文化遺産ヴォーリズ六甲山荘を未来に。ヴォーリズ・コテージオープン
寄付総額
目標金額 6,000,000円
- 寄付者
- 264人
- 募集終了日
- 2024年8月30日
命を繋ぎ、共に生きる。希少猛禽類により良い救命医療と共生環境を!
#子ども・教育
- 現在
- 36,431,000円
- 支援者
- 2,253人
- 残り
- 34日
多様な人が「働ける能登」を未来に繋ぐ|復興プロジェクト
#地域文化
- 現在
- 3,036,000円
- 支援者
- 239人
- 残り
- 65日
富田林興正寺別院|460年の想いを次の世代へつなぎたい【第一弾】
#地域文化
- 現在
- 4,225,000円
- 支援者
- 63人
- 残り
- 23日
米原市醒井にある国登録有形文化財「旧醒ヶ井公会堂」修復したい!
#地域文化
- 現在
- 511,000円
- 支援者
- 27人
- 残り
- 5日
座間駅前の坂道にみんなが使えるベンチを設置したい
#まちづくり
- 現在
- 349,500円
- 支援者
- 55人
- 残り
- 6日
iPS細胞による網膜再生医療実用化|患者さんに光を失わせない未来へ
#医療・福祉
- 現在
- 19,389,000円
- 寄付者
- 381人
- 残り
- 34日
守り伝えられる文化を未来へ 令和6年能登半島地震文化財復興緊急支援
#災害
- 現在
- 1,002,000円
- 寄付者
- 91人
- 残り
- 6日
プロジェクト本文
(8/29更新)第一目標達成の御礼と今後の挑戦について
いつもアメニティ2000協会を応援いただきありがとうございます。「文化遺産ヴォーリズ六甲山荘を未来に。ヴォーリズ・コテージオープン」プロジェクトは、8月28日(水)21時28分に第一目標の600万円を達成いたしました。
皆様からのご寄付、そして応援の声があってこそここまで来られました。改めて心より感謝申し上げます。
残りの期間、第二目標は掲げませんが8月30日(金)23時の終了までクラウドファンディングの募集は継続いたします。
ヴォーリズ・コテージの建設には約4,400万円の資金が必要です。皆様からいただいたご寄付は、引き続きヴォーリズ・コテージの建設費用として大切に活用させていただきます。
皆様からのご寄付が、文化遺産ヴォーリズ六甲山荘が六甲山上の重要スポットとなり、末永く維持するための仕組みづくりにつながっていきます。どうか引き続き温かいご寄付、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
築90年の文化遺産「ヴォーリズ六甲山荘」を未来に繋ぐために
六甲山の賑わいを取り戻す新たな施設「ヴォーリズ・コテージ」をオープンします
認定NPO法人アメニティ2000協会は、大切な財産である日本の文化・自然を自分達の手で守り、やさしい文化を創造しようという理念のもと、2000年に活動を始めました。
文化遺産を守っていくために私たちが範としているのがナショナル・トラスト運動です。歴史的建築物の調査の過程で出会った六甲山上の山荘をヴォーリズ建築の貴重な建物であると判断した私たちは、3年間のナショナル・トラスト運動で広く寄付を募り、借財も加えてやっと2008年に購入することができました。これが1934年築の「ヴォーリズ六甲山荘」です。
個人所有の歴史的建築物の管理・継承の難しさは、老朽化による巨額な補修費用、継承にかかる高額な相続税負担、複数人による分割相続、継承に対する国の施策を含めた社会的な受け皿の欠如等によるものです。こうした事情から取り壊しや売却による再開発の危機に瀕している物件が多くあります。
