毒親アートフェス＆トークライブ

はじめまして。

特定非営利活動法人LOCUSの杉山佐和子です。

私は虐待被害者です・19歳の時に阿修羅の家から脱出し、寮つきのキャバレーで自立するための資金を貯め、

その後会社勤めをしながら、夢を叶えるための資金をコツコツと

貯蓄し、念願の学校へ入学しました。

既に虐待後遺症（マルトリートメント症候群）を患っていた私は

症状が悪化して初めての入院を経験しました。

精神疾患への社会の理解は乏しく、会社を辞めざるを得ませんでした。

 

親に愛され、歪みのない視線で人々と交流し、軽やかに人生を歩いていく人々を横目にしながら、軽やかに生きていけない自分を責め劣等感に苛まれました。

 

「親にすら愛されなかった私のいる場所なんかない！」と絶望し、オーバードーズや自殺を企てたこともあります。

その後、夢を実現し、スキルアップを重ねその仕事で生計を立てられるようになりました。この成功体験が私の自信となり軸となり、やっと「自分の居場所」を見つけられたような気がしたものです。

 

　昨今、しばしば「虐待が増加した」という声を聞きます。

日本では「子どもを大切にしない、子どもは親の所有物」という風土が長らく続いてきました。

子どもが人権をもった尊い存在だという認識がなかったのです。

しかし1994年子ども権利条約に批准し「子どもを守ろう」という意識が高まってきました。

ここに至るまでには、多くの子どもたちの犠牲がありました。

 

虐待被害者は孤立しがちです。親にされた仕打ちを勇気をもって打ち明けても「親も大変だったのよ」「殴られるようなことしたんじゃないの？」「親の悪口を言ううもんじゃないよ」「親がいたからあなたがいるんでしょう？」「親なんだから話し合ったら？」（支配と隷属の親子関係において話し合いは成立しません）などと傷口に塩を塗り込まれる二次被害に遭うからです。

更に追い込まれてしまいます。どうか勇気をもって開いた口を塞がないで、寄り添ってください。

 

さて親への憎悪が行動の、特に仕事への原動力になっていた私ですが、私の親も、私と同じように育てられたのではないかと思うようになりました。虐待の連鎖です。

 

　私もそうやって育ってきたから当たり前、と思っていることが実は虐待であることがしばしばです。

パパさんもママさんも、毎日大変です。心に余裕がない日もあるでしょう。そんな時、つい子どもに辛く当たってしまう。思わず手が出てしまった。つい暴言を吐いてしまった、ということがあるかもしれません。

 

このイベントでは虐待被害者の苦悶と、彼らを辛うじてこの世に留めているものをアートに可視化しております。

その絵をどうぞごゆっくりご覧になってください。

そして虐待被害者の声を聞いてください。

 

そして暴力暴言に至ってしまった後のフォローの仕方、愛の伝え方を共に考えましょう。

 

子どもに向けられた怒りの仮面の下に埋もれた、本当の自分の感情に気づく手掛かりになるかも知れません。

 

虐待被害者という立場と、親、という立場で対峙するのではなく

虐待をしない子育てを共に考えて参りましょう。

 

◆以下、目標額の使途予定です◆

 

会　場　賃　料       　3,500円

報　  償　  費 　        20,000円・トークライブパネラー

有償ボランティア　　8,000円×5名）×2日＝80,000円

印 刷 製 本 費       　　20,000円

西鉄福岡有料掲示版：17,800（1週間17,800×2週間）35,600円

消  耗  品 費         　　　3,000円     絵画のコピー

委    託    料       　　     55,660円  ]デザイン製作者依頼費

そ    の    他       　　　　7,020円     絵画フレーム220円×31枚

 

合　　　　計　　　　　　224,780円