みなさま, 本企画にご興味を持っていただきましてありがとうございます。

本日の新着情報は, 研究室紹介第6回目です。

ご担当は, 渡邉 健太 助教です。

 

獣医公衆衛生学研究室

 

獣医公衆衛生学とは, 人や動物が健康的な生活を送ることができる社会を作ることを目指す応用的な学問分野です。

ですから, 獣医学部にありながら, 動物だけでなく人の病気や健康にも直接関係する諸問題に獣医学の知識や方法を使って取り組むことになります。

「獣医師=動物のお医者さん」というイメージが強いですが, 国や地方の行政機関等で公衆衛生関連業務に携わる獣医師も実は非常に多いのです。

 

例えば, 近年「食の安全・安心」に対する関心はますます高まって来ていますが, 

私たちの食卓に並ぶ牛や豚, 鶏のお肉の安全性はどのようにして守られているのでしょうか?

実は日本国内の牧場や養鶏場で育てられた牛・豚・鶏などがお肉となって流通する過程は, 全て獣医師が厳しくチェックし, 人の健康に影響を与える恐れのあるお肉が私たちの口に入らないように日々監視しているのです。

また, 食中毒の調査や, 飲食店の衛生監視や指導を行うことで私たちの食の安全を守っている獣医師もいます。全ての獣医師は, 動物の体や病気を学び治療方法を習得するのと同様に, こうした公衆衛生に関する知識と技術を習得することになります。

 

そこで山口大学共同獣医学部の公衆衛生学実習では, 食中毒の検査方法や, 肉・魚・牛乳の検査方法を学ぶことは勿論のこと, と畜場や牛乳工場を見学してHACCPプランを考えたり, あるいは自分たちで実際に食品加工を行うことで衛生管理を学ぶなど, 様々な内容の実習を行っています。動物を扱う実習に限らず, こうした様々な経験が出来ることも獣医学部で学ぶ楽しさの一つかもしれません。

 

みなさんの身近な生活に関わる色々な場面で, 実は多くの獣医師が活躍しています。社会に役立つ優秀な獣医師を一人でも多く輩出できるよう, 我々は獣医公衆衛生学の教育と研究に取り組んでいます。

 

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