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ヤンバルクイナの郷基金〜世界自然遺産 やんばる〜

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マンスリーサポーター総計

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プロジェクト本文

団体のビジョン/ミッション

 

 那覇空港から車を走らせて2時間の沖縄本島の最北端にある沖縄県国頭村、さらに「やんばる」と呼ばれる亜熱帯の森を横断した東海岸に、人口140人に満たない「ヤンバルクイナの郷・安田」があります。

 そこで主導的な役割を果たしてきたのが、2009 年の「ヤンバルクイナの郷」宣言を機に安田区民を中心に設立された「NPO 法人 やんばる・地域活性サポートセンター」のメンバーです。

 

  長年に渡る野生生物の保護活動や地域づくり活動の発展形として、飛べない鳥「ヤンバルクイナ」を主役に世界自然遺産登録を目指し、先人たちが命をかけて守り育ててきた自然環境と地域資源を活かす取り組みを進めてきました。

 

 国の天然記念物であるヤンバルクイナは、今年で新種記載から40年になります。2005年には、一時推定個体数が700羽まで減少しましたが、国頭村、環境省や沖縄県のマングース対策やロードキル対策も効果が上がり、ここ数年は1,500〜1,600羽程度まで回復しています。

 

  20年前に整備した「くいなパークゴルフ場」に隣接するように、2013年9月「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」が開設され、生きたヤンバルクイナに会える世界で唯一の施設として、開設後8年間で地域人口の1,000倍に当たる14万人が訪れています。

 

 世界自然遺産への登録を目標に、安田区を拠点に外部組織と協働し「ヤンバルクイナと共生した地域活性化」「地域資源を有効に活用した産業の振興」「東部地域における体験型教育・観光拠点づくり」「山村留学を通じた若年齢層の定住化促進」など、多様な活動に取り組んでいます。 

 

   2021年7月に世界自然遺産登録がなされた後も、皆さまとともにヤンバルクイナをはじめとする希少動物たちの命を繋ぐ「ヤンバルクイナの郷」づくりを総合的に推進していきたい、と思います。

 

抱える課題と取り組みたいこと

 

 世界自然遺産登録は地域の暮らしを支え、文化を育ててきたやんばるの自然を「世界の宝」として次世代に受け継いでいくという世界の意思決定と言えます。

 これまでの日本の4つの世界自然遺産(知床、白神山地、小笠原諸島、屋久島)は、原生的な自然環境が世界に評価されて登録に至り、人里からは離れていました。それに対して、やんばるは人と自然との距離が非常に近く、森林と海の距離も近く、人が森林に分け入り長年にわたって手入れしてきた歴史があります。  

 地域住民が主体的に取り組みを先導してきた地域では、将来ビジョンを明確に掲げることが大切です。まずは身の回りのできることから地域住民や関係機関と膝詰めで話し合い、調整しながら一歩一歩確実に進めてゆくことが大事です。

 

 自然環境を守り、ヤンバルクイナをはじめとした野生生物と共生してゆくために、雑誌「地域人」のインタビューの中で、比嘉明男理事長は「現在の道の駅(ゆいゆい国頭)がある場所に関所のようなものを作り、このエリアに観光で来た方々は全員車を降りてもらい、自動運転の電気自動車を走らせたい」と夢を語り、「世界自然遺産に登録されたエリアに車がたくさん入ってくると、排気ガスで山の自然が影響を受ける可能性があります。

自動運転の電気自動車を使えば、CO2の使用削減にもなる。これらは将来的な国の政策の方向性にも合っており、地域の高齢者の足にもなる。自動運転は希少生物のロードキルを滅らすための対策にもなりえる」と展望を語っています。

 

 これまでの地域や希少種保護の担い手に加え、職場や学校教育の現場にも、こうした新しい分野に長けた家族や人材を地域外から迎え入れて、地域とともに育っていくことができれば「人の暮らしと自然が共生する世界自然遺産」というロールモデルになりえます。

 こうした総合的な施策に取り組むため、NPO法人やんばる・地域活性サポートセンターでは、READYFORの継続寄付に挑戦することにしました。

 

ご支援の使いみち

 

 前回の皆さまからのご支援により、安田くいなふれあい公園内「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」に隣接する形で、ヤンバルクイナ等の救護・リハビリ施設を2022年9月までに整備し、完成を目指すこととなりました。

 

 今回はそのリハビリ施設を安定的に運営するためのスタッフの募集・育成、及び次世代技術を活用した継続的な密猟・ロードキル対策等の取り組みを進めるための経費支援となります。

 新たなプロジェクトには専門的な技術が必要な一方で、過疎エリアへの移住しての生活となるため、技術力や専門性に加えて、地域社会への適応力や社交性が必要となるため、人材募集に際しては様々な手法(インターン、ボランティア、ワーキングホリデー、ワーケーション、おためし地域おこし協力隊、特定地域づくり事業協同組合、山村留学等)を用いてマッチングを行います。

 

 

私たちの想い

 

比嘉 明男(NPO法人 やんばる・地域活性サポートセンター 理事長)

 1970年12月31日の大晦日、当時高校生だった私は国頭村安田区にある伊部岳でアメリカ軍の実弾砲撃演習を阻止した「伊部岳実弾演習阻止闘争」から50年の月日が流れ、住民総出で立ち上がった命懸けの闘争は住民生活だけでなく、世界自然遺産登録地の自然を守り抜いたことに繋がっています。

