京都大学発ベンチャー―地域の学生が高齢者の生活を楽しくハッピーに!

支援総額

433,000

目標金額 400,000円

支援者
37人
募集終了日
2022年12月14日

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プロジェクト本文

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▼自己紹介 

はじめまして。京都大学大学院修士2回生の山本智一と京都大学文学部2回生の梅木星南です。

学生と高齢者を繋ぎ、相互に支え合っていく社会を作ろうと考え、

起業して『whicker まごとも』というサービスを運営し、日々活動しています。

会社の運営は山本、梅木をはじめ、主に京都の学生がおこなっており、

京都を拠点に地域の高齢者のみなさまにサービスを提供しています。 

 

▼『whicker まごとも』とは?

『whicker まごとも』とは、地域の学生が定期的に近所の高齢者のご自宅や介護事業所などに訪問し、

一緒にお食事やお話をしたり、日常生活のお手伝いをしたりして、

高齢者と孫世代の学生が友達になって「楽しい時間」を過ごすサービスです。

スマホやパソコンの使い方を教えたり、病院に同行したり、

カフェでお食事をしたりなど、『まごとも』は学生にできることであれば何でも挑戦します!

さらに、担当した学生がご利用者様の当日の様子をレポートとしてお知らせするので、

遠くに住んでいてなかなか会いに行けない親族の方でも笑顔が見れて安心です。

実際にご利用者様の親族の方からも下の写真のようなご感想をいただいています!

 

ご利用者様のご家族の声です。

 

 

▼サービスを通して実現する価値と未来

我々が『whicker まごとも』を開始するに至った理由は、3点あります。

  • 高齢者に楽しい時間を届け、孤独を解決する
  • 若い世代が介護業界で活躍し、介護従事者の負担を軽減する
  • 学生と高齢者が共栄する社会を作る

高齢者に楽しい時間を届ける

 

 

核家族化や高齢化が進む現代社会において、高齢者のケアは大変重要な問題です。

高齢者の独居による孤独死や老々介護など、解決しなければならない問題が多く残っています。

まして、パンデミックの影響で人と人とが繋がる活動が抑制され、

これらの問題は一層深刻なものとなっています。

 

代表の山本は介護施設でアルバイトをしていました。

アルバイトをして気づいたことは、

介護施設であっても介護スキルがなくてもできる業務があること、

高齢者の方々にとって若さはかけがえのない価値があるということを知りました。

そして、介護職員さんは、人手不足のため目の前の仕事に手一杯で

利用者さんに楽しみまで届けるのは現実的に難しいと知りました。

そこで、我々学生ができることは、若さと元気を届けることだと考えました。

 

学生にとって、介護はかなり始めるハードルが高いです。

そのため若手の志望者数は極めて少なくなってます。

しかし、学生はおじいちゃんおばあちゃんを嫌っているわけではありません。

介護職員さんが支えてくれている生活に、

私たち学生が高齢者を楽しませ、「生きる」から「”楽しく”生きる」を作りたいと思っています。

実際にハーバード大学の研究でも、

次世代への投資、ケア、育成をしている高齢者は、

そうでない高齢者に比べて3倍も幸せになる可能性が高かったこと、

若者とのコミュニケーションで幸福度が増すことが示唆されており、

学生ならではの魅力があることは、実際に研究でも示唆されています!

(参考:What Happens When Old and Young Connect)

 

 

定期的に学生が訪問してお手伝いをしつつ楽しい時間を過ごすことで、

日常生活の負担を減らすとともに、

学生の活力で孤独を解決し、若々しいエネルギーをお届けします。

さらに、『whicker まごとも』を利用する方が増えることで、

ご利用者様の健康状態などに異変があった場合に

すぐ気づくことができる仕組みを構築することになり、

高齢者の見守りとしての機能も果たします。

 

介護業界の負担を軽減し、将来の介護業界で若者が活躍するきっかけを作る

少子高齢化が進む今、介護従事者不足は見過ごせない問題となっています。

高齢者がどんどん増えていくなか、介護従事者は大幅な不足が見込まれています。

特に、介護従事者自身の高齢化、若い人材の不足は致命的な問題です。

 

【出典】(公財)介護労働安定センター「平成29年度介護労働実態調査」  

 

介護保険の範囲内だけでは、対応できない業務も多くあります。

介護保険の適応外の業務をおこなっている事業によると、

専門性スキルの高いものは少なく学生にも代替できる業務が多数を占めています。

また、介護従事者は資格業務である介護保険サービスに注力したいのですが、

介護保険の適応外の業務をどうしてもしなければならない時には、

介護保険外サービスに有資格者の手を回さざるを得ないのが実情です。

そこで、学生ができる範囲で介護保険外の業務を提供することで、

有資格者である介護従事者は本来の資格業務に注力することができ、

全体としての負担を分散することができます。

 

