寄付金活用事例のご紹介12：DV対策センター

みなさん、こんにちは。広報担当のかなです！

本日は１２回目の「寄付金活用事例ご紹介」です。

このシリーズでは若者おうえん基金を通して皆様から頂いたご寄付をどのように活用させていただいているかご紹介しています＾＾

今回は、若者おうえん基金が前年度に伴走した団体の一つである「NPO法人 DV対策センター」での寄付金活用事例のご紹介です。

※以下は２０２４年度の首都圏若者サポートネットワーク活動報告書からの抜粋です。

 

◎団体名：NPO 法人 DV 対策センター

◎所在地：神奈川県

◎助成額：1,200,000円

 

◎活動内容：さまざまな事情を抱えた若者を受け入れるシェルター・居場所の運営と食・就労などの各種支援

 

◎支援活動の概要

さまざまな事情を抱えた若者を受け入れるシェルターと、DV 避難後の母子の共依存や障がいなどの生きづらさをかかえた若者のための居場所を運営。

DV・虐待・貧困の負の連鎖を断ち、すべての子ども・若者が夢と希望を思い描いて生きていける社会を実現するために包括的な支援をおこなった。

傷ついている心身の回復をサポートするため、安心・安全な場所の提供に加えて、カウンセリングやトラウマケア講座、エンパワメント講座なども実施。

多様なニーズに対応しながら、利用者が自己肯定感を育み、社会とつながり、安定した自立生活を送ることを目指した。

 

◎支援の成果

①若者への相談支援・自立支援・居場所支援及び一時避難施設運営

行政・児相・児童家庭支援センター・警察・横浜保護観察所・近隣小中学校などと連携を深めた。

自立準備ホームの登録が完了したことにより、保護観察所経由での相談者が増え、更生保護にも注力。

2024 年はのべ 9 名の若者の更生をサポートした。

また、障がいをもった若者・子どもが避難しやすいよう、柔らかマットを要所に整備した。

 

②シェルター支援・就労支援

シェルター支援はのべ 1599 名(実人数 69 名)が利用。

拘置所出所後の若者 2 名も受け入れ、1 名は支援によって就職し、自立生活をスタートさせた。

もう1名に対しては、週 3 回就労練習をおこない、心療内科や訪問看護と連携し、障害者手帳の取得に向けて支援中。

就業支援は年間 312 回実施し、地元農家と連携した農業体験や企業と提携した就業

体験などもおこなった。

 

③食支援・エンパワメント講座

食支援は、シェルター食支援(365 日配布)、お弁当配布(415 名)を実施。

心のケア講座の開催や心理士によるカウンセリング(121 名)などで、傷ついた心の回復もサポートした。

さらに、エンパワメント講座(年間 48 回開催)には虐待を受けた子ども・若者・虐待リスクのある母親など、毎回 30 名が参加。

正しい倫理観を身に着け、自己肯定感を上げることに寄与した。

定期的に週末お泊り支援や若者研修なども実施し(参加者193 名)、2024 年度は屋久島にて現地の歴史・地理・文化などを学んだほか、現地の若者とも交流をおこなった。

 

④メタバース支援

虐待の影響で自宅にこもりがちになった若者に対して、メタバースでの支援を実施。169 名との定期的なコミュニケーションを確立し、メタバース上で定期的にコンタクトを取り、一緒にゲームで遊ぶなどしてコミュニケーションを取っていた若者 3 名がリアルな支援にも参加してくれるようになった。

 

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このクラウドファンディングでいただいたご寄付は、まさに「誰かの命を守る行動」にも繋がっています。

みなさまからのご支援が若者の「今を守ること」「未来をつくること」を可能にしています。

いつも温かいご支援をありがとうございます。これからも応援を宜しくお願いします。