには、昭和初期の日立や三菱電機といった有力メーカーの国内車両用電機製品の多くが、ライセンス生産によるドイツ製品のコピーであったことが判りました。

 

左がシュビムワーゲンの実物キー、右がくろがねに使用した現在でも再生産されている複製品(平らな部分の形状は生産時期による違い)。

 

この知識が、「くろがね四起」修復時にも生きました。

 

修復作業前のくろがね四起の鍵は、戦後に民生品(おそらくトヨタ製)のキーシリンダーに交換されていましたが、本来の姿に戻すべく、当時の写真を元に、ボッシュ製品の複製品を輸入して取り付けました。

 

※現在もこの鍵は、欧州ではクラシックカー用に製造されているのです。

 

これがその鍵です!

 

◇ ◇ ◇

 

上記のように、キースイッチひとつとっても、「修復する」ということの奥深さを感じていただけるのではないでしょうか。

 

もし旧日本軍戦車の修復作業ということになれば、民間ではもちろん、国内製造メーカーでも経験がありません。そのような現状では、国内での修復作業は、たとえ資金は用意できても修復に必要な基本情報や経験が圧倒的に足りません

 

明治維新の後、戦艦や戦闘機、戦車は、

 

①まずは海外から外国製品を購入し運用を通じて修理技術を学び、

②次のステップでライセンス生産や外国人技師を招聘して日本人技術者を養成し、

③最終段階で国産品を生産できるようになりました。

 

だから今回のプロジェクトも、まずは国内はおろか世界的にも貴重な当時のオリジナルエンジンで走る九五式軽戦車を購入するところから始めたいと思います。

 

とはいえ今回も、途中からではありますが、我々もポーランドの修理工場とは定期的に連絡を取り、仲間として修復作業に携わっています。

 

日本に里帰りをしたあとも、引き続き彼らと情報を共有しながら維持管理することで、「次なる一台は必ず国内で修復する」最初のステップとなるのです。

 

なるほどとお感じ頂けましたら、さっそくあと一押しのご支援を、どうかお願いいたします。

 

実行者:小林 雅彦

 

▼ご支援は、こちらから。

 

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