プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

安心していけるトイレがない、月経の正しい知識がない。

そのために学校に行くことを諦めてしまう女の子たちがたくさんいます。

 

ページをご覧いただきありがとうございます。ウォーターエイドジャパンの立花です。ウォーターエイドは1981年にイギリスで設立されたNGOで、「すべての人々がすべての場所で安全な水とトイレを利用できる世界」を目標に活動しています。

 

世界では、6憶5千万人が安全な水を利用できず、23億人が安全なトイレを利用できない環境で暮らしており、それらが原因の下痢性疾患により、1日に約900人の子供が命を落としています。トイレがないことで病気になって命を落としたり、学校に通えなくなったりしてしまう子供たちがたくさんいるのです。子供たちが安心して学校に通うためには、安心して利用できるトイレは絶対に必要です。

 


(Photo: WaterAid/ Sohrab Hura)

 

 

インドでは人口の64%の人たちが、基本的な衛生環境を利用できていません。

さらには、女の子たちにとっての「トイレ問題」は本当に深刻です。


今回のプロジェクトの対象国であるインドでは、約8億人、人口の64%が基本的なトイレがない環境で生活しており、そのうち約6億人が野外排泄を続けています。トイレの数が少なかったり、トイレのない学校では、トイレの行列で授業に参加できなかったり授業を抜けてわざわざ帰宅する生徒もいます。

 

ウッタル・プラデシュ州に住む12歳のサクシちゃんは勉強することが大好きでしたが、学校へ行くことは好きではありませんでした。なぜなら、学校には男女合わせて341人の生徒がいるにもかかわらず、1つしかトイレがなかったためです。トイレに並ぶ生徒の列は長く、トイレが空くのを待つことで授業を受けられないこともありました。また、手を洗う石けんがないために、生徒は頻繁に腹痛や吐き気などの病気にかかっていました。

 

インドには、こうした問題を抱える学校が数多くあります。しかし、様々な組織による努力や、インド政府が「すべての学校にトイレを作る」宣言をしたことで、学校でのトイレの設置状況は改善されつつあります。

 

(Photo:WaterAid/ Poulomi Basu)

 

一方で、学校にトイレを作ったとしても、きちんと管理ができず利用できない状態になってしまったり、手洗い場が作られず手を洗うことができないために健康状態が改善されないといった事例も数多く見られ、まだまだ多くの課題が残されています。

さらに、月経のある高学年の女の子や女性の先生にとって、トイレの問題はさらに深刻です。男女別に分かれていないために、男の子にからかわれてしまう。生理ナプキンを処理する場所がなく、公共のゴミ捨て場に恥ずかしい思いをしながら捨てに行かなければならない。こうしたひとつひとつに、女の子たちは傷ついています。

またインドでは、初潮を迎えた女の子の66%が、自分の身に何が起こっているか理解していません。お母さんを含む周りの人々が月経について話すことはタブーだと考えている場合が多く、なぜ体に変化が起こるのか、どのように対処するべきなのか、教えてくれる人がいないためです。

月経期間中家を出ることを禁じられたり、月経時の対処法が分からなかったりするために、学校を休まざるをえない女の子たちがいます。「毎月月経期間中授業を欠席するうちに勉強についていけなくなった」「からかわれるのが辛い」などの理由でそのまま辞めてしまう子たちも少なくありません。

先生になりたい。お医者さんになりたい。
学校を辞めてしまえば、女の子たちが持つ夢も、そこで潰えてしまいます。

 

 

大学生の時に訪れたインドで、「学ぶ」ことに全力な子供たちに出会いました。

 

(インドで泊まらせてもらった孤児院の子供たちと)

 

大学生の時、学生のアルバイト代でインドに学校を建てるというプロジェクトに携わり、実際に建てたインドの小学校を訪れました。その学校には、今まで学びたかったけれど学べなかった子供たちがたくさん集まっていました。2時間かけて歩いて通っているという女の子は、「どうしても勉強がしたくて」とはにかみながら教えてくれ、その情熱に胸が熱くなりました。

