皆さま, 新着情報をご覧いただきましてありがとうございます。

本日はClinical Skills Lab 小動物編 第3回目のご紹介です。

ご担当は, 附属動物医療センター 西川晋平 助教です。

前回ご案内しました研究室紹介は次回とさせていただきます。

 

犬採血モデル

採血は, 動物病院において行われる最も一般的な手技の一つである, と言えると思います。

血液からは様々な情報を得ることができ, 具体的には肝臓や腎臓の状態, 電解質, 炎症や貧血の有無など, 全身状態を把握することができます。また, フィラリア予防の時期には, 検査のための採血を行う機会が多くあり, 採血ができることは臨床獣医師として必須の要素になります。

 

採血の練習のため, 山口大学共同獣医学部では, 採血モデルを導入しています。

下の写真のように犬の前肢の模型に血管を模した管が通っており, 実際の診療に用いる注射針と注射器を使って採血をすると, 血液を模した液体を採取できるようになっています。

犬の血管は周りの組織との結合が緩やかで, 採血のために針を刺すと, 容易に位置が変わって逃げていきます。よって, 採血を行う際は血管に指を添えたり, 皮膚を張ることで血管が逃げないようにする必要がありますが, このモデルの血管を模した管は, 本物の犬の血管が逃げていくような可動性があり, 実際の感覚を忠実に模しています。

 

実際に動物で採血を行う前に, 注射器の扱いや採血時の感覚に慣れておく必要があります。このモデルでの実習は不必要に生体を使わずに練習をすることができ, 動物福祉の観点からも効果的な教育ツールです。

 

新着情報一覧へ