六甲山はかつて「西の軽井沢」と呼ばれましたが、明治から培われてきた良き山荘文化が、このままでは残念ながら廃れ失われる懸念があります。私たちは文化遺産喪失の危機を何とか乗り越えるべく、「次のステップ」に向けて、苦闘しながら活動を続けております。
その次のステップは、新たな施設「ヴォーリズ・コテージ」(クラフトセンター&カフェ)です。「ヴォーリズ六甲山荘敷地内に付属施設の一つとして」2025年春オープンを目指して建設することを計画しています。
ヴォーリズ・コテージの建設には約4,400万円の資金が必要です。ヴォーリズ・コテージは、神戸市による「六甲山賑わい創成事業」補助金に応募し、工事費の半額の補助金が得られることが決まっていますが、小さなNPO法人である私たちには不足額を用意するのが難しく、工事費の一部をクラウドファンディングにより広く一般から寄付を募ることといたしました。
築90年を迎える文化財と4,500坪の広大な敷地を維持するには大変なコストがかかります。「ヴォーリズ・コテージ」の建設により、六甲山上の重要スポットとしてより多くの方々の来場が実現し入場料収入の増大に繋がり、末永く維持するための仕組みが出来上がります。またナショナル・トラスト運動の確固たる発信地としてのバージョンアップにも繋がります。何とかお助けいただけないでしょうか。
どうか皆様のあたたかいご寄付をお願いいたします。
▼クラウドファンディング紹介映像
目次 | |
01:文化遺産「ヴォーリズ六甲山荘」と、私たちが呼んでいるのは | 07:代表からのご挨拶 |
02:ヴォーリズ六甲山荘のこれまで |
【クラウドファンディング応援者】 |
03:ヴォーリズ・コテージを建設したい | |
04:クラウドファンディングに挑戦する理由 | |
05:六甲山の賑わいを再び! | |
06:アメニティ2000協会について | 09:税制上の優遇措置について |
・瀬戸内海国立公園内の兵庫県神戸市の六甲山上にあり
・4500坪の敷地に文化財の「ヴォーリズ六甲山荘」と「室谷邸記念館」という建築物および自然が共存する文化遺産です
・環境省から自然公園法の施設として認定されています
▼ヴォーリズ六甲山荘紹介映像
▼ヴォーリズ六甲山荘バーチャルツアー
ヴォーリズ建築の特徴は、さわやかな風が吹き抜けていくように、やさしく朗らかなところです。
お天気のいい日、はじめて「ヴォーリズ六甲山荘」の玄関から足を踏み入れたときに目に飛び込んできたのは、リビングの壁一面のガラス戸を通して見える、庭の緑でした。この広いリビングには家族団らんのための暖炉もあって、こまやかな心遣いが行き届いた、とても居心地のいい場所になっていました。
そこに暮らす人が気持ちよく過ごすための工夫が、さりげなくデザインされていて、それまでの日本の家とは違う明るい西洋的な住まいが、日本の風土にも合わせた形で90年も前に作られていることには、今考えても驚かされます。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880-1964)
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの建築思想は「健康的で、住みやすい、使い勝手の良い」居住性をモットーとしています。ヴォーリズの人間的な温かさ、優しさ、心配りに出会え、随所に数々の工夫を見ることができる、簡素ながら品格あふれる建物です。
ヴォーリズは関西学院、神戸女学院、明治学院礼拝堂などの学校建築の他、大丸大阪心斎橋店や東京山の上ホテルなどの多彩な建築を日本各地で数多く手掛けました。
また、近江兄弟社を設立するなど伝道活動、教育、医療、福祉事業とあらゆる分野で活躍しました。
