「手術日までの過ごし方」 動画や冊子が完成 !!
この度は、本学のクラウドファンディング事業「手術待ちを、準備期間へ がん手術後の経過を良くするために、今できることがあります。」にご賛同いただき、ご寄付を賜り誠にありがとうございました。
クラウドファンディング事業により、皆様からご支援を頂いたご寄付をもとに、産業医科大学では、「手術の前から始める手術日までの過ごし方」をご案内するために、動画や冊子を作成いたしました。
本学のHPでご案内していますので、この活動が手術を控えて不安でお困りになっている方へ少しでもお役に立てれば幸いです。
この冊子は、無料で閲覧、印刷が可能です。
手術の前から、運動、栄養サポート、精神的ケアなどを始めることを「プレハビリテーション(prehabilitation)」といい、「患者さん自身の手術に向けての準備」のことを指します。
これを行うことによって、手術後の回復が早くなるだけでなく、手術の合併症が減り、長期的な予後(生存率)も良くなることがわかってきました。
とくに新型コロナウイルス感染拡大を受け、すべての外来受診・入院の中止や制限、患者さん自身による受診控えなど、一般の病気をかかえる患者さんの診療行為が大幅に制限され、病状が悪化することが懸念される「診断・治療の遅れ」の中にあっては、この「プレハビリテーション」がますます重要になっています。
HPへは、こちらから。動画もこちらで公開しています。
冊子や動画の完成とともに読売新聞でも取り上げていただきました。
◆会計報告
皆様方からご支援いただいた寄付金は、総額2,461,000円でした。
支出の内訳は以下のとおりです。
READYFORのシステム手数料 460,207円
手数料を除き、総額2,000,793円を受け取りました。
1 冊子製作費 481,560円
2 動画製作料 786,500円
3 デジタルパンフレット制作料 16,632円
4 広報宣伝費 171,600円
5 郵送料 25,000円
当初の計画よりも、冊子の製作が安く出来上がりましたので、残りにつきましては、印刷した冊子を増刷するなど、今後のこのプレハビリテーションの普及に使用させていただきます。
また、冊子につきましては、ご支援いただいた皆様に、8月末に郵送させていただきましたが、お手元に届いていない方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
新型コロナウイルスの感染状況はまだまだ予断を許さない状況ではありますが、産業医科大学病院では、がん手術を待つ多くの患者さんに、必要な情報がお届けできるように努めてまいります。
引き続き、本学にご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
産業医科大学