令和6年能登半島地震で存続の危機。和倉温泉を助けて下さい。

クラウドファンディング目標達成のお礼

 

この度は、和倉温泉のクラウドファンディングに多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。

皆様の温かいサポートのおかげで、2月29日に目標額2000万円を達成することができました。皆様のご支援と応援がなければこのような大きな目標を達成することができませんでした。和倉温泉を大切に想ってくださる皆様に心より感謝申し上げます。

能登は真冬並みの厳しい日々が続いていますが、皆様からの温かいメッセージに一同心癒されております。全てのメッセージを何度も目を通し、私たちはひとりではないことを改めて実感しています。復興の道のりはまだまだ始まったばかりですが、一歩一歩前に進んでいく所存です。

 

■ネクストゴールの設定につきまして

 

これからも、私たちはご支援いただいた皆様のご期待に応えるべく、和倉温泉の復興に取り組んでまいります。目標は達成いたしましたが、新たな目標4000万円を設定し、このクラウドファンディングは5月15日23時まで受付をさせていただきます。いただいたご支援はすべて和倉温泉の復旧・復興のために充てさせていただきます。引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合、ご支援いただいた資金で実施できる範囲にて、実施はさせていただく予定でおります。

 

2024年3月1日和倉温泉観光協会

 

石川県和倉温泉観光協会と申します。このページをご覧いただきありがとうございます。  

 

令和6年（2024年）1月1日16時10分、M7.6の地震が発生しました。和倉温泉は大規模な損壊被害を受けました。22の旅館(全客室数約1300部屋、収容人数約6600名)全てが休業に追い込まれ、能登半島は道路が分断され、2月10日時点で断水が続き、復旧の見通しが困難な状況になっています。 

 

被害の様子

 

 

皇室建築「御便殿」(青林寺・信行寺）。SNS映えするスポットとして注目を集め、年間約1万人が訪れるようになりました。

御便殿を守る寺の境内・本堂などが地震により損傷を受け、お客様をおもてなしできない状況になっています。

※御便殿:明治42年、大正天皇が皇太子時代に休憩所として建築された由緒ある建物。現存するのは全国で数カ所と言われています。

 

 

震災後の青林寺の状況。

 

震災後の信行寺の状況。

 

サッカー合宿の聖地として全国からサッカーチームが集う「七尾市和倉温泉運動公園」も大きな被害を受けました。

 

 

■およその被害総額（令和6年から令和7年）

旅館や温泉施設、商店、海沿いの護岸、サッカー・テニス合宿で利用されるグラウンドなど、建物・施設損害であくまで概算ですが1000億円以上の被害が出ていると言われています。また、本年1月～2月の宿泊見込みが約77000人でしたが、地震の影響で100%キャンセルとなり、約20億円の売り上げが損失しました。3月、4月もキャンセルが相次いでいます。

 

この街は長い間観光業で栄えてきましたが、地震の影響により多くの施設や観光地が被害を受け、地元の経済に大きな打撃を与えています。地元の事業者と協議し、和倉温泉が抱える困難に立ち向かい、復興を支えるためにクラウドファンディングを通じて資金を募ることを決断しました。

 

復旧作業や地域の再建に必要な資金を調達し、温泉街を元気な観光地に再生させることを目指します。

 

 

 

和倉温泉観光協会は旅館や商店、町会、交通など観光サービス事業者の方々で構成されています。花火大会や能登よさこい祭りなどの実施をはじめ、生誕15周年を迎えた和倉温泉PRキャラクター「和倉温泉わくたまくん」のグッズ開発と販売、全国出向宣伝などで、和倉温泉の魅力を発信しています。

 

北陸新幹線敦賀延伸のキックオフミーテイングでの様子。

 

 

 

1200年前に開湯したと言われる和倉温泉は、湯脈が海中にあることから日本海側有数の『海の温泉』して知られています。

高温で豊富な塩分が特長で、「殺菌効果」・「保温効果」・「美肌効果」があるといわれています。

 

温泉街には、「足湯」や「手湯」、「温泉たまご作り場」などがあり、気軽に温泉を楽しめるスポットとして人気があります。

 

 

また、観光客のみならずサッカー合宿にも力を入れており、全国の強豪チームも沢山訪れています。始めは、学校や公共施設のグラウンドの一角を借りて交流試合を行う程度でした。しかしながら、サッカーを愛する少年やそのご家族、あるいは彼らを支える数件の旅館や団体の働きかけにより、サポーターの輪が広がり、名実ともに北陸随一のサッカー合宿地へと成長を遂げました。