 

そんな女の子たちの貴重な勉強時間が、安心して利用できるトイレや月経の知識がないことによって奪われている。実際水や衛生の問題により、インドの女子生徒の4人に1人は学校に行くことができないのが現状なのです。

 

(Photo:WaterAid/ Poulomi Basu)

 

 

いただいた資金の使い道

 

今回皆様からいただいた資金は、インドのウッタル・プラデシュ州の学校数校で以下の用途に使わせていただきます。

 

1)衛生設備建設(不足している手洗い設備や生理ナプキンを安全に処理するための焼却炉)

2)月経衛生教育セッション実施(6か月の間、週に1回実施)

3)教員・衛生習慣クラブへの衛生教育事業

4)手洗いキャンペーンを実施する費用

 

月経中でも安心してトイレが利用でき、終わった後に手を洗えるだけで、女の子たちは休まずに学校に通えるようになり、健康状態も大幅に向上します。

 

サクシちゃんの学校では、ウォーターエイドの活動により清潔な給水設備と男女別のトイレが建設されたことで、それまで数時間だけ登校し、トイレのために帰宅せざるを得なかった生徒たち、特に女の子の欠席や早退が大幅に減りました。「今はもう、頻繁に学校を休んで勉強についていけなくなることはありません」とサクシちゃんは嬉しそうに話してくれます。

 

(Photo: WaterAid/ Sohrab Hura)

 

またそれだけでなく、先生や生徒が月経についての正しい知識や手洗いの大切さを学べるよう、月経管理や衛生習慣に関する勉強会やワークショップを行います。子供たちが月経や衛生の大切さを理解することで、そこから派生して各家庭、各村での意識改革が行われ、家庭でのサポートが得られたり、村での衛生教育に影響を及ぼしたりすることもあります。

女の子たちが安心して学校に通うためには、設備だけでなく、家族や先生、そしてクラスメートたちの理解が必要なのです。

 

(ウォーターエイドの現地スタッフが手洗いの指導などを行います)

 

私たちウォーターエイドは、インドの学校の手洗い場や生理ナプキンの処理施設を設置し、先生や生徒に月経の知識を含む衛生教育を実施することで、女の子が安心して学校に通える環境を整えます。インドの子供たちのために、ご支援をよろしくお願いいたします!

 

 

リターンについて

 

・インドの子どもたちに手紙を送ることができます

皆さまにお送りする用紙に子供たちへのメッセージをご記入ください。翻訳を添えて子供たちへお届けし、その様子を後日ご報告します。

 

・活動報告書

ご支援いただいて実現したプロジェクトについてのご報告書をお送りします。

 

・インド料理を楽しむ報告イベントにご招待

12月に都内でインド料理を食べつつ、インドに行ってきた日本人スタッフの報告&インドの衛生教育ゲームを一緒にやることを予定しています。

 

・おしゃれな水溶性タトゥー&缶バッチ(3色のうちそれぞれ1つずつ)

お風呂で落とすことができる水溶性のタトゥー1種と同デザインの缶バッチ1種をお届けします

 

 

・手書きの技術ポスター&インフォグラフィック

ウォーターエイドが活用する技術の一部が描かれたポスターと、水とトイレについての重要な情報を分かりやすくまとめられたカードのセットをお送りします。

 

 

・ご希望の地域でオリジナルワークショップを実施

ウォーターエイドがオリジナルで開発した、子供たちが体験し、考え、話し合いながら、途上国の水とトイレの問題に気づくことができる教材を活用したワークショップを、ご希望の場所で実施します。

 

・子供たちからのお礼の動画をお届けします

プロジェクトが行われた学校の子供たちからご支援いただいた方へのお礼の動画をお届けします。

 


最新の新着情報