(ポリタンクを背負う16歳のヒリフティさん    WaterAid/ Guilhem Alandry )

 

みなさん、こんにちは。ウォーターエイドの高橋です。

このプロジェクトをはじめて約20日がたちました。この間、多くの方にご支援いただいたり、広報のお手伝いをいただいたり、本当にたくさんの方に支えていただき、とても日々感謝の気持ちでいっぱいです。絶対に達成し、エチオピアのより多くの人々に安全な水を届けたい、と思っております。あと39日、必死にがんばりますので、引き続きのご支援、どうぞよろしくお願いいたます!

今日はアディ・シバット村の女性たちが直面する水くみの苦労についてお話ししたいと思います。


この村の女性たちのことを思い浮かべようとすると、険しい道を、腰を折り曲げながらポリタンクを背負って歩く姿がまっさきに目に浮かびます。女性たちは、幼い子どもを連れて、慎重に山道を、ときには道なき道を歩いていきます。年上の子どもたちは、重さ5キロのポリタンクを、母親たちと同じように腰を曲げながら運んでいます。


ポリタンクはとても重く、たいてい20~25キロです。私自身、このポリタンクを何度か持ち上げようとしたことがあります。ウガンダでは、水の入ったポリタンクを手押し車に乗せて運ぼうとしたところ、全く動かず、横転してしまいました。スーダンでは、このポリタンクの水をたらいに移して洗濯しようとしたのですが、ポリタンクを持ち上げて運ぶことができず引きずるのが精いっぱい。結局ポリタンクの隣で洗濯するに至りました。


しかしアディ・シバット村の女性たちは、私のように失敗することはありませんし、失敗するわけにはいきません。むしろ、できるだけ多くの水を運ぼうと、ポリタンクを満タンにします。女性たちはお互いにポリタンクをくくりつける紐の位置を直し合うなど、支え合っています。一緒に村に戻る同志たち全員の準備が整うと、女性たちの表情はきりっとしたものに変わります。そして、足早に、慎重に、アディ・シバット村へと向かいます。

 

(女性がポリタンクを背負うのを手伝う16歳のフェテンさん  WaterAid/ Guilhem Alandry)


ムルさんは話してくれました。「私が1日に運ぶ水は、75リットル以上にもなります。1時間以上かかる道のりを3往復しなければなりません。その道中、子どもたちが転んだり怪我をしても、重いポリタンクを背負っているので十分に助けてあげることができません。水くみは心配やストレスの種です。」

 

(3歳のムレズ君と4歳のヤレムちゃんを連れて水をくみに行くムルさん      WaterAid/ Guilhem Alandry)


村の中心できれいな水をくめるようになると、長時間歩く必要もなくなり、好きな時にいつでも何度でも水がくめます。このことは女性たちの安心につながります。ストレスや苦悩の種が解決につながります。


多くの村の女性たちが、料理、飲み水、そして洗濯や体を洗うための水として、十分な量の水を手に入れられないことを不安に感じていました。使う水の量を予測し間違えたり、病気の子どもがいる場合には、追加の水が必要になります。日中なら、まだ面倒なことで済みますが、日が沈んだ後となると生死に関わります。それほど水くみは危険です。80歳のビリハネさんは約10年前、水くみの帰り道に転倒し、足を骨折しました。完治が見込めず、今は水くみに行くことができません。このようなお年寄りにとっても、村に利用しやすい水があることはとても大切です。

(ビルハネさん。自宅にて、孫と一緒に。WaterAid/ Guilhem Alandry)


 

 

 

 

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