このプロジェクトは、ヴォーリズ六甲山荘の敷地内にヴォーリズ六甲山荘の付属施設として、クラフトセンター&カフェを備えた「ヴォーリズ・コテージ」を来春開館するためのものです。
ヴォーリズ六甲山荘の保存活動
兵庫県神戸市に位置する六甲山は、明治時代に外国人の別荘地として開発された歴史を持ちます。私たちが歴史的建築物の調査の過程で出会った一つが、この六甲山上の山荘でした。
山荘は某女子学園によって小寺家から購入され、30年余にわたりサマーハウスとして活用されていましたが、2002年に閉鎖されました。
同山荘をヴォーリズ建築の貴重な建物であると判断した私たちは、保存活動に乗り出しました。「大勢の方から少額ずつ寄付を集めて資産を購入し、そして会員のボランティアによって維持管理をする」という理念に基づき、挑戦した結果、学園との交渉で売却の申し出を受け、3年間のナショナル・トラスト運動で広く寄付を募り、借財も加えてやっと2008年に購入することができました。
先の見通せない活動でしたが、多くの市民の皆様の共感が後押しとなりました。これが1934年築のヴォーリズ六甲山荘です。
ヴォーリズ六甲山荘の公開活動
ヴォーリズ六甲山荘は、購入前に近代化産業遺産の指定を受けており、購入後に国登録有形文化財、ひょうご近代住宅100選の指定を受けるという高い評価を受けました。会員のボランティアにより保存・公開活動を続けており、今年で築90年を迎えます。
山荘建築の粋として、「昭和初期の六甲山の山荘文化を今に伝える第一級の建物」との評価を得て、地元だけでなく全国のヴォーリズ建築ファン、建築好きの方に親しまれる、知る人ぞ知る人気スポットです。
90年前の姿はそのままで、傷みもほとんどなく、阪神間のモダニズムの息吹が感じられる六甲山荘は、奇跡ともいえる建物です。
二つのヴォーリズ建築が揃う
小寺家時代の山荘敷地は、2008年の購入時よりかなり広いものでした。当初の別荘地の環境を復活させるべく、2018年にヴォーリズ六甲山荘の隣地を多くの方のご寄付で購入しました。会員の手で小寺池の再現等の整備を行い「ヴォーリズ記念きょうだいの森」として公開しております。
ヴォーリズ六甲山荘と4,500坪となった全体の敷地は、価値ある建築と豊かな自然が一体となった貴重な環境であるとして、環境省から自然公園法の施設に認定されています。
さらに、2007年に解体された神戸市須磨区にあったヴォーリズ設計による名建築・室谷邸の門廊(門から玄関への渡り廊下)の部材が保管されていることがわかりました。西洋館の門廊は前例になく文化財として貴重だという判断から、同部材を活用した「室谷邸記念館」を、皆様のご寄付により敷地内に2021年に休憩所として再現させました。
重厚なドアー、堂々とした栗材の梁など失われた名建築の名残りを見ることが出来ます。これでヴォーリズゆかりの建築が二つ揃うという環境が出来上がりました。
私たちはこれらを未来へ繋ぐと共に、六甲山の賑わいを取り戻したいと考えています。しかし未だ知名度が充分でなく、限られた方にしか来館いただけておりません。これまでは車道に面したところに駐車場がなく、車での来場が難しいという難点もありました。
ヴォーリズ・コテージをみんなの手で建てよう!
アメニティ2000協会創立25周年記念事業として、2025年春オープンの予定で、新たな施設「ヴォーリズ・コテージ」(クラフトセンター&カフェ)を「山荘敷地内に付属施設の一つとして」建設することを計画しています。
この計画が実現すれば、六甲山の主要幹線である県道(明石神戸宝塚線)沿に駐車場と新しい入口が出来ることもあり、ヴォーリズ六甲山荘への交通の便が大幅に改善されます。そして、文化財と自然が共有する、より魅力ある場所となります。
ヴォーリズ・コテージってどんなもの?
