皆さま, 新着情報をご覧いただきましてありがとうございます。

 

本日は, Clinical Skills Lab 小動物編 第2回目のご紹介です。

動物医療センターにて外科系診療に携わる, 伴侶動物医療分野 原口友也 助教が担当いたします。

 

 

縫合シミュレーター

 

手術の基本手技は, 「切る(切開・切除)」, 「止める(止血・結紮)」, 「縫う(縫合)」の3つであると思います。

「切る」は, メスやハサミを用いて皮膚を切開する・胸やお腹の中にアプローチをする(開胸・開腹など)・臓器や腫瘍を摘出するといった作業です。

「止める」は、切るに伴って生じる出血をコントロールするための重要な手技です。

「縫う」は手術で出来た傷を元通りに戻すための大切な手技です。正確な縫合が出来ないと傷は治りません。不正確な縫合により, 傷の治癒が遅れたり傷口の感染を起こすことがあり, 体に不必要な負担をかけてしまうことがあります。場合によっては大きな傷跡が体に残ることもあります。

 

 

このような, 手術にとって重要な手技を習得するための練習機材が「縫合シミュレーター」です。以前は, 皮付きの鶏肉を用いて縫合の練習を行っていましたが, 皮膚や筋肉の質感は犬や猫とは大きく異なるものでした。そのため, 現在ではより実践に近い感覚を養うために, 模擬皮膚パッドを用いた縫合シミュレーターを使用して実習を行っています。また, 縫合シミュレーターは医師のトレーニング用と同様のものです。

 

手術を行うにあたり縫合手技の習得は必須であり, そのためにトレーニングは必要不可欠です。そのため私たちは, トレーニングを行う際には可能な限り, 生体の代替となる機材を用いて行うように努めています。

 

 

 

今後ともClinical Skills Labの充実につとめてまいります。

皆さまのご理解, ご支援ありがとうございます。

新着情報一覧へ