飲食店の無い双葉駅前で焼き芋屋をやりたい

飲食店の無い双葉駅前で焼き芋屋をやりたい
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プロジェクト本文

▼自己紹介、想いなど

東日本大震災、それに続く東京電力福島第一原子力発電所での事故。
「何かしないと」

と思うが、子供は小さいし、仕事も離れられない。食べて応援くらいしかできなかった。

子供だいぶ手がかからなくなり、仕事もひと段落したので単身で千葉県から福島県に移住して来た。
4年間SEとして働いた後、もっと原発の近く、人手を必要としている所に行きたいと考え、2024年8月に原発がある双葉町に引っ越して来た。

元々農学部卒で、子供ができてからは家庭菜園をしていた。

畑の土作りの勉強をしているうちに、農家の知り合いができ、朝市等で野菜の販売もした事がある。

朝市でサツマイモを焼いて売ってみると、甘い匂いに釣られるのか、たくさんのお客さんが来てくれた。

熱々の焼き芋をほおばると皆笑顔になる。

そんな笑顔を双葉町でも見てみたい。

 

▼福島県双葉町って?

双葉町は福島県の東の太平洋側に面した"浜通り"の真ん中辺りに位置する。

東日本大震災の後に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故で全町民が避難を余儀なくされる。

事故から11年経った2022年8月30日に双葉駅を含めた地域の避難が解除された。

避難解除から2年以上が経過した2024年10月1日時点で町内に住んでいるのはわずか157人。

 

しかし、山や森で除染ができなかったり、原発ゴミや除染土の中間貯蔵施設として土地を提供していたりで、町の全面積の15%しか立入ができない。

https://www.town.fukushima-futaba.lg.jp/secure/14861/20240423.pdf

震災前は原発関連の仕事をしている人が5割、農家が5割くらいだったとのこと。

原発関連の仕事はほぼ無くなり、新たな産業を興す事と農業を復興させる事が課題。

また、スーパーマーケット、幼稚園・小中学校、薬局・・・無いものが色々。

まだまだやる事がたくさんある町。

(駅徒歩2分でも空き地が広がる)

(消防団の屯所 震災発生の14:46から少し経ち電気の供給が途絶えた時間を示している)

 

▼焼き芋屋で何をしたい?

現在(2024年11月1日)、JR双葉駅前には飲食店が無い。
コンビニ等の食品を販売する商店もない。
震災で住めなくなった家の取り壊しが進み、空き地が多く、閑散としている。

駅前の町役場が閉まる17:15以降は人の往来も殆ど無く、静まり返っている。
役場が開いていない土曜・休日は朝から静かだ。


そんな所で焼き芋屋をやってみる。

自分の車に焼き釜を置き、近隣の市町村で取れたさつまいもをじっくり時間をかけて焼く。

匂いに釣られて住民の方達が買いに来る。

東日本大震災・原子力災害伝承館に向かう、或いは帰って来た訪問客に食べてもらう。

少しでも双葉駅前に笑顔が増えるように焼き芋屋で貢献したい。

 

▼少し先のこと

津波や原発事故で双葉町は大きな打撃を受けた。
お店をやる事で賑わいを取り戻すと共に、来年度からは町内でさつまいもを栽培して農業復興の手助けもしたい。

今年、小さな畑を借りてナス、ピーマン、キュウリ、トウモロコシ等を栽培した。

キュウリは沢山採れたので役場で放射能検査をしてもらい、問題ない事を確認した。

恐らく、さつまいもでも問題は無いだろう。

夏は焼きトウモロコシでもやろうかと考えている。
来シーズンはもう少し広い畑を借りられる予定。

そこで有機栽培のさつまいもとトウモロコシを育てようと思う。

来年は双葉町で育ったオーガニックな焼き芋を多くの人に楽しんでもらいたい(^^)

 

▼町に住む人、訪れる人を笑顔に

自分のやれる事はほんの少しだろう。
それでも、町にとってプラスになる事はやっていきたい。
その第一歩として焼き芋屋を始めたい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

 

 

プロジェクト実行責任者:
齊藤 泰道
プロジェクト実施完了日:
2024年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

焼き芋屋を始めるための焼き芋機購入、燃料としてのプロパンガスの購入費、さつまいも購入費、車のガソリン代、車の装飾費、焼き芋包装紙

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
食品衛生責任者 11月中に取得 その他の食料品製造・加工業 営業届 11月中に新規届出

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プロフィール

日本大学農獣医学部応用生物科学科 卒業 2020年6月 千葉県から福島県へ移住 2024年8月 福島県双葉町へ転入

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