ご支援いただいた皆様、ありがとうございました!!
鈴鹿工業高等専門学校水泳部の本プロジェクトを応援いただいた皆様、本当にありがとうございました!
プロジェクト開始当時はここまで多くの方に応援いただけると思っておらず、ご支援いただける方がどんどん増えていく度に、学生とともに驚きを隠せない状況であったことを覚えています。それとともに、改めて応援していただける人々のパワーや想いを感じ、絶対公演会を成功させるという熱い想いのもと、学生たちと夏を駆け抜けてまいりました。人から応援されることで、自らのパワーは何倍、何百倍にもなることを実感させられた今年度のシーズンでした。
さて、本プロジェクトの目標であるウォーターボーイズ・ガールズの公演会につきましては、支援者の皆様のおかげで、学内最終公演および水の祭典での公演ともに、無事終えることができました!キャプテンをはじめ、メンバーの全員が今年の夏を無事駆け抜けることができたのも、皆様の声援があったからだと思います。
公演会当日はご支援者様はじめ、地域の方々など、学外から多くの方にご来場いただくことができました。特に学内最終公演では、高専祭と異なり、水泳部としてイベントを運営しなければなりませんでした。駐車場については目の前の旭が丘小学校に協力をしていただき、警備会社の方には交通整理をしていただきました。また、当日は猛暑も予想されていましたので、看護師を複数体制で、観客のみなさま、そして学生のみんなが安全・安心な環境の中、最高の演技をできるよう、本当に多くの人々に協力いただきました。今回の皆様のご支援なしではこういった環境を作り、外部の方々をお招きすることが難しかったため、学内単独公演会は皆様のご支援なしでは決して実行することができませんでした。本当にありがとうございました。
また、学内公演会にたどり着くまでに、たくさんの困難もありました。ここ数年続く猛暑の影響で、昔と違って長時間の練習はできない状況であったことです。それを踏まえて、昨シーズンの12月から準備をはじめ、1月からはスポーツの杜鈴鹿水泳場さんにお世話になり、練習を行ってきました。しかしながら、7月までは競泳も兼ねている選手がほとんどですので、学生たちは常に両方の練習をこなしながら、スケジュール的にも厳しい状況でシンクロ練習を進めなければならない状況でした。そのような中、8月31日の本番は迫ってくるという現実から目をそらさずに、最後まで本当に熱心に練習に取り組むことができたと思います。
また、皆様がご支援いただいたおかげで、お盆明けにシンクロ合宿を組むこともできました。滋賀県や愛知県など遠方から通う学生がいましたが、合宿を組むことで、朝早くから練習もでき、なるべく涼しい時間帯での練習が可能となりました。また、暑い日はすぐに水温が34度程度まで上昇するため、常に給水を行っている状況でした。そのような状況の中、さらに、皆様のご支援を活用させていただき、今までプールに設置は難しかった冷蔵庫も設置させていただきました。暑い中、アイスノンなどを活用して体温が上がりすぎないように気を付けたり、また飲み物はもちろん、チームの補食やお弁当を保管するなど、食中毒予防や熱中症予防対策を徹底的して、なるべく学生の身体の負担を少なくするような環境づくりができました。そのおかげもあり、誰かが体調不良を起こすこともなく、全力で常に練習を進めることができました。
また、水中スピーカーについては、昔製作したものがとうとう劣化により使用が難しくなり、新しいものを製作する必要が出てきました。その際、昨年度専攻科を卒業したOBの2名が駆けつけてくれて、水中スピーカーの作り方を伝授してくれました。実は最近まで昔のスピーカーを活用できていたこともあり、現役の学生たちは水中スピーカーを製作する機会があまりありませんでした(昨年のキャプテンは積極的にチャレンジしましたが、うまくいかず断念しました)。作り方もわからない、何かコツがあるのか、時間もない中、どうしようと困っていたところ、水泳部のOBが依頼を快く引き受けてくれて、お盆に駆けつけてくれ、スピーカー製作の極意を教えてくれました。平日の忙しいときにも事前に私たちと打合せをしていただき、何度もやり取りをしてくれました。お盆というせっかくのお休みのタイミングにも関わらず、現役の学生のために遠方から来てくれたOBには感謝しかありません。本当にありがとうございました。またこうした機会を設けられたのも、水中スピーカー製作費を捻出できたからこそ、です。ご支援者様のおかげで、こういった公演会に必要となる備品類の製作も実行することができました。