  NPO法人やんばる・地域活性サポートセンターは「ヤンバルクイナの郷づくり」を推進するため、地域資源の代表であるヤンバルクイナをシンボルにしながら、どうぶつたちの病院沖縄の長嶺先生と二人三脚で「ヤンバルクイナと共生した地域活性化」に取り組んできました。

 20年前に整備した「くいなパークゴルフ場」に隣接するように、2013年9月「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」を開設し、生きたヤンバルクイナに会える世界で唯一の施設として8年間で14万人に訪れていただきました。

  前回のクラウドファンディングの挑戦により、やんばるの希少種の命が守られ、貴重な自然が次の世代に継承される基礎が整いました。 

 今回は人材募集と育成に向けて、継続的な取り組みを行いたく、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

小林 和彦(NPO法人 やんばる・地域活性サポートセンター 事務局長) 

 私自身は2013年に総務省 地域おこし協力隊制度で国頭村安田区に移住、生きているヤンバルクイナに必ず会える「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」の運営をサポートしながら、「世界自然遺産を目指す!」を合言葉に地域の皆さんと「不可能を可能にする」ために、様々な事業を裏方で支えてきました。

 

 今回も「できない」と諦めるのは簡単ですが、READY FORさんから継続寄附のお話しをいただいた時に将来的なビジョンに向けた抜本的な施策に取り組んでゆくことができる、と直感でピンときました。

 

 まずは多くの人たちに世界自然遺産・やんばるの魅力を知ってもらう機会にもなりますし、直近の課題解決にも関心を寄せていただけます。また、一緒に取り組める仲間づくりにも繋がる気もします。

 是非、応援の輪が拡がるよう、ご支援と拡散をいただければ幸いです。

 

 

支援者からのメッセージ

 

知花 靖 (国頭村長)

 2021年7月26日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島が世界自然遺産に登録することを決定しました。世界が認めたこのやんばる(沖縄本島北部)の貴重な森に生息する野生生物を守るプロジェクトを応援します。 

 

 亜熱帯照葉樹林のやんばるの森は世界的にも数少なく、多くの希少な動植物が生息・生育しており「奇跡の森」とも呼ばれています。

 一方で、やんばるの森に生息する希少な動物がロードキル発生など保全管理上のご指摘も頂いており、より一層の質の高い保全管理が行えるよう、関係機関をはじめ地域や民間事業者等と志を一つに連携を図りたいと考えております。

 このプロジェクトは正に、この貴重な動物たちを後世に残すための民間が主体となった同じ志を持ったプロジェクトであります。

 国頭村としても賛同し、連携して精一杯応援させていただきます。

 

吉田 正人さん(筑波大学大学院 教授 世界遺産専攻長、日本自然保護協会 代表理事)

 「世界自然遺産に登録された沖縄島北部のやんばる、遺産への登録はゴールではなくスタートになります。 

 世界遺産委員会決議にある観光管理、交通事故対策、河川再生に取り組む必要がありますが、いちばんの課題は、ヤンバルクイナをはじめとする野生動物の交通事故です。やんばるの自然と動物たちを守るため、応援してください。」

 

武田瑞季さん(岩手大学4年)

 岩手大学農学部4年の武田です。

 私自身絶滅危惧種の保全に強い関心があり、現在、安田くいなふれあい公園(クイナの森)でインターンのような形でお手伝いをさせて頂きながら、卒業論文で「ヤンバルクイナのロードキルの調査」を行っています!

 看板を沖縄のアーティスト、運天さんとのコラボレーションで作らせて頂きました〜!🥳 

 

 心を込めて作ったので、ヤンバルクイナ生態展示学習施設を訪れた際には、ぜひ写真を撮って、SNSで拡散をよろしくお願いします🌻

 山原の森は本当に素晴らしい所だなぁ、といつも思います。

 ヤンバルクイナをシンボルとして、山原の生き物たちがこの先も存在し続けられるように、皆さんと力を合わせてこれからも頑張っていきたいです!

 

寄付金が充てられる事業活動の責任者:
NPO法人 やんばる・地域活性サポートセンター 比嘉 明男
団体の活動開始年月日:
2008年12月24日
団体の法人設立年月日:
2008年12月24日
団体の役職員数:
5〜9人

活動実績の概要

NPO法人やんばる・地域活性サポートセンターは「ヤンバルクイナの郷づくり」と推進するため、地域資源の代表であるヤンバルクイナをシンボルにしながら、どうぶつたちの病院 沖縄の長嶺先生と二人三脚で「ヤンバルクイナと共生した地域活性化」に取り組んできました。20年前に整備した「くいなパークゴルフ場」に隣接するように、2013年9月「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」を開設し、生きたヤンバルクイナに会える世界で唯一の施設として8年間で14万人に訪れていただきました。

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プロフィール

 2013年9月14日、沖縄本島北部やんばるにOPENした世界で唯一の生きている”ヤンバルクイナ「クー太」に会える施設”です(毎週水曜日休館)   祝!2021年7月26日 日本で五番目の世界自然遺産に施設のあるエリアは登録されます。やんばるのシンボル、ヤンバルクイナに会いにきませんか?  Okinawa Rail Ecology Center is the only place that you can see a live Okinawa Rail ! ( close on Wed.)

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