支援総額
目標金額 2,700,000円
- 支援者
- 200人
- 募集終了日
- 2020年7月26日
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- 現在
- 1,660,000円
- 支援者
- 65人
- 残り
- 24日
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プロジェクト本文
終了報告を読む
〜ごあいさつ〜
初めまして。世界中の子どもたちに「はじめてのオーケストラ体験」を届ける活動を行っている、NPO法人ワールドシップ、代表の農澤明大と申します。
NPO法人ワールドシップが主催するワールドシップオーケストラ(WSO)は、年に2シーズン、フィリピン・カンボジア・インドネシアなどアジアの途上国を訪れ、子どもたちに初めてのオーケストラ体験を届けています。2014年の創立より、これまでに34回現地に赴き、述べ1,200人超の仲間たちと、数万人の子どもたちに、はじめてのオーケストラ体験を届けて参りました。
・プロジェクトの中止
2020年3月3日〜9日にWSOフィリピンプロジェクトへ行く予定だった54名の参加者は、国内練習を重ねて入念に準備を進めて参りました。しかし、日本政府より新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、大規模イベントの自粛要請があり、参加者及び現地の方々への感染拡大防止に配慮し、話し合いの末、プロジェクトの中止を決断いたしました。また、5月4日に東京はサンパール荒川にて行う予定であった国内演奏会も、延期となりました。これらに伴い、多額の損害金が発生しております。
〜ワールドシップオーケストラについて〜
NPO法人ワールドシップが主催するワールドシップオーケストラ(WSO)は、プロアマ混合の期間限定オーケストラです。東京・愛知・関西の三拠点にて練習をし、現在はフィリピン・カンボジア・インドネシアの3ヶ国にて演奏活動を行っています。演奏に赴くのは、2,3月及び8,9月の2シーズン、現地に滞在する一週間で、多いときには5回以上も公演を行います。公演の内容は、初めてオーケストラを聴く子どものための教育的な内容で、子どもたちの集中が途切れないよう趣向を凝らしています。
メンバーの8割は現役の学生、指揮者もプロの方から学生まで、様々な方が務めています。また、ソリストはオーディションを行い、新進気鋭の音楽家の方がオーケストラと協演する機会を創出しています。平均21歳と若いオーケストラですが、音楽面においては一切妥協することなく、現地の子どもたちに「本物の音楽」を届けるために情熱を持って全国より集っているのが特徴です。
また、年2回、日本国内での公演も行っており、各国に足を運んだ約100名が出演する公演を、各自治体の教育委員会後援のもと行っています。また、昨年は渋谷区教育委員会主催で公立中学校の音楽鑑賞教室を行うなど、近年は日本の子どもたちに演奏を届ける機会も増やしています。
国内での演奏の様子は、こちらよりご覧ください。曲は楽器紹介を兼ねた「きらきら星のお話」です。
中止の判断をした20春フィリピンプロジェクトについて
今回中止の判断をした春のフィリピンプロジェクトは、三菱UFJ国際財団の助成事業として、本年3月3日〜9日にかけて、マニラにて行われる予定でした。全国より集まった54名が参加予定で、内21名が初参加者として、東京の渋谷にて練習をしていました。演奏予定だったマニラの学校は3校、学校側は、日本のコロナ感染者数が増えていたにも関わらず「ぜひ来てほしい」とエールをくれていました。そして、教会では前回クラウドファンディングをさせていただいたトンド室内合奏団との共演、最終日にはマニラ最大の観光地リサール公園にて、プロオーケストラのマニラ交響楽団、マニラ交響楽団ユースとの共演を予定していました。一週間同行予定だった現地スタッフ5人、現地の演奏家約50人、そして聴衆になる予定だった2,000人超の人々が、WSOが来るのを心待ちにしてくれていたことでしょう。
曲目は、バレエ組曲『三角帽子』や、ジョン・ウィリアムズメドレー、フィリピン曲である『Sanay Wala Nang Wakas』など、そして協奏曲は、ラヴェルのピアノ協奏曲より第1楽章でした。
