寄付金活用事例のご紹介⑩青草の原

みなさん、こんにちは。広報担当のかなです！

本日は１０回目の「寄付金活用事例ご紹介」です。

このシリーズでは若者おうえん基金を通して皆様から頂いたご寄付をどのように活用させていただいているかご紹介しています＾＾

今回は、若者おうえん基金が前年度に伴走した団体の一つである「青草の原」での寄付金活用事例のご紹介です。

※以下は２０２４年度の首都圏若者サポートネットワーク活動報告書からの抜粋です。

 

◎団体名：一般社団法人青草の原

◎所在地：東京都

◎助成額：1,200,000円

◎活動内容：孤独や生きづらさを抱える若者が安心できる居場所・出会いの場「れもんハウス」の運営

 

◎支援活動の概要

新宿区西新宿にある一軒家「れもんハウス」を拠点に、孤独や生きづらさを感じている若者たちが生きる希望を見出せるような、安心できる居場所・出会いの場づくりをおこなった。

具体的な環境改善が必要なケースには、ソーシャルワークの視点を持って相談支援を実施。

公的・民間の社会資源につなげるための情報提供、同行支援もおこなった。

加えて、支援者同士の連携をうながすイベントなども実施した。

社会的養護出身、家庭内不和や経済的困窮、居住困窮など、さまざまな理由から宿泊場所が必要な若者に対しては、れもんハウスでの宿泊受け入れをおこなった。

 

◎支援の成果

①居場所支援

れもんハウスにて、ご飯会や対話の会などのイベントを開催。

若者が多様な価値観にふれ、希望を得ることができるような時間をつくることができた。

また、一人ではないと思える時間を積み重ねることで、人への信頼回復の糸口となる関係性が育まれた。

支援者 - 被支援者という型にはまった関係を超え、お互いに学び合う空気が育まれており、れもんハウスという場を使った挑戦をする若者も生まれた。

 

②れもん留学

2024 年の 12 歳〜 39 歳の受け入れ実績は相談 78件、受け入れ 65 件(129 泊)。

居場所での体験から自分を大切にするという感覚を知り、それを選択する後押しとなった。

付き添いが必要な若者が宿泊するときは、「ホストメンバー」という有志の人が泊まり、住人を含めて夜間3人以上になるようにした。

今期でホストメンバーは15名に増え、若者と関わりをもち、気にかける市民の輪を広げていくことができた。

 

③支援者のつながりづくり

支援に関する勉強会や交流会を開催。

若者をサポート、応援する人たちが月2〜4回(不定期)集合し、支援者同士の顔の見えるつながりを育んだ。

共に過ごす時間をつくることで、若者たちの相談先や逃げ場の選択肢も増えた。

また、若者がれもん留学しているときに支援者に来てもらったり、支援者がれもんハウスに見学に来る際に若者を呼んだりすることで、両者が自然でフラットなかたちで出会い、社会資源につながる機会とした。

 

④アルイル×ハブ研究会

神奈川県茅ヶ崎市で居場所事業をおこなっている一般社団法人リトルハブホームと協働し、参加者それぞれの現場でどのように「居場所」になりうる場をつくっていくことができるかを話し合うイベントを年間で4 回開催した。

 

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青草の原では、居場所支援や宿泊受け入れだけでなく、支援者の繋がりづくり・他団体との協働など、多岐に渡る活動を行なっており、様々な形で皆様のご寄付を活用させていただいています。いつも温かいご支援ありがとうございます。これからも頑張りますので応援宜しくお願いします。