今回の地震でもサッカー関係者がいち早く支援物資を送ってくださり、スポーツの力を実感しています。

 

 

 

今回のプロジェクトは、和倉温泉観光協会が立ち上げ、実行いたします。 

 

プロジェクトの目的は、和倉温泉を復活させることです。

 

温泉旅館をはじめ街全体が壊滅的なダメージを受ける中、全国から力になりたいというメッセージやご支援をいただき、本当に励みになっています。皆様の応援のお気持ちが後押しになり、今回はじめてのクラウドファンディングを実施します。

 

和倉温泉観光協会という公的アプローチが可能な立場を活かして、和倉温泉と繋がっている地元事業者を助けたい。

 

和倉温泉の現状は、復旧さえもままならない状況で、このままだとの存続の危機に直面します。国や地方公共団体の支援が入るには相当な時間を要するでしょう。

スピード感のあるクラファンは、全国、世界につながっています。どうか、今の和倉温泉の状態を少しでも多くの方に知っていただき、ご支援の輪を広げていければと思います。 

 

皆様のご支援を得て、和倉温泉を復活させ、能登半島の復興につなげます。 

 

 

 

 

 

和倉温泉は能登半島の宿泊中心地として宿泊客は年間約 90 万人超（平成 30 年度）の規模を誇る温泉地です。石川県来訪者数および能登半島来訪者数と比較すると和倉温泉の位置づけが分かります。（石川県観光統計）。

 

平成 27 年と少々古い数値ですが、この傾向は大きく変わってはいません。平成 27 年石川県全体の宿泊者数は約 811万人、うち能登エリアでの宿泊者数は約 180 万人、和倉温泉エリアの宿泊者数は約85万人。この比率をみると、石川県全体の宿泊者数の約21％が能登へ来訪宿泊、能登へ来訪宿泊した人のうち約 47％が和倉温泉エリアに宿泊していることになります。 

 

和倉温泉が復興することで、地元経済が再び活性化し、観光客が訪れることで地域全体が元気になります。クラウドファンディングを通じて、多くの方々の温かい支援を受けられることを願っています。

 

 

 

目標金額は2000万円で、ご支援いただいた皆様は、復興への一翼を担いながら、和倉温泉の復旧・復興に寄与いただくことが可能です。

 

■目標金額：20,000,000円

■資金の用途：

1. 温泉街における各観光施設の復旧・復興経費 
2. みらい宿泊券・飲食券、わくたまくんグッズの提供経費
3. 御便殿(青林寺、信行寺)の再開経費
4. チャリティサッカー大会を開催する経費
5. 和倉温泉観光協会、和倉温泉旅館協同組合（協会の傘下団体）の運営にかかる経費
6. 創造的復興(観光キャンペーン等)に向けた経費

●温泉街における各観光施設の復旧・復興経費

今回の地震で、観光施設が損壊を受けました。その復旧・復興経費に充てさせていただきます。

 

●みらい宿泊券・飲食券＆おみやげ券、わくたまくんグッズの提供経費

リターンとして設定しました、和倉温泉旅館協同組合に加盟する旅館、商店でご利用いただけるチケットやわくたまくんグッズの提供経費に充てさせていただきます。

 

●御便殿(青林寺、信行寺)の再開経費

お客様を再びお招きするためのイベント（ライトアップや坐禅写経など）の情報発信や実施に使用します。具体的な内容につきましては随時活動レポートでご報告いたします。期日までに集まった金額に応じて分配金額を決定します。本クラウドファンディングで集まった資金の寄贈先「青林寺」と「信行寺」より、お受け取りいただくことおよび本ページへの名称掲載の許諾を得ております。

 

●チャリティサッカー大会を開催する経費

和倉で長年サッカー合宿を開催している「石川スポーツキャンプ」と共にチャリティサッカー大会を開催する費用に充てさせていただきます。

 

期日までに集まった金額に応じて分配金額を決定し、チャリティサッカー大会開催費用の一部として使わせていただきます。本クラウドファンディングで集まった資金でチャリティサッカー大会を行うこと、および本ページへの名称掲載の許諾を主催者「株式会社石川スポーツキャンプ」様より得ております。

 

※プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情（緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む）によりイベントが開催できなかった場合、延期します。

※チャリティサッカー大会の開催地は、石川県内となります。

 