では、そもそもなぜ若い人材が介護業界に流入せず、人手不足が深刻化しているのか。

今まさに大学生である我々は、

その原因をそもそも若年層が介護業界とかかわる機会がないからだと考えています。

大学生がアルバイトを選ぶ時も、塾講師や飲食店のスタッフなど、

どこかでかかわりがあり、その仕事内容や働き方を良く知っている仕事を選びます。

給料が変わらないのであれば、自分のよく知った仕事で働きたいと思うのが自然な発想です。

介護業界の仕事にも非常にやりがいがあり、社会的意義が大きいことは間違いないのですが、

そもそも仕事そのものを知りませんし、知る機会もありません。

「なんとなく大変そう」「高齢者とかかわったことがないしできるかわからない」

というのが大学生のリアルな気持ちであり、

介護に対する負のイメージだけが先行している状況です。

しかし、学生は高齢者そのものを忌避しているわけではありません。

そこで、専門性の高い介護業務を取り除いた『whicker まごとも』で働くことを通して、

学生が高齢者と楽しくふれあうことで、介護業界に興味を持つきっかけを作ります!

実際に学生が高齢者のご自宅や介護事業所に訪問して高齢者と楽しく過ごすなかで、

「意外と高齢者介護という仕事もアリだな」と思う学生が増えれば、

介護業界に若い人材が流入し、人手不足の問題を緩和できると考えています!

 

学生と高齢者が共栄する社会を作る 

 

 

我々が最終的に目指すのは、学生と高齢者が相互に支え合う社会を実現し、

学生が高齢者の知識や経験を受け継いで、新たな未来を創造することです。

半世紀以上を生き抜いてきた高齢者のみなさんは、さまざまな知識や経験をお持ちです。

戦争や高度経済成長期など、実際にその時代を生き抜いたみなさんの経験は

世代を超えて語り継がれるべきものですし、

「おばあちゃんの知恵」などといった言葉があるように、

高齢者のみなさんの知識や知恵も学生にとっては大きな刺激になります。

『whicker まごとも』で今まで関わりの薄かった高齢者世代と若い世代を繋ぎ、

学生が楽しい時間を高齢者に提供するとともに、

豊富な知識や経験を新たな時代を創る孫世代の学生が受け継ぐことで、

高齢者世代も若い世代も恵まれた幸せをみんなで大いに楽しむことができる未来を

創造することが学生である我々の使命であると考えています!

 

 

▼資金計画

イベント費用:300,000円

リターン費用:50,000円

ready for 手数料:48,000円

 

調達資金の使途は関西各地でイベントを開催するための費用とします。

まずは京都・大阪・滋賀から学生による交流イベントを10回開催し、

学生の若さで高齢者を笑顔にします。

従来まで実施していたサイエンスショーや散歩イベントに加え、

学生の好き、得意を生かしたさまざまなイベントに挑戦したいと考えています!

学生の若さを生かして関西各地の高齢者のみなさまに楽しい時間をお届けします!

 

 

▼起業の原体験

代表者である山本の簡単な経歴と原体験、

そして『whicker まごとも』を通して実現したい未来についてお話しします。

僕は小学校3年生くらいから勉強に飽きて、ずっと勉強から逃げてきました。

「勉強したら遊ぶ時間が減るやろ!」と思っていました。

その結果、習っているはずの社会や理科などは全くわかりませんし、

小学生レベルの英語すらわかっていない状態でした。

ただ、当時小銭を稼ぐために人に私物を売ったりしていたこともあり、

計算だけはまだそれなりにできました。

中学2年生の時、「数学なら頑張れば100点をとれるのではないか」と思いました。

そこで、クラスメイトとテストの点数を競い合った結果が以下の写真です。

点数が良かったので保管していました(笑)。

 

 

