皆さまのご寄付でウクライナに支援を届けることができました!
「あの日のできごとはゾッとする体験でした。」
7月9日の攻撃で自宅に被害を受けたオクサーナさんはそう振り返りました。その日、オクサーナさんは叔母さまの埋葬に出かけていて、自宅には娘さんと1歳半のお孫さんだけがいたのだそうです。幸いお二人は無事でしたが、この攻撃で部屋の窓は全て割れ、隣の家との境の壁も壊れてしまい、着の身着のまま避難をしたオクサーナさんに、ピースウィンズは新しい家電と寝具を届けました。
この度みなさまからいただいたご支援で、以下の支援活動を行うことができました。
▪ オフマディット小児病院を含むキーウ市内にある複数の病院へ衛生用品、ベビー用品、医薬品、食料、電化製品の提供
▪ 入院中の子どもや保護者合わせて約150人へ衛生用品、食料の提供
▪ 被災した450世帯へ衛生用品や寝具、清掃用具の提供
病気の子どもたちが必要とするものは衛生用品や医薬品など多岐にわたり、なかには市販のものでは使えないものがありました。例えば市販の粉ミルクには放射線治療を受けている子どもが摂取できない成分が含まれている場合があり、治療を受けている子どもたちでも安全に口にできる粉ミルクを提供する必要がありました。ピースウィンズは、子どもたちが入院する病院から具体的な物品のリストをいただいて、それらを購入して届けました。
2022年にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、早くももうすぐ3年目を迎えようとしています。ウクライナの人たちは、今も、いつミサイルが落ちてもおかしくない状況下で、たくましく生きています。彼らの必要に応えられるようピースウィンズは活動を続けてまいります。
改めましてこの度はご協力いただき、誠にありがとうございました。これからもぜひ、関心を持ち続けていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
ピースウィンズ 国際人道支援 公式HP
https://global.peace-winds.org/
ピースウィンズ ウクライナ支援事業チーム スタッフ一同