・ヴォーリズ建築をモチーフにした、クラフトセンター&カフェのある施設です
・環境に優しい草屋根を採り入れる等、山荘らしさを表現しています
・室内&テラスからはきょうだいの森を臨む景色を堪能いただけます
建物の形状は平屋建てで切り妻屋根、ヴォーリズ建築のエッセンスを共有するためヴォーリズ建築研究の第一人者である山形政昭氏に基本デザインと監修を依頼しました。
また解体されたヴォーリズ建築で使われた梁、窓等の部材を譲り受け、再利用することにしました。環境に配慮し六甲山の自然に溶け込む建物にするため、屋根の上に土を載せて草を生やす「草屋根」を採用します。文化財と自然の融合を象徴するユニークな建築です。
年間を通じて自然の中で飲食を楽しむカフェと、文化財を擁する場所にふさわしく全国の伝統工芸品や美術品の交流基地となるクラフトセンターを設け、文化交流も推進します。また、工房も併設し陶芸・ガラス・染織等のワークショップを計画しています。広いデッキも設け、室谷邸記念館や小寺池を眺めながらテーブルで寛ぐこともできます。
年間を通じて訪れられるお客様をもてなし、六甲山の自然と歴史的建造物の融合した環境の魅力を向上させるとともに、アクセスの利便性を高めて、賑わいを創出する施設です。
この新たな建物「ヴォーリズ・コテージ」は、神戸市による「六甲山賑わい創成事業」補助金に応募し、観光分野における六甲山活性化策としての有効性、また六甲山の魅力の開発と貢献が高く評価され、工事費の半額の補助金が得られることが決まっています。
私たちも自己資金の準備を進めておりますが、4,400万円の予算には未だ大きな開きがございます。小さなNPO法人である私たちには不足額を用意することが難しく、工事費の一部をクラウドファンディングにより広く一般から寄付をつのることといたしました。
築90年を迎える文化財と4,500坪の広大な敷地を維持するには大変なコストがかかります。この建物の建設により六甲山上の重要スポットとしてより多くの方々の来場が実現し入場料収入の増大に繋がり、末永く維持するための仕組みが出来上がります。またナショナル・トラスト運動の確固たる発信地としてのバージョンアップにも繋がります。何とかお助けいただけないでしょうか。
なお当協会は「認定」NPO法人ですので、寄付者への税制上の優遇措置が適用されます。(寄付金額-2000円)×40%が、所得税の所得控除となります。(詳しくはこちら)
スケジュール
2024年7月頃着工予定
2025年4月頃完成予定
クラウドファンディング概要
第一目標金額:600万円
資金使途:ヴォーリズ・コテージ建設費用の一部
※ヴォーリズ・コテージの建設には約4,400万円の資金が必要ですが、プロジェクト寄付総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、必要金額分を自己負担するなどして、必ず上記の実施内容の通り実行致します。
※資材の影響等でスケジュールが後ろ倒しになる可能性もございます。その際は活動報告等でお知らせさせていただきます。ご了承ください。
六甲山の主要な観光施設はこの県道沿いに多く集中しており、この施設の建設により、それぞれの相乗効果が期待できます。そして<ヴォーリズ六甲山荘><室谷邸記念館><ヴォーリズ・コテージ>の総合的なアピール力により「六甲山のシンボル的な施設」として、六甲山全体の活性化に貢献できると確信しております。
当計画を完遂させ、ヴォーリズ六甲山荘全体の活性化を実現し、かつての六甲山の賑わいを取り戻すために、皆様の心強い応援・ご寄付をお待ちしております。
私たちはこんな団体です
私たちアメニティ2000協会は、大切な財産である日本の文化・自然を自分達の手で守り、やさしい文化を創造しようという理念のもと、2000年にNPO法人として活動を始めました。
設立時は阪神淡路大震災の後でもあり、戦前の洋館等の歴史的に価値の高い建築物がどのくらい残っているかを徹底的に調査し、存続の危ぶまれるものを何とか次世代に残そうという活動を行ってきました。
その過程で私たちの身近で発生した文化遺産の崩壊危機に対応できなかった、悔しい思いを数多く経験してきました。一方で旧・小寺山荘(現在のヴォーリズ六甲山荘)と旧・乾邸(旧・乾邸の管理・公開活動を参照ください)の二物件に出会い、私たちは苦労を重ねながら会員のボランティアにより、保存・公開活動に取り組んできました。
民間の文化遺産を継承していくことは多くの難しい問題を抱えており、小さなNPO法人である私たちの力だけでは、限りがあり苦難の連続です。
確かな拠りどころを造りたい