ラヴェルのピアノ協奏曲のソリストに選ばれた西山さんは、これまでにWSOのプロジェクトに一般の奏者として参加した後、オーディションに落ちてからも更に練習を積んで、今回ついにオーディションに合格し、オーケストラと共に練習を重ねていました。彼女ら熱心に練習をしてくれた参加者の熱い想いを無碍にしたくない、という思いもあり、中止の判断は断腸の思いのもと、なされました。
プロジェクトの中止を決断したのは、マニラへの渡航の数日前、練習日でした。練習前に全員に中止の旨を伝えてからも、このチームで何かを残したいと、指揮者の大釜さんがメンバーを鼓舞し、数人の奏者を欠き万全ではない状態でしたが、その時にできる全力をと必死に練習し、フィリピンの人々に届けるために演奏しました(動画を撮影しました)。怒りや悲しみのやりようのない状況でありながら、本気で演奏する姿は、奏でる音楽は、大変に素晴らしく、まさに一つのチームそのものでした。
実際にフィリピンの方々に届けた映像はこちら、写真は1月の練習の様子です。
〜中止の判断に至った経緯〜
今回の中止の判断に至った経緯ですが、最後の練習日の直前にとったメンバーへのアンケート結果及び、現役の医師や医療従事者・元職員らの助言なども勘案し、当法人職員・ボランティアスタッフ6名および、本プロジェクト指揮者による話し合いの末、本プロジェクトの中止の決断に至りました。
今回が初参加のメンバー、また、今回が最後と決めて参加したメンバーに対して申し訳ない思いと、メンバーの保護者さんなど、心配している方々の気持ちを踏みにじり敢行する社会的及び健康上のリスク等を天秤にかけ、何時間も話し合った末に出した決断は、あまりにも心苦しい決断でした。
WSOのプロジェクトは、他のイベントとは異なり、参加者が全国各地より集まり、所属やバックグラウンドも異なるメンバーが、一週間もの間、海外を訪れるため、延期という形で半年後・一年後に行うことは不可能です。一回限りのメンバー、プロジェクトであるが故に、毎回プロジェクトの個性が異なり、一人一人の思いも強く、最高のパフォーマンスを子どもたちに届け続けてきました。
参加者に対して中止の決断を伝えた際には、泣き出してしまう人も少なくはなく、参加者全員の心に深い傷を負わせてしまい、この決断が本当に正しいものだったのかと幾度となく考えました。
しかし、下した決断は最善のものであったと、今となっては確信しています。この判断をしかと受け止めてくださった、20春フィリピンメンバーの皆さんには、感謝申し上げると共に、敬意を表します。
〜コロナ禍における今の思い・今後の計画〜
フィリピンプロジェクトの中止を決断した結果として、今、こうして54名のメンバー全員が新型コロナウイルス感染症に感染することなく、無事に生活を送ることができています。そして、日本にもようやく光明が差し込みつつある今、明るい未来のために前を向いて活動を続けることができれば、きっと今後10年、20年先まで世界中の子どもたちに音楽を届け続けることができると考えています。
未曾有の事態である今回のコロナ禍、世界中の方が影響を受けています。ワールドシップとしても試練の時ではありますが、歯を食いしばり、しっかりと前を見据えてこの困難を乗り切っていく所存です。次に子どもたちに音楽を届けられるその日まで、しっかりと準備をした上で、座して待ちます。
今後の計画についてですが、まず直近に迫っております8,9月のプロジェクトについてですが、コロナがこのまま緩やかに収束を見せる段階では、開催は困難だと考えています(5月下旬時点での見解)。WSOのプロジェクトは、40名以上の方と途上国を訪れるため、健康上・安全上のリスクを限りなく0に近づけなければならないため、まだ世界の混乱が醒めやらぬ最中に渡航をすることはできません。
しかしながら、ワールドシップの運営資金の90%以上は、メンバーのプロジェクト参加費で賄われているため、プロジェクトを開催できないとなると、団体としての存続が実質的に困難なのも事実です。
20春フィリピンプロジェクト及び東京公演が中止・延期になってしまい、悶々としているメンバーの無念を晴らすためにも、コロナが終息し次第、国内での演奏会を開催したいと考えています。また、これまでにWSOが共演した現地の音楽家の皆さんと、テレワークでの共演を果たせればとも考えています(近日中に始動予定)。そして、これまた計画の段階なのですが、海外に赴くことがまだ困難でしたら、日本国内で可能な限り演奏に出向くことができないか、とも考えています。日本の子どもたちにとっても、生のオーケストラを聴く機会は、まだまだありふれたものではありません。
