築70年の店舗を修復！伝統文化を継承し地域社会との調和をテーマに！

 

 

 

 

築70年の老朽化した八百源来弘堂本店の店舗を修復

 

日本の伝統文化を継承し地域社会との調和をテーマに！

 

大阪・堺の地で、日本伝統の和菓子を守り続ける

八百源来弘堂本店の店舗の修復に皆様の温かいご支援を！ご協力を！

 

　　　　　　　　　　　　

ご挨拶

 

皆様には、日頃より八百源来弘堂、並びに肉桂餅（にっきもち）をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。創業200年余り、大阪・堺の和菓子店、八百源来弘堂でございます。

 

令和5年4月より、老朽化した八百源来弘堂本店の店舗の外観を修復する計画を進めております。

 

築70年、太平洋戦争後の安普請の建物にて、外観の各所において傷みがひどく、決断した次第でございます。おりしも新型コロナウイルス感染症の爆発的な流行による売上減少、まして公的な補助は全く受けられない状況の中、このたびREADYFOR株式会社様のご協力のもと、クラウドファンディングを実施することとなりました。

 

「日本の伝統文化を継承し、地域社会との調和をテーマ」に、八百源来弘堂本店の店舗の外観の修復を進めたいと思っております。

 

是非とも、皆様の温かいご支援、ご協力を賜りますことをお願い申し上げます。

 

有限会社八百源来弘堂　取締役　岡田　巧

スタッフ一同

 

東洋のベニス・商港・堺の歴史

 

平安時代には平清盛公が福原、現在の神戸に港を開き、中国との日宋貿易が始まりました。そのころの堺は堺庄と呼ばれ小さな漁村にすぎませんでした。

 

時を経て、室町時代、足利義政公の頃、治世が乱れ、応仁の乱が生じました。それを期に、幕府は堺に港を変え日明貿易を行うようになりました。黄金の日々、堺の始まりです。

 

堺が貿易港になってからは、泉州沖、紀伊水道、土佐沖、種子島、琉球、中国、フィリピン、そこからヨーロッパへ、「海のシルクロード」につながり、ポルトガル船が種子島に流れ着き、火縄銃が堺に伝わったのに始まり、薬種である肉桂や　珍しい貴重な舶来品が南方の国々より輸入され、この南蛮貿易によって、堺の町は繁栄しました。

 

 

 

この頃、富を蓄えた商人、町人は茶の湯に興じ、千利休、今井宗及、武野紹鴎などの茶人を輩出いたしました。ちなみに、八百源来弘堂本店は、堺奉行所の同心屋敷跡に位置し、豊臣時代には、あの石田三成公も赴任したそうです。歴史ロマンあふれる場所に位置します。　

 

 

肉桂餅（にっきもち）の誕生

 

約500年前、織田信長、豊臣秀吉、千利休が活躍した頃、大阪、堺は南蛮貿易の商港として、繁栄しました。港には南方の国々より珍しい舶来品が輸入されました。そのなかに漢方薬として、肉桂がありました。肉桂はまたの名をシナモン、香りの良い香料でございます。堺の茶の湯の文化と融合して、この香りの良い香料である肉桂を用いて創製された和菓子が、肉桂餅（にっきもち）でございます。

 

肉桂餅（にっきもち）は、肉桂の香りの高さ、自家製餡の美味しさ際立つ大阪、堺の伝統銘菓でございます。

 

現在、八百源来弘堂の肉桂餅（にっきもち）は茶菓子としてだけでなく、贈答、手土産、おもたせなど多用途にお客様に好評でございます。そのブランドはインターネットを通じて日本全国に広がっています。

 

  

 

噺家の三遊亭竜楽師匠にYoutubeでも肉桂餅を紹介していただきました  

 

※動画掲載の承諾をいただけております。

八百源来弘堂の歴史

 

八百源来弘堂は江戸期、文化文政の時代に創業いたしました菓子商でございます。明治維新の混乱期、そして第2次世界大戦を乗り越え、現在に至っています。その八百源来弘堂の6代目当主が、この私、岡田　巧でございます。

 

5代目の父が病弱であったため、大学を出てすぐに家業の職人に仕事に従事し　肉桂餅の製法は4代目当主祖父に教わりました。まるで父である5代目の代が抜けてしまったような感じで、しんどい、厳しい修業時代でございました。祖父は日本陸軍の軍人で指導は厳しいものでした。青春時代を、職人の厳しい修行で過ごしたわけでございます。それを、乗り越えて、修行も達成、お客様に大変満足いただける肉桂餅（にっきもち）を作れるようになりました。

