まだ続くプロジェクトの終了報告と御礼|そしてVOL.8へ
ご支援いただいた皆様、
落合陽一×日本フィルプロジェクトです。
いつも応援いただきありがとうございます!
2月の沖縄サテライト公演から、少し時間が経ってしまいました。
サテライト公演の記録映像の編集がいま進行中と、実はプロジェクト自体はまだ終わっていません。
ですが…明日からは2024年度、VOL.8の情報も皆様にお届けいたします!
そこでいったんの「終了報告」をさせていただきます。
■改めての御礼
2023年度のプロジェクトVOL.8《帰納する音楽会》では、200人を超える方から大きなご支援を頂いて、8月の本公演だけでなく、サテライト公演としても、高山、枚方、首里城、那覇の4公演、合計5つの演奏会を開催。これまでよりも多くの方々と、プロジェクトの目指す「音楽の喜び」を共有できました。
サテライト公演では、公演実現のために地元の皆様からも多大な応援をいただき、各会場ともにすべてほぼ満席の盛況となりました。
2月沖縄では、史上初となる首里城有料区域内でのクラシック公演も、首里城の皆様のご理解とご協力をいただき実現。何よりも沖縄の音楽家の皆様からの絶大なご支援で沖縄サテライト公演が大きな成功を収めることができたのはとても嬉しいことでした。
日下部民藝館:
枚方市総合文化芸術センター
首里城
琉球新報ホール
■《帰納する音楽会》公演の内容
「日本文化探訪、新たな形での紹介」を、世界的に活躍する藤倉大氏との継続的コラボレーションとして始めることを決定、その第1回として「琉球古典音楽」とのコラボレーションを行いました。
公演プログラムでは、日本の作曲家の優れた作品を、ジャンルの垣根なく紹介すること、素晴らしい人類の財産であるオーケストラ作品を、テクノロジーを用いた演出によって”身体性を伴う生の体験”としてお楽しみいただくことに努めました。初めての「子供料金」を設定したり、障害者への安価なチケット価格設定や鑑賞支援デバイス「ボディソニック」(パイオニア)の導入も継続しました。
公演に先立っては、私たち自身が琉球古典音楽の生まれた土地、背景、歴史を深く体験するために、2023年6月には沖縄県内でフィールドワークを行いました。琉球古典音楽の理解を高めるだけでなく、地元の音楽家や関係者との連携を深めることで、8月の公演の質をより高めることができただけでなく、サテライト公演が「沖縄の人々とともに行うべきもの」という意識が高まり、結果、良い公演を作り上げることができたと思います。
■収支について
事業がこのように大きく発展したため、経費的にもプロジェクトの規模は大きくなりました。皆様から頂きました大きなご支援のほか、助成金や地元企業のサポート、目に見えないご協力などにより、当初の赤字をやや削減できましたがそれでも、公演主催者である日本フィルハーモニー交響楽団は、楽団人件費を除いても、本事業での自己負担金が1000万円近くなっております。特定の大きなスポンサーを持たず運営する芸術団体としては、コロナ禍によるダメージから回復したとはいえ、本プロジェクトは、楽団の大きな経済的負担を伴いながらのチャレンジの連続が続いており、公演の成功をより多くの方のご支援に繋げられればと願っております。
READYFORでのプロジェクトご報告はこれで一区切りがつきますが、明日には次のプロジェクトをスタート、今年度も活動を継続させていただきます!
引き続き支援者の方からの応援を頂けるよう、皆様とともにコンサートの喜びの共有の輪を広げていきます。どうぞ、これからもよろしくお願いいたします!
VOL.7プロジェクトもどうもありがとうございました。