「見ず知らずの人が、自分の未来を応援してくれている」というメッセージが若者たちの力を湧きあがらせる

首都圏若者サポートネットワーク運営委員の鴨崎貴泰のメッセージをお届けします。

若者おうえん基金が挑戦するクラウドファンディングを利用した基金造成と助成金の給付は、今年で７年目となります。 これまで１億3000万円以上の助成を行うことができましたが、若者支援の現場からの支援要請の1/3ほどにしかお応えできておりません。 本基金が取り組む「社会的養護のもとで育つ若者たちの自立」という課題はまだまだ光の当たりづらい社会課題です。私たちの活動を含むさまざまな働きかけの結果、社会的養護をめぐる法整備が加速しています。しかし、制度が拡充されても、その狭間に落ちて支援につながれない若者が必ずいます。私たちは現場の団体の皆さんと共に、そうした若者たちに寄り添っていきたいと思います。 クラウドファンディングの挑戦を通じて一人でも多くの方にこの社会課題の存在を知っていただき、関心を寄せていただくとともに、ご支援いただければと思います。 みなさんのご支援には「見ず知らずの人が、自分の未来を応援してくれている」というメッセージと共に、お金による支援を超えて、生きる力を若者たちに湧き上がらせる力があります。

認定NPO法人日本ファンドレイジング協会 常務理事

鴨崎貴泰