ネルソン・マンデラは何が偉大か。

サンパウロから8時間のフライトを経て、昨日の朝 ヨハネスブルグに無事着きました。僕のアフリカ大陸デビューです！ゲストハウスがとても充実しています。バーもあるしちょっとしたプールもある。更にはヨハネスブルグ市内を巡るツアーまで😄しかし周辺には危険な通りもあって、メインストリート以外に行く時は必ずフロントへの確認が必要。気をつけないといけません。南アフリカで注目したいのはアパルトヘイトの歴史と経済格差の問題。このゲストハウス発のツアーに参加して、両方の問題を体感することができました。経済格差は火を見るよりも明らかで、狭い地区に様々な階層の人々が、それぞれのコミュニティを作って暮らしています。最貧困層がトタン板を組み立てただけの、掘っ建て小屋に暮らしているのを間近で見たのは、衝撃でした。
ツアーの最後では、アパルトヘイトメモリアルホールを訪れます。ネルソン・マンデラがいかなる苦労を経て平等を勝ち得たか、彼がいかに偉大で人気のある指導者だったか、アパルトヘイトが実施された当時はどのような悲惨な状況があったか。ゆっくり館内を周り、一つ一つの内容をじっくり知ることができました。そこで考えたこと。それはマンデラの何が偉大だったかについて。世界中、もっと言うと歴史上を鑑みても、これだけ支持を多く得ていた指導者は稀です。彼の何が偉大であるか、僕なりに考えてみました。それは投獄など幾多の困難を乗り越え、信念を持ち続け、平等のために闘い続け、そして最後にはアパルトヘイト廃止の実現を成し遂げたことだと考えます。最後の、「成し遂げた」ことが重要です。いくら声高に自由、平等を叫んでも、何も成し遂げていなければ机上の空論に終わります。マンデラは、成し遂げた、からこそ偉大な指導者として世界中の人々に記憶されたのだ考えます。記録と記憶に残る人物たれ、としばしば聞きますが、ネルソン・マンデラこそ、そんな人物なんだと感じます。