植物由来の材料で作る。ベジタリアンも食べられるチーズを全国へ

 

 

 

北海道の田舎で納屋を改装し自作でチーズ工房を作ります。

 

こんにちは。佐々木 学（ささき まなぶ）と申します。北海道の田舎で趣味でチーズをつくり始めて13年になります。

 

13年の間に十勝を離れた事もありましたが、時間を見つけては十勝に帰ってチーズ作りに打ち込み、コツコツと技術の向上を積み上げてきました。思い返してみると、13年という年月は随分長いと思いますが、技術は少しづつ上達するものなのでそれ程長かったとは感じません。

 

趣味として始めたこともあり、これまで販売することはありませんでしたが、この度工房を建設して皆様にチーズを販売する事に致しました。さらに、私の友人にベジタリアンが多く、日本での食事に困っていたことから、動物由来の原材料を一切使わないチーズを作り、ベジタリアンの方でも食べていただけるチーズを作ります。

 

今回は、チーズ工房の建設費の一部を皆様にご支援いただきたいと思い、チャレンジさせていただきました。リターンには、私の作ったこだわりのチーズと十勝のお野菜、ノンアルコールワインなどもご用意していますので、是非この機会にお試しください。

 

 

 

チーズ作りを始めたきっかけ

 

友人からの誘いで始めたチーズ作りですが、始めてみるととても難しく、チーズの出来、不出来には微細な技術が必要なことに気付きました。形としては整えることができるのですが、思う通りの美味しさを出すのはとても難しいと感じました。

 

十勝地方では、チーズ作りは誰でも参加することが出来ます。なかにはチーズ作りのための設備を構えている市町村もあります。小額でチーズ作りを教えてもらえて、そういう意味では恵まれた環境だと思います。私の実家も農村地帯にあるので、酪農家の親戚から生乳を分けてもらってチーズ作りをしておりました。

 

 

「自分の作ったチーズが工程を経て形になって行くのは楽しい」その一心でチーズを作っています。特にホエー（※1）を抜いた後、カード（※2）という状態に固形化された状態をモルディング（※3）をする際に大体のチーズの出来が解ります。この工程が一番ドキドキしますね。

 

 

 

 

ある友人の一言。「なぜチーズ工房を作らないの？」

 

これまでのチーズ作りは、別の場所を借りていました。自分のチーズ工房を作ろうと思ったきっかけは、友人の『田舎の土地にはチーズ工房を建設するための充分な土地や建物があるのに、なぜ始めないの？』という一言でした。私は驚いて言葉を失うと、その友人は立て続けに『そろそろ始めないと、もう出来なくなるんじゃない？』と言うのでした。

 

確かに年齢も40代ですので始めるには良い年齢でしたが、逆をいえば今を逃すと始めることはなさそうでした。これまでに作成したチーズを友人に差し上げると、意外に好評で、「買いたい」という希望者まで現れたことも、私の背中を押してくれる大きなきっかけになりました。

 

確かに始めない事には一歩も進めません......。暗にお尻を叩かれた様でびっくりしましたが、よく考えると、出来ない理由の方が少ないくらい好条件だと言う事に気付きました。

それからは必要な機材に資金調達、関係各所との協議と走り回る毎日でした。

 

 

 

私が作るチーズはすべて

ベジタリアンの方にもお召し上がりいただけるチーズです。

 

私が作るチーズは、北海道十勝で飼われている牛から搾乳した新鮮な牛乳を使っています。さらにベジタリアンの方も召し上がっていただけるチーズです。動物由来の材料を使わず、ベジタリアンの方も召しあがれるチーズは日本ではとても珍しく、現在では、私の知る限りまだ数種類のチーズしか食べられないと思います。

 

私の作るチーズは、ヨーグルト（無添加^※）、植物性レンネット、塩、生乳の４つの材料だけで作っています。普通のチーズとの違いは、この「植物性レンネット」にあります。

 

 

ベジタリアンの方も召し上がれるチーズを作るためには、ざくろなどを原料とした「植物性レンネット」を使用します。しかし、「植物性レンネット」は外国から専用のものを購入しなければならず、高コストになってしまいます。そのため、なかなか作ろうとする人がいないのが現状です。

 

それでもベジタリアンの方も召し上がれるチーズにこだわっている理由は、日本に住む外国の友人が多く、なかでもベジタリアンの人は「日本では何を食べられて、何が食べられないのかわからない。食事の制限が多い」と話を聞くことがよくあるからです。

 

「誰でも食べられるチーズを作りたい。」

 

そんな想いからこの工房では、ベジタリアンの方も召し上がれるラクレットチーズとゴーダチーズを作ります。

 

 

 

皆様から頂いたご支援をチーズ工房の設備費とさせて頂き、

チーズを全国へお届けしたいと考えております。

 

今回のプロジェクトでは、皆様からのご支援を工房の設備費に充てさせて頂きたいと考えています。既に建物や土地は所有しておりますので、購入する設備はクーラーや、ヒーター、チーズカッター等となります。

 

 

 

北海道の田舎ではチーズ作りをする習慣が残る地方があり、我々の住む地域でもチーズ作りする人々が、まるで習わしの様にその技術を惜しむ事なく教えてくれました。その技術を継承しさらに良いチーズを製造したいと思っています。

 

※現在の改装の状況につきましては、私のTwitterでも随時更新しております。

 

北海道の質の良いチーズを食卓にお届けしたい。

 

今回のプロジェクトを通じて、北海道産のブランドに恥じることのない質にこだわったチーズを作りたいと考えています。

 

13年間作り続けてきたチーズを、やっと皆様に食べていただける嬉しさでいっぱいです。チーズ工房は自身が熟成庫のリフォームの設計から携われるので、気の済むまでこだわる事が出来ます。そのこだわり抜いた工房で、美味しいチーズを作る為に一つ一つの工程を丁寧に作ります。

 

質の良いチーズを手ごろなお値段で全国の皆様へご提供していきたいと考えています。ご支援よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

この度ご支援いただいた方限定に北海道を産地とする限定リターンをお届けします。

 

今回は、私が作るラクレットチーズとゴーダチーズをご用意しています。チーズは「出来」というものがあり、作ってみないことには出来の良さがわからないのですが、出来の良い方を選んでいただくことも可能です。

 

また十勝の大地の恵みが生んだ野菜もセットでご購入いただけます。さらに、ノンアルコールのワインも白と赤を用意しました。ベジタリアンの方、そしてお酒が飲めない方でも、まさに誰でも楽しんでいただけるリターンをご用意しましたので、この機会に是非ご賞味くださいませ。

 

 

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本プロジェクトは、2021年01月31日（日）までに、チーズ工房を設立したことを以って、完了といたします。