ありがとうございました。
また我々の困難は、直前にも起こりました。
なんと、休日にメンバーの1人がケガをしてしまい、入院することになりました。公演会直前、まさかの全員で演技できないことがわかり、直前での演技や構成変更、なかなかギリギリのスケジュールで全てこなす必要がありました。ケガした学生の気持ちを考え、キャプテンはその学生に楽曲編集など、できることを任せてくれました。ギリギリまでしっかり練習して、学内公演会当日は本番前にその学生とライン電話で話をし、みんなで絶対成功させる!という気合を改めて入れ直し、演技に臨みました。そして、無事学内公演を無事に終えることができました。
色々な困難がありましたが、皆様の応援、そして学生たちのパワーで乗り切れたのだと実感しております。また、スポーツの杜鈴鹿水泳場で行われた水の祭典ではケガをした学生も復帰することができ、全員で演技して公演会を終えるということができました。本当に、本当によかったです。
ケガした学生の写真ボードをもってみんなで撮影!(4・5年の上級生も一緒に)
水の祭典のリハーサル日の全員の集合写真(3年生以下の現役メンバーで)
さて、今回ご寄付いただいた資金について、ご報告をさせていただきます。
皆さまからご支援いただいた資金は、1,384,000円のうち、資金調達の運営会社等における事務手数料を差し引きまして、991,498円を本学水泳部にて使用させていただきました。そのうち、水質管理用薬剤として116,943円、公演会開催用消耗品(水中スピーカー製作、衣装代、ビデオカメラ、クリアファイル製作代など)373,265円、練習施設使用料として107,600円、支援者ギフト製作費(ブルーレイ、DVD、編集費)として125,997円、支援者ギフト郵送料として62,952円、公演会当日役務費(車両誘導等の警備、看護師派遣)として118,819円、支援者返金(公演会希望者1名)として50,000円、雑役務費(光熱水量)として35,922円を使用させていただきました。こうしたご支援のおかげで最後まで学生たちは前を向き続けて進むことができました。ありがとうございました。
また、リターンの発送にいたしましては、楽しみにしていただいていた皆様をお待たせしてしまい、大変ご迷惑、ご心配をおかけしました。DVDやブルーレイにつきましては著作権の都合上、特に著作隣接権について承諾が得られない状況で、フリー音源への差し替えになってしまいました。皆様のもとに、会場そのままの雰囲気を届けられず、本当に申し訳ございません。DVD・ブルーレイのリターンにつきましては、先月中旬頃にはすべてのリターンを発送させていただきましたので、お手元に届きましたものをご確認いただけると幸いです。もし、ブルーレイが見られない、DVDに変更したい等の希望がございます場合は、メッセージにてご連絡いただけると助かります。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、クラウドファンディングの運営会社であるReadyfor株式会社でのプロジェクトはこれで一区切りがついた形になりますが、私たち水泳部の活動はまだこれからも続いていきます。
来年度に向けて、ウォーターボーイズ・ガールズ部門は話し合いのもと、外部での公演の実現に向けて頑張ってまいります。もし外部でのイベント等、お声がけいただけたら大変嬉しく思います。また、競泳部門につきましては、東海高専大会、高校総体、中部インカレなどそれぞれの年代の試合を目標に頑張ってまいります。飛込部門につきましては、インターハイ、国体に向け頑張ってまいりますので、各部門ともどうぞ今後とも応援いただけたら幸いです。基本的に、3部門ともにスポーツの杜 鈴鹿水泳場を拠点に今後も練習を継続していく予定です。もしお見掛けいただいた際はぜひお声がけいただければと思います。
こうして多くの皆様に応援いただいた2019年のシーズンは学生たちの心の中にしっかりと残って、これからの活動のエネルギーにもなると思います。どうぞ、引き続き、本校水泳部の応援をよろしくお願いいたします。
最後に改めて御礼を述べさせてください。この度は応援・ご声援をいただき、本当にありがとうございました。
鈴鹿高専水泳部顧問 村松愛梨奈