●和倉温泉観光協会、和倉温泉旅館協同組合（協会の傘下団体）の運営にかかる経費

観光協会・旅館協同組合は、各種観光団体からの補助と会員からの会費で運営しておりますが、会員が被災しているため、会費による収入が全く見通せない状況です。

 

【仮に1月から12月まで営業再開が見込めない場合】

・観光協会会員からの1500万円の会費収入

・協会傘下の和倉温泉旅館協同組合における4300万円の会費収入

トータルで年間約5800万円の収入減になります。

 

和倉温泉観光協会・旅館協同組合は和倉温泉の街づくりや観光宿泊客誘致など温泉街全体を取りまとめる重要な団体であり、特に今回のような災害においては被災情報共有をはじめ、復旧・復興に向けた合意形成を図る上で中心となる組織です。当団体が機能不全に陥れば、今後の復旧復興が果たせなくなるため、正常に機能するための運営費の支援に活用させていただきます。

 

●創造的復興(観光キャンペーン等)に向けた取り組みにかかる経費

これまで以上のより一層魅力のある「新しい和倉温泉」を作り上げるための創造的復興（観光キャンペーンや新たな観光施設など）の経費に充てさせていただきます。

 

 

 

地震による被害の全貌がまだつかめず、各項目に予算を当て込むことはできておりません。

多岐にわたる取り組みを行ってまいりますゆえ、配分等は随時活動レポートでお伝えしていきます。

 

毎年恒例の春と夏の花火。来年になれば再び開催できることを信じています。

 

リターンに設定した「みらい宿泊券･飲食券」は、「次に泊まってくれる人がいる」という未来への希望です。いつか和倉に来てくれる。そう思うだけで、事業者の方々は仕事に戻る気力が湧いてきます。事業者の方々にとって、心の支えになります。まだ遠い未来かもしれませんが、復興の態勢が整ったときに、皆様と笑顔でそのときを迎えたいと願っています。

 

 

 

1月1日地震発生時、和倉温泉に2000人以上のお客様がお泊りでした。旅館のスタッフは、日頃の避難訓練をもとに、身を挺して全員を地域の公民館や高台に避難誘導。ある旅館は、ガラスの破片が散乱する中で、階段で最上階に駆け上がって、自分が死ぬかもしれないと思いながらもお客様第一で行動をされたそうです。

 

避難所に暖房がないことがわかると、宿の布団、売店の靴下やお菓子など利用できるものを避難所にもっていき、寒さと空腹をしのぐお客様に一晩中寄り添いました。幸いにもお客様には大きなケガをされた方はおらず、翌朝より順次、お客様全員を速やかにバスで金沢などへお送りすることができました。 

 

 

 

 平成19年（2007年）能登半島地震。「がんばろう！能登半島」を合言葉に復興を遂げました。コロナで再び落ち込み、追い打ちをかける2023年5月の地震。そして、2024年3月16日の北陸新幹線敦賀開業でまた盛り返そう！スタートを切ろうと意気込んでいた矢先のことでした、

 

時に味方になり、時に災いとなる自然の力に私達はひれふすしかありません。能登の貴重な文化財、街並み、美しい景観、生き物。一瞬でなくなってしまいました。

 

能登はやさしや土までも。やさしさとは強さです。やさしさとは、しなやかさです。地震発生から少し時間が経ち、仕事復帰を希望する人も多くなっています。ただ、先立つものがなければ、どうすることもできません。  

 

今、私達ができるのは、事業者の方一人ひとりの傍らに寄り添って、一緒に前を向いて進んでいくことだけです。皆さまのご支援が和倉温泉の力になります。どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

本クラウドファンディングはALL-IN形式で行われます。目標金額に満たない場合もクラウドファンディングは成立となり、集まった金額に応じて当初プロジェクトに沿った内容を実行いたします。目標金額を超えて集まった場合は別途活動報告などを通じて使途のご案内をいたします。刻々と変わる状況に鑑みて、ページ内記載のプロジェクト内容が変更、遅延する場合もございますが、支援金の返金は行われませんのでご理解のほどお願い致します。一方で、完全に中止となった場合は返金致します。

 

 

 

街の復興状況を見極めながら、ご支援者様が有効期限を最大限に活用いただけるようにリターンの実施時期を検討し、開始時期に合わせて。発券させていただきます。当券をご利用いただける加盟店につきましては、順次活動報告とDMでお知らせいたします。