誰もが輝ける舞台を！ユニヴァーサルデザインオペラのweb配信

 

 

【第一目標達成のお礼とネクストゴールについて】

公演本番（収録日）までに、第一目標金額の30万円に到達することができました！

達成後に本番を迎えることができ、大変嬉しく思っております。応援くださった皆さま、誠にありがとうございます。

 

皆さまのご支援のお陰で第一目標は達成しましたが、本年度は例年のようにチケット収入がないため、収録会場費用はまだ不足しており、撮影部隊もボランティアに近い形でお願いをしている状況です。ですが、web配信は今年度以降も必要な形式となることが予想され、継続的にできる環境を作り出したいと考えております。

 

そのため、ネクストゴールとして50万円を目指したいと思います。本番後も、配信に向けて編集などまだまだ必要な作業がたくさんありますので、ご支援いただけましたら幸いです。

 

 

誰もが輝ける舞台を！

ユニヴァーサルデザインオペラのweb配信を実現させたい！

 

はじめまして。オペラプラザ岡山です。数あるプロジェクトの中からこちらのページをご覧くださりありがとうございます。

 

私たちオペラプラザ岡山は、ユニヴァーサルデザインオペラに賛同する仲間が集まり、2009年4月に発足しました。発足の1か月前の3月、NPO法人東京オペラ協会によりユニヴァーサルデザインオペラ「魔笛」の岡山旗揚げ公演が行われ、ユニヴァーサルデザインオペラという素敵なものをもっと多くの方に知っていただき、岡山にも根付かせたい！という熱い思いを秘めた数名のメンバーたちが核となり、毎年の公演を重ね、ついに一昨年10周年を迎えることができた情熱に溢れた団体です。

 

メンバーは、学生・会社員・主婦、幼児から七十代まで、年齢も職業も様々です。音楽大学で声楽を専攻した人もいれば、ほとんど音楽経験はなく楽譜を読むのは苦手、と耳コピで音取りをする人もいます。点字の楽譜もあり、全盲のメンバーも盲導犬とともに出演します。

 

また、毎年地域のバレエ団に賛助出演をしていただいたり、詩吟団体とのコラボレーション演出を行ったりしています。オペラに馴染みの少ない方にも楽しんでいただけるよう、全幕日本語の歌詞であることや字幕を出すなどの視覚支援があることも私たちの公演の特徴の一つです。

 

 

オペラプラザ岡山ではこれまでに、ユニヴァーサルデザイン化された、モーツァルトの「魔笛」、「フィガロの結婚」、フンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」、ビゼーの「カルメン」、石多エドワード台本・作曲の「天空の町　～別子銅山と伊庭貞剛～」といった作品を上演してきました。

 

背景の異なる一人一人が、監督の指導の下、自分のできる範囲で精いっぱい技術を磨き、自分自身の喜びを見つけるとともに、お客様に喜んでいただけるよう練習に取り組んでいます。

 

 

そんな私たちの公演には、地元の方を中心に500人くらいのお客様が観にきてくださっています。

 

「子ども達の成長が毎回楽しみ」

「ユニヴァーサルデザインオペラを初めて観たが、こんな素敵な活動はもっと広めるべき」

「 舞台の皆が輝いていた」

「 自分もあの舞台に一緒に立ちたい」

 

など、温かいメッセージとともに私たちのチャレンジを見守ってくださっているお客様に感謝しながら、より喜んでいただける舞台を目指しています。

 

 

 

思うように練習ができなくなった2020年。

それでも舞台を生で見ていただけることを夢見て。

 

オペラプラザ岡山発足以来初めての公演中止を余儀なくされた2019年度。

 

それだけでなく、歌や楽器演奏は飛沫拡散が懸念されるため、メンバーが集まって練習することさえも出来ない日々が何か月も続きました。

 

その時改めて、みんなと一つのものを作り上げることの楽しさ、音楽の素晴らしさに改めて気づき、自分の生活の一部になっていることを感じました。

 

やはり公演をやりたい。強い思いが込み上げてきました。  

 

感染症対策をしながらの練習（歌、楽器演奏）はどうすればいいのか？

ソーシャルディスタンスを守った演出はなにができるだろう？

今までの練習場所が使えなくなってしまい、新しい練習場所はどこにしよう？

 

