プロジェクト概要

 

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バラバラの文字を紡ぎあわせ、未来へと。

独特の凹みであたたかみのある活版印刷を残していくために。

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はじめまして、阿部粋己です。【服とタイポグラフ】という洋服と活版印刷のブランドを主宰しています。


一文字一文字バラバラの活字を組んで印刷をするという活版印刷に魅せられ、数年前より活版印刷工の師匠のもとで組版技術を学び始めました。
 

失われつつある活版印刷をもっと活用すべく、活字組版による紙モノを作ったり、布に印刷して服を作ったり、様々なものに活版を使って、この技術が今後も使えるという可能性を探っています。

 

 


|| 活版印刷とは?


活版印刷とは、一文字一文字がバラバラになった「活字」を組み合わせて版をつくり、インキをのせ、紙に圧着するという印刷手法。イメージとしては版画のような仕組みです。

(テキンとよばれる活版印刷機)


(活字で組んだ組版、隙間なく組みます)

 

活版印刷の特徴には、凸凹の手触り、インキの物質感、活字の美しさ、といったものがあります。

 

印刷時に圧力をかけることでできる紙の凸凹が、手触り感やあたたかみを感じさせ、
インキの乗った紙面はどっしりとした質量があり、硬い活字で印刷した文字はキリッと美しく、一度活版印刷の魅力に触れてしまえば病みつきになってしまうような味わいがあります。


近年、「大人の科学マガジン」に活版印刷が特集されたりと、アナログなものづくりとして若いクリエイターに再評価されてきています。

(独特の凹みがどこか懐かしい印刷)

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(昨年の展示会の様子、中央が僕です)

 

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廃業する活版印刷所から譲り受けた、大量の活字たち。僕ひとりでは、到底活用しきれる量ではなかった。

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2年前、ある活版印刷所が廃業されるという話を聞きました。
その活版印刷所は戦後から続いていた活版印刷所で、今では貴重な初号活字など多くの活字を所蔵していました。


貰い手もなく、たくさんの活字が廃棄されようとしていて悲しく思い、僕たちはまだ活字を置いておく場所も確保できない状態でしたが譲り受けることにしました。


しかし、廃棄されるのは免れたものの、活字が大量すぎて、ちゃんと使えるためのスペースを整えることができず、すべての活字を活用することはできませんでした。

そんななか、古くからある活版印刷所が次々と廃業されるという知らせをききました。中には僕たちが活字を引き取ったことを聞き、お話を持ってきてくれる方もいたのですが、僕たちにはこれ以上活字を引き取る場所がなく、泣く泣くお断りしたこともありました。

活版印刷所がどんどん廃業されていくのは、それぞれの事情もあるでしょうし仕方のないことかもしれません。


ですが、同時に貴重な活字とその活字を組む技術も一緒になくなっていくことが、
僕たちにはたまらなく悲しく、どうにか残せないかという想いを強くしていきました。

 

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(廃業された活版印刷所)

 

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皆様からいただいたご支援で、活版印刷が体験できるアトリエを。若い世代へ活版印刷の魅力を伝えていきたい。

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今回のプロジェクトでは、皆様からいただいたご支援をアトリエを作る費用にします。僕たちが現在所蔵している活字をすべて並べ、自由に組んで印刷できるような空間にします。


そして、活字を拾って組み、活版印刷機で印刷するまでを体験できるワークショップを開催し、活字を組む楽しさを伝えていきたいと考えています。


また、活版印刷といっても、どんなものが作れるかなかなか想像がつかないもの。
そのために実際に活版印刷を使って作ったポストカードや詩集などの紙モノ、僕たちが今チャレンジしている活版印刷を取り入れた洋服などを展示販売します。

 

|| アトリエ詳細

場所:東京都調布市のテナント予定

開店時間:火〜木曜 12時-17時

     金〜日曜 12時-19時

活版ワークショップは予約制で随時開催予定です。

 

 

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(アトリエはこんなイメージです)

(展示会で行ったワークショップ。小型の活版印刷機を使いました)

(いろいろな紙に刷ってみたり・・・)

(布に印刷してみたり・・・)

 

活版印刷をきちんと次の世代へ。

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今回、僕たちが作ろうとしているのは、活字組版に特化した活版印刷のアトリエです。活字組版、ということを強調したいのには少し理由があります。


というのも、現在若い世代の方に活版印刷が注目されてきていて、喜ばしいことに新たに活版を始める方が増えてきています。ですが、活版印刷の基本である活字を組む、というのは活字を持っておくスペースやコストの問題から大変ハードルが高いのです。


そのため樹脂版を起こして印刷するレタープレスという手法が主流なのですが、やはり活字を組んだ紙面とは仕上がりや味わいが違ってきます。


そして僕たちが危惧していることは、レタープレスによる活版印刷は盛り上がりをみせても、活字を組む技術が次の世代へと受け継がれていなかったら活版印刷は結局廃れてしまうのではないか、ということです。僕たちもまだまだ勉強中ですが、きちんと活字を組める活版印刷を皆さんと一緒に次の世代へ繋げていきたい。そんな想いから今回のプロジェクトを立ち上げました。
 

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活版印刷の魅力を実際に感じて欲しい. 