文化遺産を守っていくために私たちが範としているナショナル・トラスト運動は、イギリスで1895年にたった3人で始められました。「一人の1万ポンドより、一万人の1ポンド」という理念に基づき、多くの市民の力を結集してきました。今では会員数700万人を超える大きな組織となり、自然環境や歴史的資産の継承に大きな力を発揮しています。
ヴォーリズ六甲山荘を守り、後世に承継していくために、ナショナル・トラスト運動を日本に根付かせていくために、是非とも安定した拠りどころが必要です。「ヴォーリズ・コテージ」を建設することを通じて、「ヴォーリズ六甲山荘」を中心とした施設をより魅力ある確固たるものにし、日本でのナショナル・トラスト運動の一つの発信地(国際ナショナル・トラスト機構の日本での唯一*の加盟団体)としていくために、より多くの方のご寄付をいただきたいと考えています。
文化遺産の継承危機
私たちは、西宮市の料亭・播畔、神戸市須磨区の旧・室谷邸、神戸市東灘区の旧・小寺邸等の文化遺産では、力及ばず残念な思いをしてきました。また東京都中央区の文化人に愛されたヴォーリズ建築の山の上ホテルも閉館されることになり、その行く末が心配されるところです。
個人所有の歴史的建築物の管理・継承の難しさは、老朽化による巨額な補修費用、継承にかかる高額な相続税負担、複数人による分割相続、継承に対する国の施策を含めた社会的な受け皿の欠如等によるものです。こうした事情から取り壊しや売却による再開発の危機に瀕している物件が多くあります。六甲山はかつて「西の軽井沢」と呼ばれましたが、明治から培われてきた良き山荘文化が、このままでは残念ながら廃れ失われる懸念があります。私たちは文化遺産喪失の危機を何とか乗り越えるべく、「次のステップに向けて」、苦闘しながら活動を続けております。
清水 彬久
認定NPO法人アメニティ2000協会 理事長
アメニティ2000協会は、英国ナショナル・トラスト運動を範として歴史遺産や自然という文化遺産を大切にし、創造する心を耕すために設立した認定NPO法人です。その活動は、民間主体により自らの手でその道を切り開いていくことを理念としています。この二十数年の道のりは小さな帆船にとって苦難の連続でした。しかしながら、その時々で生まれた賛同の支えが難局を乗り越える力となりました。私たちは更に進んでいこうとしております。そのための賛同の輪が末永く拡がっていくことを願うものです。
藤森 照信
建築史家・建築家・東京大学名誉教授・東京都江戸東京博物館館長
ヴォーリズが手掛けた住宅の様式は、イギリス起源のチューダー様式と、アメリカ起源のスパニッシュ様式の二つがあり、その代表作は前者の〈室谷邸〉も後者〈小寺邸〉もかつて共に阪神間にあった。
現在、室谷家の門は小寺家の旧六甲山荘の中に移され、ヴォーリズの手になる山荘と一緒にNPOの手で維持管理されている。
六甲山の緑滴る広大な敷地にヴォーリズ公園ともいうべき緑と建築からなる場が誕生し、そこにこの度、ヴォーリズの建築家としての存在を現在の地位に高めるのに大いに力あった山形政昭さんが、〈ヴォーリズ・コテージ〉を設計されるという。山形さんであれば、ヴォーリズ建築の味わいと緑の環境を共に守ってくれるに違いない。
事業の公共性からしてクラウドファンディングにふさわしく、完成の日を楽しみにしています。
田淵 結
関西学院元院長、神戸女学院監事
アメニティ2000協会のヴォーリズコテージのプロジェクトにご一緒しませんか。アメニティ2000協会はこれまで、ともにウィリアム・メレル・ヴォーリズによるヴォーリズ六甲山荘(旧小寺敬一別荘 登録有形文化財 1934年)を所有・管理し、また室谷邸記念館(旧室谷藤七氏邸門廊部分)を再建し、いずれも一般に公開することによって、私たちに遺された文化遺産を広く受け継ぐ活動を続けてきました。このたびのヴォーリズの名を冠する新しいコテージの建築は、未来にむかっての新たな試みです。皆さまには、その建設のために資金的なご協力をいただくことのお願いをさせていただきますが、それとともにアメニティの活動にご自身も加わっていただくということも願っています。歴史的建築物と身近にかかわり、そこから未来に向けて文化遺産の新しい形をつくりだすことによって、建築家ヴォーリズの思い・ビジョンをより確かなものとしてとらえて頂けることでしょう。
畑 儀文
テノール歌手・合唱指揮者・丹波の森国際音楽祭「シューベルティアーデたんば」音楽監督
アメニティ2000協会の活動は、打ち上げ花火のようなお祭りや大歓声に包まれるイヴェントのプロデュースではありません。知る人ぞ知る、心地良く魅力的なヴォーリズ建築を守る、実に地道な、慈愛に溢れた活動です。理事長の清水氏と私との出会いはコーラスでした。テノールパートの一人として、歌ってらっしゃいました。その合唱団は約300年前のバッハの作品をよく演奏していました。一人ではなく、皆んなで、年一回の大ホールでのコンサートを目標に、週一回の練習を積み重ねました。英国ナショナル・トラスト運動の「一人の1万ポンドより、一万人の1ポンド」の理念をコーラスを通して体験なさっているのです。そして先人の残したものを愛おしみ、大切に守ることも。