色んなことに悩まされながらも、皆さんに私たちの舞台を生で観ていただけることを夢見て一歩ずつ進んできました。 

 

 

 

 

 

無観客公演、そしてweb配信という新しい挑戦への決意。

 

舞台を観ていただき同じ時間を共有したい、熱量を感じていただきたい、もちろんその思いは尽きません。しかし、今は安全・安心に勝るものはありません。

 

2020年度の公演は無観客・web配信で行うという結論に至りました。

 

 

幾多もの困難を乗り越えて別子山を緑に還した「天空の町」の主人公伊庭貞剛のように、私たちもコロナ禍という困難に負けず前に進まなければ！

 

そうと決まれば、オペラプラザ岡山初めてのweb配信公演に向けて突っ走るのみと動きはじめまたものの、web配信に必要な機材や知識はありません。そして、無観客公演となるため、運営資金の要であるチケット収入がありません。

 

そこで今回、私たちの活動を応援してくださるみなさまにご支援をいただきたくプロジェクトを立ち上げました。

 

 

今回の演目は、別子銅山と伊庭貞剛を題材にした「天空の町」。採掘精錬の煙害で荒れ果てた別子山を、いくつもの困難を乗り越えて緑に還した伊庭貞剛の生き様を美しいメロディでつづったオペラです。石多エドワード氏が台本・作曲を、萩原勇一氏が編曲を手掛けました。

 

★オペラプラザ岡山2018年度公演　天空の町　ダイジェスト版　約3分30秒★

 

 

～あらすじ～

物語の主な舞台は四国の別子銅山。元禄時代に大鉱脈が発見され、以来、約280年にわたって採掘がつづけられた、世界有数の銅山。

 

 

しかし、大規模な開発で森の木は伐られ、明治になって西洋式の精錬所ができてからは亜硫酸ガスによる煙害も深刻化。緑豊かな大自然はいつしか禿山に……。

 

 

そこに現れたのがこのオペラの主人公、伊庭貞剛。いまも「財界の巨人」と尊敬される、住友の二代目総理事。大阪本店から単身、四国に移り住んだ貞剛は、鉱夫や農民の苦しみを目の当たりにして新しい解決策を模索していく。

 

そして始めたのが、年に100万本以上の木を山に植える大プロジェクト。この事業は昭和40年代までつづけられ、植林総数はなんと1億本に！「エコロジストの先駆け」とも讃えられる男の生涯はーーー。

 

 

 

 

 

「天空の町　～別子銅山と伊庭貞剛～」については、

http://udookayama.html.xdomain.jp/2021_tenku/tenku/

にてより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

いただいたご支援は、web配信を行うにあたって撮影にかかる費用、舞台マイクなどの録音機材費用、練習会場費用、収録会場利用料の一部として大切に活用させていただきます。

 

 

 

 

もっと多くの人たちに作品を、

そして同じような悩みを抱える音楽業界に元気を。

 

ユニヴァーサルデザインオペラは、プロ・アマ、年齢、ハンディのあるなしに関わらず、誰もが参加でき輝ける舞台です。

 

今回のプロジェクトをきっかけに、これまでは生で舞台を見にきていただくことが難しかった方たちにも魅力を伝えていければと考えています。

 

また、音楽活動をされている方の中には、きっと私たちと同じ悩みをお持ちの方も多くいらっしゃると思います。

 

そんな方たちへ、任意団体であるオペラプラザ岡山でもこんなことをやっているんだ、と一つの明るい事例としてお伝えできるよう、HPやSNSで活動報告も行う予定です。

 

私たちの新しい挑戦に、みなさまの温かいご支援をお願いいたします！

 

 

 

 

メンバー紹介

名前の後ろの（）は今回上演する「天空の町」での役名です。

 

♪広瀬　千加子＜オペラプラザ岡山　事務局長＞（梅子:伊庭の２番目の妻)

 

～ごあいさつ～

 

「ピンチはチャンス」を座右の銘に、2009年の発足から情熱だけで突っ走ったあっという間の10年。

オペラプラザ岡山は、2019年の1月に皆さまのお陰を持ちまして創立10周年記念公演を無事終えることができました。誠にありがとうございます。

 

