寄付金活用事例のご紹介⑤サンカクシャ

みなさん、こんばんは。広報担当のかなです！

今回で5回目となる「寄付金活用事例ご紹介」シリーズ。

このシリーズでは若者おうえん基金を通して皆様から頂いたご寄付をどのように活用させていただいているかご紹介しています＾＾

今回は、若者おうえん基金が前年度に伴走した団体の一つである「サンカクシャ」での寄付金活用事例のご紹介です。

※以下は２０２４年度の首都圏若者サポートネットワーク活動報告書からの抜粋です。

◎団体名：NPO 法人サンカクシャ

◎所在地：東京都

◎助成額：3,000,000 円

◎活動内容：孤独を抱えた若者が夜間安心して過ごすことのできる居場所の運営

◎支援事業の概要

親からの虐待をはじめ、さまざまな理由で家に居場所がないため街に出ている若者とつながり、彼らが夜間(公的支援も止まる時間帯)に安心して過ごすことができる居場所「ヨルキチ」を運営することで、若者の孤立を防ぐ取り組み。

18 〜 25 歳程度の若者を対象に、隔週金曜日の 22 時から翌朝5時まで助成団体の拠点を居場所として開放。

食事や wi-fi、充電器、仮眠スペースなどを提供するほか、相談支援も実施し、内容に応じて居住支援のリソースや専門支援団体につないでいる。

また、池袋駅周辺で夜回りを実施し、夜中に街にたたずむ若者へのチラシ配布も実施。

◎事業の成果

孤立する若者へのアウトリーチもあわせた事業としてスタートしたが、結果として居住支援や昼間の居場所事業でつながった若者たちの深夜の孤独を埋める居場所としての機能が強くなった。

昼間に比べ、若者一人ひとりと密に対話ができた点は非常に意義があった。

夜間はスタッフが少ないため若者が自ら食事を調理する機会も多く、「ヨルキチ」を自分たちの居場所として認識している様子がうかがえた。

深夜帯は精神的にも不安定になりやすい時間帯であり、セキュリティ面や発生するトラブルへの対応方法など、検討・整備が必要な要素が明らかになってきた。

今後はスタッフによる緊急対応のノウハウを蓄積し、本事業を安定稼働できる状態を維持することが目標。

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日中は様々な公的機関や団体で相談窓口や居場所が用意されていますが、夜間はそういった場が閉まっている事も多く、一方で一番孤独感に襲われやすかったり人と繋がりたかったりする時間帯だと思います。必要な時に誰かに繋がれる、誰かを頼れる、そういった状況の実現にも、皆様からのご支援を活用させていただいています。

いつもあたたかいご支援をありがとうございます。今後も応援を宜しくお願いします。