【トンガ沖火山噴火】ご支援のお礼とご報告
A-PADの「トンガ火山噴火支援活動」にご支援いただいた皆様
今年1月に発生したトンガ沖火山噴火の被害に対し、皆様から迅速かつ多大なるご支援をいただき、ありがとうございました。
A-PADが、トンガのファアモツ国際空港に届けた支援物資は、検疫を経て、噴火の被害にあった人々に届けました。支援物資は、浄水器、浄化タブレット、米、油、石鹸、フェイスマスク、防護具(PPE)などで、被災した地域でも配りやすいよう一部の物資は「ファミリーパック」と呼ばれるパッケージにしました。また、ニーズ調査の結果を受けて、船便で清掃用具やチェーンソー、発電機、草刈機などを輸送し、トンガ商工会議所の管理のもと、トンガの人々に届けられました。
物資を届けたA-PADの黄春源は「コロナ禍の国際支援は、PCR検査や隔離期間の延長・短縮、非接触での物資の受け渡しなど、スピーディーな支援の難しさを痛感しましたが、経由地のフィジーではトンガ商工会議所代表のサム・ベアさんと電話で話すことができ、マスクとPPE(防護具)のニーズが高いと聞いて、急遽、追加調達に走りました。30年以上災害支援のレスキュー活動に携わってきましたが、上空から見たトンガの風景はとても痛ましく、これから長期にわたって支援が必要だと確信しました。自然の猛威を前に私たちの無力さを感じますが、トンガやフィジーの人々は日本からの支援を笑顔で迎えてくれました」と話しています。
現在、噴火後のトンガでは安全な水の確保が課題となっていて、A-PADでは引き続き水の浄化システムの設置など人々のニーズにあった支援を計画しています。
◆オンライン雑誌『クーリエジャポン』で、A-PAD事務局長のインタビューとトンガ支援活動について掲載されました。
【私たちが一歩を踏み出す理由】
災害大国・日本が培った「コロナ禍での緊急支援」の知見をトンガに共有