発足から毎年公演を行って参りましたが、2020年はコロナ禍により音楽活動の自粛を余儀なくされ、公演は残念ながら中止。練習さえもままならない困難の時となりましたが、信頼のおける素敵な仲間たちと共に、2021年3月の新たな形の公演に向け前進します。そこに秘められたドラマ。それはまだ誰にもわかりませんが、新たに又10年を目指し頑張ります！

 

 

♪梶谷　淳子（心の精）

～ユニヴァーサルデザインオペラに出会って～

 

私が「ユニヴァーサルデザインオペラ」に出会ったのは、十年前。

 

「いつかはオペラ！」と飛び込んだ私の初舞台はモーツァルト『魔笛』。その後も『フィガロの結婚』『カルメン』等の古典作品やオリジナルの創作オペラに、合唱や、時にはソリストとして出演し、幸せな経験をさせてもらってきました。舞台の楽しさに味をしめ、素敵な仲間たちとの出会いを経て、今ではスタッフとして団体の運営にも関わるようになりました。

 

そうした中での唯一の気がかりは、私自身を含め、演奏の技量や芸術性の面でしたが、たまたま観た映画の「最も崇高な芸術とは人を幸せにすることだ」ということばが私に答えをくれ、今は、誰もが輝き親しめる文化芸術活動のとしてのユニヴァーサルデザインオペラの可能性に期待し、その普及を図っています。

 

 

♪宇髙　賢（旅人・切り上がり長兵衛）

～2010年度公演：ユニヴァーサルデザインオペラ　モーツァルト作曲『魔笛』を振り返って～

 

2011年3月13日、東日本大震災の翌々日の公演。出演者の皆さん、観客の皆さんが日本を元気にしたい！という思いで１つになることができた公演だと思います。

 

一幕、タミーノ、パパゲーノ、ダーメの５重唱（パパゲーノ役で出演）では、タミーノと二人で

「それでは行きましょう」と歌うところがガチッとハモり、２人の歌とオーケストラとが１つになることができました。ここまでガチッとハモれたのは後にも先にもこの時だけで、私にとっては非常に思い出深いシーンです。

 

老婆に扮したパパゲーナが、パパゲーノにワインを持ってくるシーンも思い出深いシーンです。思いがけないアクシデントに見舞われたものの、偶然も味方につけつつ、演者１人１人のこだわりの詰まった舞台となっています。

 

 

♪武藤　美鶴（心の精）

～2011年度公演：ユニヴァーサルデザインオペラ　モーツァルト作曲『フィガロの結婚』を振り返って～

 

「オペラ」の演目で歌い演じるというのは高尚で、クラシック声楽の歌手しか「舞台」に立てないというイメージが皆さんにはありませんか。

 

「過ちを許し合おう」というテーマのホームドラマ。

このオペラの特色は、何といっても歌舞伎風なセリフの言い回し、独特なポーズとニックネームの多用に集約されます。新しいオペラの時代を拓こうとされているエドワード監督が、この歌舞伎オペラを完成され、オペラプラザ岡山ではユニヴァーサルデザインというコンセプトのもとに集まった人々が、個々の持てる技術や能力を表現。お互いに助け合い、協力試合、みんなが輝ける舞台となりました。盲導犬のアテネとリーアムも大活躍でした。

 

私は、いとしのスザンナと取っ組み合いの喧嘩をしたり、無茶苦茶な誓約書を持って天才フィガロに結婚を迫るなど、個性あふれるユニークなまるまるチェリーナという役を、楽しく演じ歌わせていただきました。

 

 

♪今井　勉（伊庭貞剛）

～2012年度公演：ユニヴァーサルデザインオペラ　フンパーディンク作曲『ヘンゼルとグレーテル』を振り返って～  

 

本作においてわたくし今井の挑戦としては、初めて「魔女」（お菓子の魔女）の役を演じることでありました。

 

お菓子の家にたどり着いたヘンゼルとグレーテルを、優しくも甘い誘い言葉と魔法の力で、最終的に二人を「食料」と「召使い」にしてしまおうとする、お菓子の家の前で行われる子どもたちと魔女の一連のやり取りが、お勧めシーンの一つであります。客席から魔女の私を怖がる子どもの声までも聞こえてきました。

