プロジェクト概要

 

達成のお礼と資金使途について

 

目標額を達成して以降、メールやSNSでお祝いのメッセージを頂いています。

本当にありがたいです。みなさんからの応援コメントを何度も見返しています。

 

2月28日午後11:00までは予定通り自分たちのプロジェクトの支援募集が続きますので、目標額以上の支援の使い道について明確にする為にも、このプロジェクト以降も続いてゆく、“はたらく馬“との旅について、私たちがどんな展望や希望を持っているかを、ここに記載したいと思います。

 

これらは、馬と働きながら少しずつ整備・実現してゆけたら・・・と計画していたものです。


追加で頂きました支援は、以下の計画実現の資金として有効に活用させて頂きます。

 

◯リターン関連費用、送料
◯ソーラパネル型移動電気牧柵の導入
◯馬車製作費用
◯様々な馬耕・馬搬の為の馬具

 

詳細はこちら

 

2019年2月26日追記

鈴木健一(光猫舎)

 

はたらく馬“花雪”と共に里山整備、茶畑再生に取り組む!

 

 みなさんはじめまして、光猫舎の鈴木健一です。
 この度は私たちのプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。

 

初めて馬と一緒に木材を引っ張った時。岩手県からやってきた「はたらく馬」テラと一緒に。 

 

 私たちが暮らしているのは“最後の清流”とうたわれた四万十川の支流「後川」に沿う山間地の集落です。7年前、長く住んだ東京を離れ、自然の中で「生きる力」をつけたいと願い、高知県四万十市に家族で移住してきました。

 

 この地に移住して以来、廃屋のようだった家を直しながら、「光猫舎」という屋号で自宅カフェ、オーガニックマーケットへの出店、生産した野菜や加工品の販売、ケータリングやお弁当の販売などをしてきました。

 

オーガニックマーケット出店​​​​​

 

 また、ロケットマスヒータ作りや炭焼きなどの様々な「暮らしのワークショップ」を開いたり、同じような田舎暮らしを志す仲間同士で生活や農作業などを支え合う拠点としてシェアカフェ兼シェアスペースをつくったりと、小さな循環で持続可能に暮らしていく為の学びや、仲間作りも続けてきています。

 

ロケットマスヒータ制作ワークショップ

 

 そんな私たちが今回クラウドファンディングに挑戦したのは、共に暮らす農耕馬“花雪”と、地域の耕作放棄のお茶畑の再生や放棄竹林、植林の整備を再生したいと思ったからです。

 

 しかし、このプロジェクトを実現するためには、作業用馬具を始め費用がかかります。どうか、皆様あたたかいご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

自宅前の段々畑

 

農作業のエネルギーシフト、畜力・馬力へ!

 

 これまで自給的な暮らしを志してきた私たちにとって、何種類もの農作業機械を揃えるのも現実的ではなく、田畑や炭薪作りのほとんどを手作業で行なっていました。そんなある時、とある雑誌で馬が畑を耕したり、材木を引っ張る作業の様子を目にしました。馬の力強さだけでなく、その作業風景・人と馬が一緒に働いている姿の美しさがとても印象に残っています。そしてやがて、「自分達も馬と働きたい!」と考えるようになりました。

 

 そして、その想いが現実に向かって急展開したのは、2017年の夏頃、馬の世話を学ぶ為に仕事のお手伝いさせて頂くことになった養老牧場・あしずりダディー牧場での、元・寒立馬(かんだちめ)の“花雪”(はなゆき-当時4歳牝)との出会ってからでした。

 

 

 花雪は青森県尻屋崎出身。青森県下北郡東通村尻屋崎周辺では、寒立馬(かんだちめ)と呼ばれる馬たちが放牧されています。彼らは県の天然記念物にも指定されており多くの観光客にも親しまれていますが、一方で0歳から1歳ほどの仔馬の一部が食用としてセリに出されているという境遇にもあります。(※その点について非難をする気持ちは自分にはありません。)花雪もそうした仔馬の一頭だったところ、多くの方々の尽力でこの養老牧場へ預けられていたのでした。

 

 寒立馬は体が大きく足もがっちりとしています。ブルトン種と既に絶滅してしまった在来種・南部駒の血がわずかに混ざった血筋。農耕馬にも適した温厚な性質、体格、血統を持つ若い馬と出会えたことは本当に幸運なことでした。

 

