【AKIRAのコラム】第10回 「あたりまえ」を積み重ねる

こんにちは。クラウドファンディングの活動メンバー、AKIRAです。気づけばこのコラムも10回目を迎えました。

いつも読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。

今回のテーマは、「『あたりまえ』を積み重ねる」です。

これまでのコラムでも何度か触れてきましたが、僕は「仕事があること」「ご飯が食べられること」「安心して眠れる場所があること」のありがたさを、日々感じながら生きています。これらは一見すると「あたりまえ」のように思えるかもしれません。でも実は、それが当たり前ではない人たちが、世の中にはたくさんいるのです。

特に、虐待を受けた子どもたちにとっては、「あたりまえの生活」は遠い存在です。安全な場所で食事をすること、安心して眠ること、誰かに支えられていると感じること。そうした日常の一つひとつが、彼らにとっては「特別なこと」であり、時には信じられないことでもあります。
僕たちの活動は、そんな子どもたちに「あたりまえ」を届けることです。それは決して大げさなことではなく、日々の小さな積み重ねです。

例えば、みんなで温かいご飯を囲むこと。「おかえり」と迎えてくれる人がいること。「よく頑張ったね」と声をかけてくれる人がいること。そんな何気ないやりとりが、子どもたちの心に少しずつ安心を育てていきます。
最初は戸惑っていた子どもたちも、少しずつ笑顔を見せてくれるようになります。その笑顔を見るたびに、僕たちの活動の意味を改めて実感します。小さな「あたりまえ」が積み重なって、やがて彼らの人生を支える大きな土台になる。そんな未来を信じて、僕たちは日々活動を続けています。
そして何より、皆さんの温かいご支援があるからこそ、この活動は成り立っています。ご支援を通じて、皆さんも子どもたちに「あたりまえ」を届ける仲間です。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

この活動を通して、僕自身も多くのことを学びました。今ある生活を「あたりまえ」と思わず、感謝の気持ちを持って生きることの大切さを、改めて強く感じています。
最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。次回のコラムでも、またお会いできることを楽しみにしています。