JR只見線会津坂下駅前に飲食含むレンタルスペースを作りたい！

 

▼自己紹介

 

過疎化が進む会津坂下町

JR只見線・会津坂下駅前に人が集まることができるレンタルスペースを作って町を活気づけたい！

 

はじめましてrental space unlock準備委員会と申します。

私たちは福島県、会津坂下町出身の同級生無尽「ZERO-六會」の仲間です。

 

私たちの住む会津地方には、古くから「無尽」という風習があります。

本来は、仲間内で定期的に集まりお金を出し合って困っている人に融通する習慣でほかの地域では「講」や「頼母子（たのもし）」と言ったりもするそうです。

 

現在では、定期的に飲食などをして交流を図ることがメインになっていることが多く、始めは、私たちも、お酒を飲むだけの集まりだったのですが、年を重ねるにつれ、年々深刻になる町の過疎化問題について語り合うようになりました。

 

「どうにかして現状に歯止めをかけたい！」

との思いから地域活性化のため、グルメやアクティビティ、お祭りなど町の魅力的な部分をSNSで情報発信しながら活動を行うようになっています。

 

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

私たちが住んでいる会津坂下町は、毎年1月14日初市の奇祭大俵引きで知られるまちです。

 

かつては街道のまちとして栄えた会津坂下町ですが、近くに通える大学や専門学校が少なく、新卒者を採用する企業も限られることから、高校を卒業すると進学や就職で若者の多くが町を出て行ってしまいます。

 

いつしか町に住む者は高齢者ばかりとなり、国内有数の長さを誇る商店街ライヴァン通りはその多くが空き店舗や空き地となってしまっています。何を始めるにもやりづらい町、そんなイメージが生まれ、残った若者も仕事や買い物、レジャーは町外へと流れ出てしまう傾向にあります。

 

 

行政にも地域活性化を補助する動きはありますが、思い立った事をすぐに相談できる窓口やコミュニティも限られており、新たな取組みに対しては、そもそもの温度差がある様に感じます。

 

しかし、会津盆地の中心、街道が集まり、商業・工業・農業のまちとして発展してきた会津坂下町には、様々な技能、ノウハウ、経験を持った人や会社がたくさんあります。

そして、この町を活気のあるまちに戻したいと強い想いを抱く人は大勢います。

 

ならば、そうした人達の想い・夢を実現させるきっかけとなる様な場所を自分達で創ろう！

そう話合いをしたのが始まりです。

 

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの内容

 

JR只見線会津坂下町駅前の食堂跡をリノベーションしレンタルスペースを開業します。

 

外観

 

 

 

 

 

 

　用途

シェアキッチン、飲食店、貸会議室、イベントスペース、ワークショップ、シェアオフィス、コワーキングスペースなど相談頂いた内容で可能な限り対応するレンタルスペースを目指します。

 

 

店舗

 

 

 

 

 

 

　提供するサービス

 

シェアキッチンを含むレンタルスペースの貸出。

レンタルペースには飲食店営業が可能なキッチンとホール、和室2部屋、トイレを備えており、飲食店の営業やシェアオフィス、貸会議室、各種教室、ワークショップ、撮影スタジオなど、様々な用途にご利用いただけるスペースを1時間単位でレンタルします。

 

当シェアスペースには、飲食店営業に必要な、調理器具や食器、家具類に加え、シェアオフィス・貸会議室としての利用に必要な、Wi-Fi環境、AV設備（音響、マイク、プロジェクタなど）、ホワイトボード、ワーキングデスクを備え、利用者の多様なニーズに応えるとともに、出店情報や活動予定をSNSなどに掲載し、集客のサポートを行います。

 

 

和室（6畳+4.5畳）

 

 

 

また、運営者自身によるカフェ・バー営業や起業支援プログラムの開催などを予定しております。

さらには、SNSプラットフォームを活用したオンラインコミュニティを開設し、利用者、利用希望者、支援者などが情報発信・交流を行う場を提供することで、新たな協働・コラボレーションの創出を促します。

 

 

間取

 

 

 

 

 

 

　需要

町内にはシェアキッチンを含むレンタルスペースがなく、町内の利用希望者は近隣市町の施設を利用している状況です。

町内にレンタルスペースをオープンすることで、そうした需要を取込むことができると考えます。

 

また、会津坂下町は古くから「ばんげの馬鹿三里」と呼ばれるロケーション。

会津の主要都市会津若松、喜多方、高田、西会津いずれからも三里（約12kｍ）の場所に位置し、車を使うと概ね30分で移動することが可能です。会津経済圏の地理的中心地となっており、近隣市町村からの利用者を見込むことができます。

 

 

会津周辺MAP

※地図は筆者作成

 

 

さらには、全国的に認知度の高いJR只見線・会津坂下駅の目の前という町内屈指の好立地。

通学でJR只見線を利用する学生やその送り迎えをする保護者に加え、観光客へのリーチも容易であることから、壁面広告の掲載やポップアップストア出店などの利用も見込まれます。

 

会津坂下駅前

 

店舗周辺MAP

※地図は筆者作成

 

 

 

 

 

ITを活用したスマート運営

オンライン予約システムの導入、スマートエントリーシステムなど、オンラインプラットフォームを活用して省コストかつ適切な管理をします。

 

 

 

 

 

 

 

 

▼運営者

 

 

江川卓也

会津坂下町の住宅設備会社のSMD（Senior Managing Director）、豊富な飲食業経験と確かな水道工事技術を持つハイブリッド人材。

坂下幼、小、中、高を卒業した生粋の坂下町民で、地域に根ざした企業経営を行っています。また、町内に強固で幅広い交友関係を築いており、そのネットワークを活かして地域に貢献する姿勢が高く評価されています。

 

 

石川丈博

メガバンク系証券でベンチャー育成やイノベーション創出、地域振興のソリューション開発に従事していました。

産官学連携によるベンチャーエコシステム創造を目指すアクセラレーションプログラム開発等の経験を有しています。

数年前に退職し地元会津坂下町にUターン移住。

金融、投資、IT、創業支援等に強みをもっています。

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

使用頻度が高まるにつれ、１店舗だけでは足りなくなってきます。

その段階で地域活性化のモデル事例として行政にも協力を仰ぎつつ、町内の空き店舗、空き家を借受け、シェアキッチンやシェアオフィス、民泊としてリノベーションし施設の拡大を図るとともに、当レンタルスペース出店経験者による常設店舗開業をサポートすることで、当レンタルスペースとの複合的な利用を促し、町内にさらなる賑わいを創り出していきます。

 

また、会津地域には、大学発ベンチャー起業率日本一にもなった会津大学が立地し、近年起業マインドの高まりをみせています。運営者らのこれまでの経験を活かし、地元の投資家や起業家も集うカフェバーの運営や起業アクセラレーションプログラムを実施。新たな事業創出のきっかけとなる交流の場を提供します。

 

当レンタルスペースをきっかけとして始まった新たな事業や店舗によって、さらに新たな賑わいが生まれる。賑わいのエコシステムを町内に創出・確立することで、再び活気にあふれるまち、夢を叶えられるまち、会津坂下町を取り戻します。