活版を使った紙モノ、布モノ、体験モノのリターンです。

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【活版組版ワークショップ】


まずは実際に活字を組み、印刷できる、活版組版ワークショップのリターン。
組版の基本をじっくりレクチャーし、名刺サイズの紙に好きな文字を好きな書体で印刷するワークショップです。


日程をご予約いただいた後、実際にアトリエに来ていただきます。
活字の重さ、紙の手触り、インキの匂いを感じながら、一枚一枚丁寧に印刷し、
アナログなものづくりの楽しさを体験していただきます。

 


【活字&活版印刷機利用チケット】

 

さらに、活字&活版印刷機を自由に使って製作ができるアトリエ利用チケットのリターン。活版印刷を実際に使ってみたいけど使う機会がない、ワークショップではできない自由度の高い制作がしたい、けれど老舗の活版印刷所の門をたたくのは勇気がいる・・・


そういった方に、アトリエでテキン、活字を使用し、自由に制作していただけます。
アトリエ利用の際はご予約していただき1時間1チケットでご利用できます。
今回のリターンでは、じっくり制作できるように35時間分のチケットをご用意しました。印刷機や道具の使い方を丁寧にお教えしますので、初心者でも安心です。

また、アトリエに来れない遠方の方や、まずは活版でどんなものが作れるのか知りたい方には、活字や飾り罫で組んだ活版カード、組版による活版名刺、活字で印刷した洋服などのリターンを用意しました。



【活版Thank Youカード / FOR YOUカード】

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活版で印刷したメッセージカードです。シルバーのインキと空押しで凹んだ文字が活版らしいカードです。


・Thank Youカード
カードの天地には細かい模様の美しい花形装飾活字で印刷し、「Thank You」の文字は空押しでくっきりと凹みをつけて印刷しました。手触り感が楽しめる活版らしいカードです。
書体は上品な印象のCochinを使用。

 


・FOR YOUカード


額縁のような囲みを飾罫の細い活字で印刷し、「FOR YOU」の文字はこちらも空押しでしっかりと凹みをつけて印刷しました。書体はCopperplate gothic。四角いフォルムで可愛らしい印象の字面です。
それぞれ名入れもできるメニューもご用意しました。
活字で自分の名前を印刷して、リッチな感じにニンマリしても良し、
プレゼントするお相手の名前を印刷しても、特別感が増して喜ばれることでしょう。


(名入れしたThank Youカード・FOR YOUカード・フリーカード)


【組版による活版名刺】

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活字の良さを体験するにはやはり、活字で印刷された実物をご覧いただくことでしょう。
組版による活版名刺を作るリターンをご用意いたしました。
書体やポイント数など丁寧にヒアリングし、こだわりの活版名刺に仕上げます。
(外字など、ない文字もございますのでご相談できればと思います。)
インキは黒。紙は活版に適した柔らかい印象のスノーブル186.5kg 。枚数は100枚です。



【自分のイラストを活版カード・ポストカードに】

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活版印刷を使ってものづくりをしてみたいけど、遠方で来れない方や、印刷はお任せしたい方に、自分のイラストを活版カード・ポストカードにして郵送でお渡しするリターンをご用意しました。
あなたのイラストやデザインを樹脂版に起こし、活版で印刷します。希望者はオープンアトリエでの販売も可能です。(店頭販売価格自由・売上の70%を返納)※完全入稿データを納品いただいてからの印刷作業となります。
インキはシルバー、紙は活版印刷に適した柔らかい印象のスノーブル186.5kg。
サイズは活版カードは名刺サイズ、活版ポストカードはハガキサイズ、枚数は100枚です。

 


(名刺サイズのメッセージカード)

(イラストを樹脂版に起こします)


【Uのシャツ Univers】

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ポケットに活版で印刷したUが隠れているシャツ。
布地は、タイプライターでもくっきり文字が打てるほど布目が詰まった丈夫なコットン布地、その名も「タイプライター」を使用。
活版で印刷してもくっきりと印刷できます。
シャツのパターンはUniversのUの曲線を使って作られている、書体好きのためのシャツです。
Univers Roman、Univers Oblique、Univers Black、と書体違いで3種類あります。

 

■資金使途■

皆さまからいただいたご支援は、店舗の改修費用、活字清掃費用、オープンアトリエ運営に必要な備品を購入するための費用として大切に活用をさせていただきます。

 

ご支援、よろしくお願いいたします!

 

 



 


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