 その後、「まだ若い花雪は養老牧場に居るより働けた方が幸せ」という牧場オーナーの後押しや、花雪の馬主様のご理解、そして多くの方々の協力も得ることができ、自宅敷地内の放牧場整備、丸太や廃材を使っての馬小屋・堆肥小屋作りを経て、2017年12月に、花雪(はなゆき)を自分達の家族として迎え入れることができました。

 

 さらに、私たちが大変幸運だったのは、馬との出会いもさることながら同時に素晴らしい師匠に出会えた事です。その方は岩手県遠野の岩間敬氏(一般社団法人馬搬振興会)です。

 

 

 養老牧場でのいわゆる「箱入り娘」で人を乗せることすら知らなかった花雪を、人と一緒に仕事ができるように調教・トレーニングし、馬について何も知らない自分達の指導もして下さっています。

 

 そして、この現代社会だからこそ馬と一緒に働く事のメリット、重要性、可能性について国内外での経験・実践に基づいて様々なヴィジョンを与えて下さいました。

 

 

馬小屋作り。たくさんの仲間が協力してくれました。

 

 そして今回のクラウドファンディングを通じて、なぜ共に暮らす農耕馬“花雪”と、地域の耕作放棄のお茶畑の再生や放棄竹林、植林の整備をしたいと考えているのか。
 それは、自分たちにとって必要な「農耕馬を中心とした暮らしと生業作り」や「馬力を活かす仕事作り」、そして「多くの恵みを授けてくれるこの里山を守っていきたい」という想いが、このフィールドであれば形にしてゆけると感じたからです。

 

 里山には、機械を入れることができないような箇所が多々あります。
しかし昔の人たちはずっと家畜と共に仕事をしていた。そういった場所であれば馬での作業ができます。

 

 重機による林業開設の必要が無い(山を傷めない)。化学肥料を持ち込まず馬糞堆肥による循環ができる。畜力・馬力を活かすことは、生物多様性や河川の水質への負荷も抑えることができます。
 馬に必要なのは草や水といったクリーンエネルギー。化石燃料を使って排気ガスを出すこともありません。
 それは更に生産物への付加価値ともなるのです。

 

 こうした馬の持つメリットをウマく(上手く)利用していけば、「地域資源を活かした生業作り」や「持続可能で豊かな里山作り」ができると確信しています。

 

 お茶畑が再生すれば紅茶の生産ができる。自分達には紅茶作りの経験がある。
馬はお茶の葉は食べようとしません。そして、馬搬でこそ搬出できる木が沢山ある。
搬出した材もまた炭や加工品として生産できる。

 

 馬との仕事作りに最適な環境が揃っている、というのが茶畑に着目した理由です。

 

 馬や地域とのご縁をいただいてきた私たちだからこそ、理想とする暮らしの実現とともに、日々心から感動している里山の景色を守るために、自分たちにしかできない挑戦をしていきたいと思っています。

 

農耕馬“花雪”との新たな挑戦!

 

 今回のプロジェクトでは、2019年8月20日までに共に暮らす農耕馬“花雪”と、地域の耕作放棄のお茶畑の再生や放棄竹林、植林の整備を再生に挑戦します。

 

 具体的には、馬に作業用馬具をつけ、里山の森林を整備します。荒廃してしまった茶畑では、木を切り倒す作業や、丸太を運ぶ作業を馬によって行います。

  

 私たちの住む集落は、高齢化が進んだこともあり、管理されずに荒れてしまったお茶畑があります。

 

 その茶畑には、現在銀杏の木が大量に植えられてしまい、暗い森のようになってしまいました。ギンナンを取る為か、それともせめて紅葉を楽しめるようにという想いからか、これほどの銀杏の木を植えた理由は自分達にはわかりません。

 

 お茶の生産を辞めた後、新たな美しい風景を想像していたのでしょう。
 しかし、人手も足りなくなり長い期間放置された為に木々は自分達の成長も妨げるほど生い茂り、孟宗竹という太くて背の高い竹の侵食も見られるようになってしまいました。

無数の銀杏の木に日光を遮られ、お茶は生育不良となっています。​​​

 

 さらに、茶畑の側にはかつて綺麗な段々畑だった山があり、そこも間伐されずに放置された杉・ヒノキの森や、孟宗竹の竹林に。この山によってお茶畑の日照もかなりの時間遮られてしまっています。

 

何本か切り倒したところは、こんなに日も当たりますが、奥までまだまだ生い茂る銀杏の森。


 こうして人の入らなくなった里山はイノシシや鹿の居場所にもなっていて、彼らは周辺の畑や田んぼに悪さをします。このエリアだけでも、現在の里山機能が失われていく様子が一度に見て取れるのです。