しかしながら、新型コロナの対策として掲げられる「三つの密」、オーケストラ公演はまさに密そのものです。オーケストラが集まり公演が可能になるまでの道のりは、依然として険しい状態です。
〜さいごに〜
今回の多額の損害金は、6年目、ようやく軌道に乗り始めた団体としてはかなり手痛い出費です。これらの損害金を抱えたままでは、団体としての活動が制限されてしまい、最悪の場合には存続が危ぶまれる可能性もあるのが実情です。
我々のみならず、日本中・世界中の皆さんが経済的にも精神的にも困窮し、非常に苦しい状況であることを承知しながら、このようにご支援のお願いを申し出るのも大変心苦しいのですが、今後も団体として活動を続けるために、これまで参加してくれた奏者たちの想いを紡ぎ、現地の子どもたちのキラキラした笑顔を絶やさぬために、皆さまのお気持ちを支援金という形で賜れますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
【損害額・免責事項について】
今回のプロジェクト中止に伴い、参加メンバーのプロジェクト参加費のキャンセル料が約200万円、その他現地の諸々のキャンセル等によって、総計250万円以上の損害が出ています。
保険による損害の補償は一切なく、本クラウドファンディングでご支援いただいた金額は、全額を損害金の補填に充てます。また、目標金額を超えてご支援をいただいた際には、団体の運営資金として国内・国外を問わず、イベントを開催することで、一人でも多くの子どもたちに生の音楽を届けるために活用させていただきます。また、国や自治体から別途補填があった際にも、クラウドファンディングにてご支援いただいた支援金は返金せず、今後の団体の運営資金として活用させていただきます。
以上の点につきまして、あらかじめご了承ください。
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プロフィール
NPO法人ワールドシップの職員をしております、農澤明大(のざわあきお)です。東南アジアの子どもたちにオーケストラによる教育プログラムを届ける活動を行っています。 奈良市出身、相愛大学音楽学部弦楽器専攻卒、神戸大学大学院国際文化学研究科グローバル文化専攻芸術文化論コース博士課程前期修了。NPO法人ワールドシップ理事長。堺シティオペラ一般社団法人ディレクター。
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リターン
3,000円
お気持ちコース
●お礼のメール
●(ご希望者様のみ)次回国内演奏会のチケット1枚(開催時期未定、今年冬頃に東京及び関西にて開催予定、会場が確定次第お知らせします。(決定予定日は7,8月頃))
- 申込数
- 126
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
10,000円
【特別なリターン不要】WSO応援コース
●お礼のメール
●(ご希望者様のみ)次回国内演奏会のチケット1枚(開催時期未定、今年冬頃に東京及び関西にて開催予定、会場が確定次第お知らせします。(決定予定日は7,8月頃))
- 申込数
- 57
- 在庫数
- 443
- 発送完了予定月
- 2020年12月
3,000円
お気持ちコース
●お礼のメール
●(ご希望者様のみ)次回国内演奏会のチケット1枚(開催時期未定、今年冬頃に東京及び関西にて開催予定、会場が確定次第お知らせします。(決定予定日は7,8月頃))
- 申込数
- 126
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
10,000円
【特別なリターン不要】WSO応援コース
●お礼のメール
●(ご希望者様のみ)次回国内演奏会のチケット1枚(開催時期未定、今年冬頃に東京及び関西にて開催予定、会場が確定次第お知らせします。(決定予定日は7,8月頃))
- 申込数
- 57
- 在庫数
- 443
- 発送完了予定月
- 2020年12月
プロフィール
NPO法人ワールドシップの職員をしております、農澤明大(のざわあきお)です。東南アジアの子どもたちにオーケストラによる教育プログラムを届ける活動を行っています。 奈良市出身、相愛大学音楽学部弦楽器専攻卒、神戸大学大学院国際文化学研究科グローバル文化専攻芸術文化論コース博士課程前期修了。NPO法人ワールドシップ理事長。堺シティオペラ一般社団法人ディレクター。