毒親アートフェス＆トークライブ

五人の子どもが、原家族という舞台にいます。

 

つねに頑張る優等生。

よくやったと、認めてほしいのです。

でも、いくらやってもまだ足りない。

 

問題ばかり起こしている子。

こんなに傷ついているんだと、言えないのです。

家族が疲れ果てているのは、全部その子のせいになる。

 

忘れられた子。

よくもなく、悪くもなく、放っておいてもだいじょうぶ。

いいえ！ほんとうは気づいてほしい。不安なのです。

 

おどけ甘えっ子。

家族の争いがつらいから、ピエロの仮面をつけたのです。

さあ、笑ってよ！・・・仮面の下はけっして見せないから。

 

みんなの面倒を見る優しい子。

親がかわいそう、なんとか助けてあげなくちゃ。

でも、小さな私の面倒は誰もみてくれない。

 

家族のシナリオの中では、

それがこの子たちの役割。

だから一生懸命演じてきたのです。

 

幕を下ろして、その子に言ってあげるときです。

よくやったね！

もう遊んでいいんだ。さあ、一緒に遊ぼう。

 

引用

発刊：アスク・ヒューマン・ケア

アダルト・チャイルドが自分と向き合う本