 

 せめてショベルカーや運搬機が入れば、はびこる木や竹を伐採・搬出してなんとかすることもできるのですが、昔に作られた里山の山林・農地は道幅も狭く機械が入るようには作られていません。


 便利な機械が無かった昔は、作業は人の手か家畜が全て担っていた。現代の技術を諦めざるを得ないところにこそ、馬の力が発揮されるのです。

 昔の人が木を植え、手作業で野良仕事をしていた場所には必ず馬は入っていけます。そして、人の何倍もの働きをしてくれます。

 

「馬搬」(伐った木材を馬で搬出する事)作業のひと休憩

 

そして、「馬と一緒に懐かしい未来へ!」

 

 天然記念物でも無く、競馬や馬術という選択肢が無い花雪が、人間社会で人
生(馬生)を全うできる数少ない方法の一つに「人と働けるようになること」があるのではないかと考えています。

 そして私たちは「馬と働けるようになること」を目標としています。

 

 「働く馬と暮らす」という点で交わった私たちは、互いにコミュニケーションを深めながら少しずつ、実際に畑を耕したり荷物を運んだりという仕事をはじめています。そして新たな仕事をどんどんと生み出そうとしています。

 

初調教の日に海へドボン!もちろん花雪は初体験でした。

 

 

新しい家にもそろそろ慣れたかな。

 

 その強力な馬力に頼ることはもちろんのこと、馬のもつ不思議な魅力、美しさ、という馬力以外の力も想像以上のものがあると実感しています。

 

 次の世代に繋ぐ仕事、里山、持続可能な暮らし。それらを可能にしてくれる馬と人との協働の暮らし。懐かしくて新しい未来が各地にひろがって行くことを願っています。

 

 自分達がこの地域で暮らし始めて以来、大変お世話になっている方が、ある時こんな話をして下さいました。

「昔の百姓がどんなに辛くても『明日も(来年も)また頑張ろう』と思えたのは、
そこに美しい風景があったからだ。そこには働く馬の姿もあったよ。」

 

 そんな風景の中で育った子供達が将来どんな未来を切り開いていくのか。それはとても希望に満ちたものだと信じています。

 

 自分達の取り組みに共感して一緒にやろう、と言ってくれる仲間も出来はじめていますし、今回のプロジェクトが実現すればさらに沢山の仲間と取り組んでいけます。

 

 馬と働くこのプロジェクトを通じて、馬を活かし地域資源を活かし生物多様性を守る道を切り開き、自分達の見ている未来、その魅力を多くの人に伝えてシェアしていきたいと考えています。

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
私たちのプロジェクトへのあたたかいご支援を、どうぞよろしくお願いします!!

 

花雪と一緒に畑仕事。馬で田畑を耕す事を「馬耕(ばこう)」といいます。

 

リターンについて

 

【「はたらく馬と暮らす」リトルプレス】

馬について全くの素人だった私達が、馬と働くまでに至る経緯を小さな本にまとめます。馬と共に暮らしてみたい、興味がある方にはとても貴重な資料にもなるでしょう。

 

 ・農耕馬を家族として迎えるまでに準備した事。

 ・馬と暮らすにあたって感じた疑問、試行錯誤、困難にどう対処してきたか。

 ・岩間敬さん(岩手県遠野・馬搬振興会)との貴重なやりとり。

 ・花雪との日常について  など

 

【耕作放棄のお茶畑の再生(銀杏の木の伐採や搬出)】

 ・イチョウの木を伐採し、馬を使って搬出。

 ・お茶の木の整備、馬と道具を使って株間を耕します。

 ・馬糞を堆肥として活用します。

 ・収穫可能な場所の茶は手作りの紅茶などに加工し、リターンとします。

 ・伐採したイチョウの木で木工品を作り、リターンとします。

 

【放棄竹林や植林の整備】

 ・竹の伐採や植林の間伐を行い、馬を使って搬出。

 ・伐採した材を活用して竹炭や木炭を焼き、リターンとします。

 

このプロジェクトで集まった資金は以下の使途で活用させて頂きます。

 

作業用馬具 300,000円

お手伝い人件費 300,000円

安全装備、道具、消耗品等 200,000円

茶屋建設費用 200,000円

返礼品用諸経費(商品製作・梱包・送料等)、その他雑費 192,200円

手数料(税込) 275,400円

早期入金サービス 32,400円

 

必要金額合計: 1,500,000 円


働く馬と共に、懐かしい未来へ!!

 


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