ヴォーリズ六甲山荘に隣接したヴォーリズ・コテージ建設の新企画は、正にクラシック音楽の演奏です。残された楽譜を元に、作曲家の本意を響に込める。
ヴォーリズも草屋根を採用したかったのでは・・。
黒田 睦子
公益社団法人 奈良まちづくりセンター 顧問
人間的な居住環境の創造を自治体、企業、市民の連携で
アメニティ2000協会の25年の歩みはナショナルトラスト運動としての歩みを続けて、大衆を巻き込み、一歩ずつ成果を積み上げてきました。多くの市民が愛するヴォーリズ設計の六甲山荘は言うに及ばず、室谷邸が園内に甦り、そこにヴォーリズコテージも加わろうとしています。訪れる度に身近な環境の大切さと暮らしの豊かさを実感できることでしょう。地域の文化遺産を次代に継承するために、多くの皆さまのご支援を心より期待するものです。
奈良まちづくりセンターは1,300年前の歴史的町並み奈良町の保全と再生を目標に40年。奈良市は「奈良町都市景観形成地区」を指定、町並みに調和した町家のファサードの修理修景に補助金を出し、町が美しくなりました。30年前、センターは老朽化した百年前の町家を政府、自治体、企業、市民からの寄付により修復、活動拠点を。奈良市は奈良町に、「奈良町にぎわい課」を創設、大型町家を修復、「にぎわいの家」を開館、奈良町は今日も多くの訪問者で賑わっています。
私も応援しています!クラウドファンディング応援者のご紹介
石井登志郎(西宮市長)
角野幸博(関西学院大学ヴォーリズ研究センター長)
郡裕美(建築家、大阪工業大学教授)
福原成雄(造園家、文化遺産信託研究会理事長)
デュルト森本康代(ステンドグラス作家)
横内敏人(建築家、元京都造形芸術大学副学長)
森祐理(福音歌手)
藪秀美(ヴォーリズ記念館館長)
山形政昭(ヴォーリズ研究家、大阪芸術大学名誉教授)
当協会は「認定」NPO法人ですので、寄付者への税制上の優遇措置が適用されます。(寄付金額-2000円)×40%が、所得税の所得控除となります。当協会から発行する「寄付金受領証明書」は、税制上の優遇措置を受けるために確定申告時に必要な証明書となりますので、大切に保管してください。
寄付の受領日:READYFORから特定非営利活動法人アメニティ2000協会に入金のある10月10日となります。
証明書の発送日:2025年1月ごろを予定しています。発行までお時間をいただきますが予めご了承願います。
詳細はこちら(http://amenity2000.la.coocan.jp/am2015/what-nintei.pdf)をご確認ください。
ご留意事項
○ページに掲載しているお写真は、すべて掲載許可をいただいております。
○ご寄付確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
○ギフトにつきましては、既にご寄付いただいたコースから別のコースに変更することはできませんので、ご了承ください。
○ご寄付時に回答いただく質問項目への回答はご寄付確定後、変更できません。
○ご寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。
○本プロジェクトのギフトのうち、有効期限を設けている体験型のギフトについて、有効期限内にやむを得ない事情によりご案内が困難になった場合には、有効期間について個別に調整させていただくこととし、ご返金は致しかねますのでご了承ください。
○本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、こちらから「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」の項目をご確認ください。
○ご寄付に関するご質問は、こちらをご覧ください。
- プロジェクト実行責任者:
- 清水彬久(認定NPO法人アメニティ2000協会理事長)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年4月5日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
認定NPO法人アメニティ2000協会が「ヴォーリズ・コテージ」(クラフトセンター&カフェ)の建設資金として使用いたします。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
- 建築確認について申請作業中、6月末をメドに取得予定