このように、普通の公立中学校でも落ちこぼれていた僕は、

そのまま家が近いことを理由に進路を決定し、偏差値40代の高校に進学しました。

私に変化が起きたのは高校に入学したときです。

高校1年生でバイトに明け暮れる毎日を送っていたなか、

卒業し就職していく先輩方から話を聞くと、

就職してももらえる給料は自分がアルバイトをして稼げる給料と大差ないことがわかり、

危機感を覚え始めました。

しかし、勉強のしかたも分からない私にとって、

自分の思い描いていた未来に近づく方法がわかりませんでした。

そうして途方に暮れていた高校2年生のとき、映画『ビリギャル』が公開されました。

女優の有村架純さんが出演されていて、

周りでも流行っているからという理由で、友達と映画館に行きました。

そこで感銘を受けた私は、

ビリギャルのように勉強すれば自分の未来もなんとかなるかもしれないと思い立ち、

勉強に励むようになりました。

小中学校レベルの簡単な内容から勉強し直し、

高校3年生の最後の最後まで勉強し続け、なんとか立命館大学の薬学部に進学しました。

大学での生活は私の価値観や思考に大きく影響を与えました。

その最も大きな要因は、一気に周囲の環境が変わったことです。

私の周りの学生は私立中学校に通っていた人や社長の子供など、

今まで出会ったことがない人ばかりでした。

そこで、それまで僕が常識だと思っていたことは常識ではないと知りました。

大学という環境でさまざまな価値観や考え方に触れ、

世界が広がるような体験となりました。

大学生という若い時期にこのかけがえのない体験・学びを得られて本当に良かったと思います。

私は多くの人、特に学生に私と同じ体験をしてもらいたいと思っています。

新たな環境に飛び込み、違う価値観をもち、

自分に学びをもたらしてくれる人に出会ってさまざまなことを学ぶ体験をしてほしいのです。

しかし、新しい環境に飛び込んだり、自分のいる環境を変えたりすることは非常に難しいです。

そこで私は『whicker まごとも』を通して、学生に新しい価値観に触れるきっかけをつくります。

高齢者の方々は私たち学生をはるかに超える経験値をお持ちで、

学生にはない価値観をもち、それを教え伝えることができます。

今まで交わることが少なかったこの2つの世代を繋ぎ、

学生が高齢者のみなさんを助け、日常を明るく楽しくするとともに、

学生は高齢者のみなさんの経験や価値観に触れ、多くの学びを得ます。

かけがえのない学びを得た若い学生は、

その学びを活かして大きく活躍して、日本の未来を明るくするだろうと私は信じています。

 

▼最後に

これは私の大学3年生の春の出来事です。

なんと立命館大学の私の通ってるキャンパスに、

あのビリギャル本人、小林さやかさんが講演をするためにいらっしゃいました。

胸を躍らせて講演会に行き、小林さんが退場された後も、

自分に変わるきっかけを与えてくれた小林さんに直接会って話したい!と思い、

控室まで1人で乗り込みました(笑)。

そこで、小林さんのおかげで人生が変わったと感謝を伝えました。

そして、そこでもう一つ小林さんに宣言しました。

 

次は京都大学の大学院に進学します。と。

 

そして、私は宣言通り、京都大学大学院に進学し、

高齢者と学生をつなぐという更なる挑戦をしています。

 

それではここで私の次の宣言です!

 

「『whicker まごとも』を京都だけでなく多くの地域の人たちに知ってもらい、全国の高齢者に楽しい日々を、学生に新たな学びを届けます!!」  

 

代表の山本とビリギャルの小林さん    

プロジェクト実行責任者:
山本智一(株式会社whicker)
プロジェクト実施完了日:
2023年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

『whicker まごとも』が京都府、大阪府、滋賀県で学生による高齢者との交流イベントを複数回実施します。 イベント費用:300,000円 リターン費用:50,000円 ready for 手数料:48,000円 調達資金の使途は関西各地でイベントを開催するための費用とします。 まずは京都・大阪・滋賀から学生による交流イベントを10回開催し、 学生の若さを生かして関西各地の高齢者のみなさまに楽しい時間をお届けします!

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己資金にて補充します。 自己資金の負担額が膨大になる場合は、イベントの規模を縮小するなどして対応します。

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プロフィール

はじめまして。京都大学大学院修士2回生の山本智一です。 株式会社whickerの代表取締役をしています。 私は、学生と高齢者を繋ぎ、相互に支え合っていく社会を作るため、株式会社whickerを設立し、『whicker まごとも』のサービスを開始して日々活動しています。 「whicker」とは、「white(白)」と「black(黒)」を、「er(1つ)」でまとめました。 正反対の白と黒で反発したり混ざり合ったりするのではなく、お互いに足りない部分を補い合って、「ひとつになってより良いものを作ろうよ!」という意味をこめて命名しました。 まだまだ未熟ではありますが、どうぞよろしくお願いします。

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リターン

3,000+システム利用料


感謝メール&イベント活動報告

感謝メール&イベント活動報告

●感謝メールをお送りします。
●イベントを開催した際に活動報告をお送りします。

申込数
11
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月

10,000+システム利用料


感謝メール&イベント活動報告&イベント参観権

感謝メール&イベント活動報告&イベント参観権

●感謝メールをお送りします。
●イベント開催した際に活動報告をお送りします。
●京都市周辺で開催されるイベントへの参観権を差し上げます(参加は任意、有効期限:1年内)。

申込数
13
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月

3,000+システム利用料


感謝メール&イベント活動報告

感謝メール&イベント活動報告

●感謝メールをお送りします。
●イベントを開催した際に活動報告をお送りします。

申込数
11
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月

10,000+システム利用料


感謝メール&イベント活動報告&イベント参観権

感謝メール&イベント活動報告&イベント参観権

●感謝メールをお送りします。
●イベント開催した際に活動報告をお送りします。
●京都市周辺で開催されるイベントへの参観権を差し上げます(参加は任意、有効期限:1年内)。

申込数
13
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月
1 ~ 1/ 14

プロフィール

はじめまして。京都大学大学院修士2回生の山本智一です。 株式会社whickerの代表取締役をしています。 私は、学生と高齢者を繋ぎ、相互に支え合っていく社会を作るため、株式会社whickerを設立し、『whicker まごとも』のサービスを開始して日々活動しています。 「whicker」とは、「white(白)」と「black(黒)」を、「er(1つ)」でまとめました。 正反対の白と黒で反発したり混ざり合ったりするのではなく、お互いに足りない部分を補い合って、「ひとつになってより良いものを作ろうよ!」という意味をこめて命名しました。 まだまだ未熟ではありますが、どうぞよろしくお願いします。

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