山木屋太鼓結成20周年の感謝を込めて記念公演を開催したい

 

 

福島県は川俣町の山木屋地区にて2001年に結成した山木屋太鼓です。

 

結成以来、故郷の自然をテーマに曲を創作、練習、発表することで地域発信をしており、現在は幼稚園から社会人まで21名の打ち手と共に楽しく太鼓活動をしています。

 

 

これまで、地域のお祭や、各種イベントからお声がけいただき、演奏活動をしてきました。子どもたちが多かった時はさまざまなコンクールにも挑戦し、全国大会では入賞や優勝の経験もあります。震災後は避難しながらもたくさんの応援のおかげで海外での演奏（2012年ワシントンＤＣ桜祭り、2016年ミシガンツアー、2017年Blissfest）もさせていただきました。2015年からは感謝の気持ちを伝えるベく年に一度の自主公演を毎年開催しています。

 

今年で結成20年を迎えることができたのは多くの応援と支えがあったからこそ。その感謝を伝えるべく、20周年記念公演を開催します。その運営費用の一部をクラウドファンディングで皆さまにご協力いただきたくプロジェクトを立ち上げました。

 

 

 

地域に根ざす若者の育成と発展を目的に結成した山木屋太鼓。

 

もとは山木屋地区で古くから伝わる伝承盆踊りを子どもたちに教えようとなったことがきっかけでした。参加する子どもたちが年々増え、もっといろんな場所で発表の場を作ってあげたいとの想いで2001年に山木屋太鼓クラブ（当時）を立ち上げ、地域のお祭やコンクールなどたくさんの経験の中で子どもたちは成長していきました。

 

 

しかし2011年の東日本大震災で山木屋地区が計画的避難区域となり、地区民は故郷を離れることに。

山木屋太鼓も一時は活動ができなくなり、練習を再開するも放射能の不安によりメンバーが集まることが本当に大変でした。（2017年3月末に避難解除）

 

すべてが自粛ムードだった当時、子どもたちからは笑顔がなくなり、本当に不安な日々が続きました。そんな私たちを心配してくださった多くの方々のご尽力で、なんと2012年「ワシントンDC桜祭り」に招待されます。初の海外での演奏、緊張と不安の中、無我夢中で演奏しました。

 

 

そこで見た光景は、予想を超える拍手にスタンディングオベーション。その中で演奏する子どもたちに笑顔が蘇っていました。

 

そこで気づいたことがあります。私たちが大好きな和太鼓を続けていけない理由なんてない、間違ったことではない、自信をもって演奏して良いんだと。

 

そこから奮起した山木屋太鼓は海外や県内外からの応援のおかげで震災前以上の活動ができるようになりました。震災から学んだこと、そこから生まれた絆、故郷への想い、そして何より感謝を届けたい一心で2015年から年に一度の自主公演を開催してきました。

 

そして今年、結成20年を迎えた山木屋太鼓。

 

年に一度きりの自主公演ですが、この20年を応援し支えてくれたすべての方々へ精一杯の感謝を届けたい、故郷への愛を感じてほしい、これまでの絆をより多くの人に伝えたい。これがプロジェクトを立ち上げたきっかけです。

 

 

年に一度の自主公演では私たちの演奏はもちろん、これまで私たちが震災後繋がったかけがえのないゲストをお招きし、ステージを通してその繋がりを伝えてきました。

 

今回も福島へ、故郷へのさまざまな想いを持ち活動されている方々が駆けつけてくださいます。震災前は同じコンクールで闘志を燃やし、お互いに技術を高め合った太鼓仲間「転輪太鼓」さん。

 

 

震災後は何度も山木屋へ足を運び、地域に元気と勇気を運んでくださっている愛知県春日井市より転輪太鼓の皆さん。ふるさとのようなあったかいサウンドをテーマに全国各地でライブを行い、「フォークソングとオペラ」を融合させた新時代に刻む新しい音楽に挑戦する富岡町出身のシンガーソングライター「伊藤優大」さん。

 

※コロナの影響により、伊藤優大さんの出演はキャンセルとなりました。

新たに「ave(エイヴ)」さんの出演が決定しております。

 

 

阿波踊りを通して町おこしやボランティア活動を積極的に行い、震災後は避難等による影響でメンバーが集まることが難しくなっても、大好きな阿波踊りが人と人の心を結び、見る人へその魅力を発信している、南相馬市より「愛舞連」のみなさん。

 

 

この皆さんに共通している部分、それは大好きなことが人の心を動かし、それが様々な困難を乗り越える力になっていること、常に挑戦する気持ちを忘れず、心の故郷、心の絆を大切にしていること。

 

山木屋太鼓の20年の歩みと共に、こうした方々との共演を通して故郷への愛を五感で感じていただき、応援していただいているすべての人へ感謝を届けるステージを目指しています。

 

 

15周年記念公演を除く年に一度の自主公演では、お客様のチケット代と会の運営費を合わせて開催してきました。今回は20周年記念ということで、例年以上の感謝を届けたい一心で、ゲストの数も増やし、より故郷のこと、繋がりや絆を多くの方へ届けたいと考えています。

 

また応援に来られない方々へも公演の内容をお届けすべく今回初めて、販売にはなりますがDVDの撮影も考えております。（クラウドファンディングのリターン品にもなります）

 

そういった中で、例年のような形での運営体制ではどうしても足りなくなってしまう費用を応援していただきたく、クラウドファンディングで資金を集めることを決意いたしました。

 

具体的には会場費、演出費、ゲストの方々の交通費、宿泊費、またDVD作成費用など運営にかかる資金として使用させていただきます。

 

 

結成当初、山木屋太鼓に在籍していた子どもたちは一番多いときで40名ほどおりました。時代は流れ、子どもたちも成長していく中で仕事や学業等、様々な理由で年々メンバーが減っていきました。

 

また震災による生活環境の変化により山木屋地区の子どもたちの数の減少も拍車がかかり、2020年1月現在では中学生4名のみ。山木屋太鼓に入会する子どもがいないまま数年間の時が過ぎていきました。

 

このままでは再度存続の危機に直面してしまう。まずは太鼓の楽しさを知ってもらおうと山木屋地区に限らず川俣町内の子どもたちに太鼓体験を開始、また川俣スポーツクラブさんの協力で太鼓教室も開催させていただき、その甲斐もあり数年かかって一昨年4名、そして昨年5名の子どもたちが入会してくれました。

 

 

結成した目的のひとつ「若者の育成と発展」。この子どもたちが結成当初の大切な部分を思い出させ、団体の活気も出てきました。これまでの20年、そしてこれからの20年だと思っています。このステージがメンバー全員、とくに子どもたちにとってはかけがえのない経験となり、成長してくれると信じています。

 

そしてゲストの方々との絆を次世代の子どもたちが大切に繋いでくれることを願っています。このプロジェクトを通して、これまでの応援に最大の感謝を込め、恩返しをしたい、そしてこれからの希望を感じてほしいと思っています。

 

これまでの20年、山木屋太鼓はたくさんの応援の中で様々な困難を乗り越え世代を超えた活動をさせていただいてきました。今回入会した子どもたちにとって、私たちが何を残し伝えていけるか。

 

それは、これまでの経験や応援の中で気づけた故郷への思い、そして繋がりや絆、感謝できる心です。

 

多くの方へ届けたい感謝を込めた山木屋太鼓20周年記念公演。皆さまどうかご支援いただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします！

 

 

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このリターンに関する条件の詳細については、リンク先 （https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix）の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。