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額と目標金額との差額は自己資金および借金で補填します。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
「アメニティ」とは「住み心地の良い」「都市計画がめざす居住環境の快適性。数量的に捉えにくい歴史的環境や自然景観などにも配慮した総合的な住み心地の良さ。」という意味です。 気が遠くなるような長い時間の中ではぐくまれてきた厳粛で神秘的な森、よどみのない水、豊かな実りをもたらす土、そして自然や生活と長い間、優しいハーモニーを奏でてきた民家や町並みの数々・・・。私たちの先輩から受け継いだこれらのものを次の世代に伝えるために、ナショナル・トラスト(広く基金を募り対象資産の保存、管理、運営を行う活動)の理念を柱として「アメニティ2000 協会」を2000年7月に設立しました。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
ギフト
5,000円+システム利用料
山荘入場権
●山荘入場権(1名様)【※1】
●御礼状
●寄付金受領証明書(2025年1月までにお届けいたします)
-----
【※1】有効期限2025年11月16日まで。(開館日は土・日・祝。2024年11月18日〜2025年4月4日までは休館いたします。)ご入場時、支援履歴をご提示ください。支援履歴のご確認方法はこちら(https://x.gd/AqxC9 )をご確認ください。
- 申込数
- 70
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年1月
10,000円+システム利用料
山荘入場権(飲み物付き)+山荘の絵葉書セット
●山荘入場権(1名様 / 飲み物付き)【※1】
●山荘の絵葉書セット
●御礼状
●寄付金受領証明書(2025年1月までにお届けいたします)
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【※1】有効期限2025年11月16日まで。(開館日は土・日・祝。2024年11月18日〜2025年4月4日までは休館いたします。)ご入場時、支援履歴をご提示ください。支援履歴のご確認方法はこちら(https://x.gd/AqxC9 )をご確認ください。
- 申込数
- 59
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年1月
5,000円+システム利用料
山荘入場権
●山荘入場権(1名様)【※1】
●御礼状
●寄付金受領証明書(2025年1月までにお届けいたします)
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【※1】有効期限2025年11月16日まで。(開館日は土・日・祝。2024年11月18日〜2025年4月4日までは休館いたします。)ご入場時、支援履歴をご提示ください。支援履歴のご確認方法はこちら(https://x.gd/AqxC9 )をご確認ください。
- 申込数
- 70
- 在庫数
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- 2025年1月
10,000円+システム利用料
山荘入場権(飲み物付き)+山荘の絵葉書セット
●山荘入場権(1名様 / 飲み物付き)【※1】
●山荘の絵葉書セット
●御礼状
●寄付金受領証明書(2025年1月までにお届けいたします)
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【※1】有効期限2025年11月16日まで。(開館日は土・日・祝。2024年11月18日〜2025年4月4日までは休館いたします。)ご入場時、支援履歴をご提示ください。支援履歴のご確認方法はこちら(https://x.gd/AqxC9 )をご確認ください。
- 申込数
- 59
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年1月
プロフィール
「アメニティ」とは「住み心地の良い」「都市計画がめざす居住環境の快適性。数量的に捉えにくい歴史的環境や自然景観などにも配慮した総合的な住み心地の良さ。」という意味です。 気が遠くなるような長い時間の中ではぐくまれてきた厳粛で神秘的な森、よどみのない水、豊かな実りをもたらす土、そして自然や生活と長い間、優しいハーモニーを奏でてきた民家や町並みの数々・・・。私たちの先輩から受け継いだこれらのものを次の世代に伝えるために、ナショナル・トラスト(広く基金を募り対象資産の保存、管理、運営を行う活動)の理念を柱として「アメニティ2000 協会」を2000年7月に設立しました。