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本日は, 獣医師になるために大学でどのようなことを学ぶかについてご紹介いたします。

 

■獣医師になるには?

日本で獣医師になるには, 獣医師免許が必要なことは皆さんご存じと思います。免許は, 獣医学科で6年間勉強し,獣医師国家試験に合格しないと取得できません。

 

では, この6年間がどのように進んでいくのでしょうか?

下の模式図は山口大学に入学した獣医学科学生の6年間を説明したものです。

 

 

厳しい受験勉強を乗り越えて合格した学生は, 4月に入学式を迎えます。その後

1年間は, 大学の教育スタイルに慣れながら幅広い教養を身につけるために, 共通教育を他の学部の学生と共に受講します。

 

2年生からはいよいよ専門科目が始まります。専門科目は講義と実習からなっています。まず基礎獣医系科目から始まり, 動物の身体の作りや機能(解剖学や生理学等)の基本を学びます。次に, 応用獣医系科目として, 病気を起こす原因や病気による身体の変化 (微生物学や病理学等)について勉強します。最終的にこれまでの知識を使いながら, 臨床獣医系科目として病気の治療方法について学びます(内科学や外科学等)。共同獣医学部の講義の特徴は遠隔授業で, 鹿児島大学と山口大学を専用回線で結び, 各大学の専門性の高い先生が, 両大学に授業を行います。

 

5年生からは, いよいよ実際の症例に触りながら, 診療現場での参加型臨床実習を行います。しかし, この実習を受けることができるのは, 共用試験(知識と技能を問う全国統一試験)に合格してStudent Doctorとなった学生だけです。山口大学では, 合格した学生に「白衣着衣式」を実施して獣医師の卵としての自覚を促しています。

 

最終的に2月の獣医師国家試験を受験し, 合格した学生が晴れて獣医師として全国の現場に巣立っていきます。

 

このような5年という専門教育の間に, 学生は多くの動物に触れあいますが, 私たちは動物福祉に配慮した実習を行いたいと考えています。

 

 

山口大学共同獣医学部

副学部長(教育改革担当) 佐藤 晃一

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