 

また、フンパーディンクによる音楽は、モーツァルトのそれのように明快なもとのは異なり、複雑な和声や変拍子ともいえるような独特なタイミングで構成されているところが多々あり、それが登場人物の深い感情や、迷い込んだ深い森の不安を掻き立てる雰囲気などなど、実に的確に表現していて大人も子どもも楽しめる音楽になっていると思いますが、その分、本番までの練習が実に大変だった記憶があります。ですから、ラストシーンの全員での合唱を歌っているときには、実に感慨深いものがありました。

 

 

♪繁内　彩菜（森の精）

～2014年度公演：ユニヴァーサルデザインオペラ　ビゼー作曲『カルメン』を振り返って～

 

『カルメン』の中でも特別思い出深く、大好きなのは密輸のため国境を越えようとするカルメンとその仲間たちが「素晴らしいのは自由だ」とホセを仲間に誘う第一幕最後の場面です。この場面では名前のついていない登場人物一人ひとりにもそれぞれの人生があり、それぞれが自由を渇望しながら生きているのだということが強く感じられます。

 

私は高校１年生の時、この舞台に参加し、公演終了後に打ち上げ会場へと向かう車の中で、素敵なメンバーの方々と共に舞台に立てた喜びを興奮気味に語ったことを今でも覚えています。エドワード先生には褒めすぎだと笑われてしまいましたが、あれから５年以上経った今でもその思いは変わりません。

 

 

♪髙橋　祥子（松：伊庭の最初の妻）

～2015年度公演：ユニヴァーサルデザインオペラ　モーツァルト作曲『魔笛』を振り返って～

 

ファンタジーの中に大切なメッセージが込められたこのオペラ。

 

夜の女王のアリア、パパパの二重唱など、オペラとはあまり馴染みがない方でも、この歌聞いたことがある！という有名な曲の多いオペラですが、♪ぼくらはよい子の３人組、ジャジャーン♪と物語を楽しく進行していく３匹のお猿さん（見ザール、言ワザール、聞カザール）も注目のポイントです。コミカルでユーモア溢れる演技に惹きつけられて自然と笑いがこぼれてしまいます。

 

そしていちばん観ていただきたいのは♪こんな宝が～この世にあれば～…すべての人が幸せになる♪、と魔法の鈴の音を聞き、みんなが歌い出し、手を取り合うシーン。悩みや試練を抱えた人たち、それまで歪みあっていた人たちが仲良くなり一緒に歌って楽しむ、本当にこんな鈴があるといいですね。いえ、鈴は一人一人の心の中にあるのかもしれません。

 

 

♪宮本　萌花（心の精）

～2016年度公演：ユニヴァーサルデザインオペラ　モーツァルト作曲『フィガロの結婚』を振り返って～

 

フィガロの結婚はたくさんのキャラクターが出てきてとても見応えのある作品で、私自身も花娘として楽しく参加しました。それぞれのキャラクターが個性豊かで、思わずクスッと笑ってしまうシーンも。また、それぞれに決まったポーズがあるところも見ていてわかりやすく、注目のポイントの１つです。

 

私は特に、スザンナの美しい歌声やまるまるチェリーナとのユニークなやり取り、お優しい奥様の引き込まれる演技がとてもお気に入りです。

 

オペラプラザ岡山に入る前までは合唱をしていた為、オペラの発声が私にとってとても難しかったのを覚えています。今でも難しいと感じますが、舞台に立つ楽しさを改めて感じさせてくれたこの演目を思い出して、今回の天空の町も頑張っていきたいと思います。

 

 

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＊本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先（https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix）の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

 

【プロジェクト終了要項】

開催日時：2021年3月14日14:00開演

開催場所：岡山市民会館

主催者：オペラプラザ岡山

イベント内容：ユニヴァーサルデザインオペラ（プロ・アマ、年齢、ハンディのあるなしに関わらず、誰もが参加でき輝ける舞台）の公演開催およびWeb配信を行う

 

＊天災等止む終えない事情によりイベントが中止となった場合は、延期して開催します。そのため、返金は致しかねますことご了承ください。