 

 

 

社会貢献活動  

 

小学生の社会学習において、大阪・堺の歴史、文化とともに、八百源来弘堂の肉桂餅(にっきもち）の歴史を、地元の小学生に説明する私、6代目 社長。

 

 

 

大阪・堺の地域の市民にも愛され続けて200年、観光ボランティア活動にも協力しています。

 

 

 

店内の様子  

 

 

 

店舗に隣接した工場内での肉桂餅（にっきもち）の製造風景

 

社長自ら、餡炊きを！重労働でございます。従業員は！美味しい和菓子！を、お客様に提供するため、努力日々精進しております。大阪、堺の歴史的食文化でございます老舗和菓子店を継承するために、あらゆる知恵をだして、肉桂餅（にっきもち）はじめ、和菓子の安定した製造、そして、新製品の開発に努力している次第でございます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

戦火を乗り越えて、八百源来弘堂と家族の苦難の歴史

 

明治維新の混乱がありましたが、家族も仲良く、力を合わせて家業に従事して参りました。

明治、大正、昭和初期、比較的穏やかな時代を過ごたようです。が、突然訪れた大災難、第2次世界大戦。米軍の堺大空襲により、堺の街は火の海に、焦土と化してしまいました。

 

                         

当店の店舗も消失、全部焼け落ちてしまいました。家族にとって、その悲しみはいかほどだったかはかりしれません。加えて　戦中の統制などで　商いは10年間、長い月日を休業したそうです。その苦労も大変なものでした。その後、ようやく、終戦、３代目曽祖父と4代目祖父は、意を決して八百源来弘堂本店を再建することに致しました。昭和28年のことでございます。

 

ー肉桂餅を守り伝えた八百源来弘堂本店の店舗への家族の思いー

その店舗は、店舗の中は茶室風、看板は船の底板を用いて、趣味性の富んだしゃれた感じのものでした。しかしながら　物が不足し、資金も不足した時代でしたので、外観は古材を使用し、瓦は焼け瓦を使用したものでした。いわゆる廃物利用です。

 

 

大戦後、直後に建て替えた八百源来弘堂本店の店舗、家業に従事する家族は。戦後の混乱期の苦労を長らく背負っているようでした。

 

 

 

 

 

 

なぜ今、修復が必要なのか

 

 

現在、八百源来弘堂本店の建物が築70年。外観が老朽化が進んでいます。壁面、屋根の雨漏り、看板の補修などいたるところが老朽化しております。この古い佇まいが味であるというお客様もおられますが、私個人の修復では維持管理が難しくなってきています。未来に向けて、全体的な建築業者による外観の修復が必要です。

 

店舗の外観

 

第二次世界大戦後、築70年、肉桂餅を守り伝えた家族を見守り続けた八百源来弘堂本店の店舗

 

 

朽ちかけた看板

 

船の底板を使った看板でございます。台風が来るたびに飛んでしまわないかと心配している看板。看板の傷みがひどく補修だらけで銅線で補強しております。破片がポロポロと舞い落ちてきます。

 

 

 

 

朽ちてきた軒下

 

 

店舗の屋根瓦

 

 

 

 

店舗の裏側の屋根

 

第2次世界大戦後、古い焼け瓦を使用。傷みが激しく、雨漏りが頻繁に起こります。私自身が何度もコーキングで修繕しました。2018年の台風21号の被害は甚大で、２階側の鬼瓦がこの屋根に落ちて修復に大変な費用と労力を要しました。

 

 

以前から関西は台風被害が一般的に多く、2018年の台風21号は大阪を直撃、瓦が飛び、大雨が降れば雨漏りがして、私が自ら屋根にのぼり瓦の補修。はしごをかけて看板の補修をやってまいりましたが、看板も補修だらけです。今後大きな台風が来るたびに心配です。

 

第2次世界大戦後に建てた物の不足している時代に建てた安普請、補修も限界がございます。そして　私も62才　今までみたいな自ら補修もできない状態になりました。そんな理由から、店舗全体の外観のみの修復工事を建築業者にお願いすることになりました。

 

バブルの時代、バブルの崩壊、そしてリーマンショック。失われた30年バブルの崩壊以降、お店の経営も右肩あがりではなく、山有り、谷有りの不安定なものでしたが、これも何とか乗り越えて、やっと軌道に乗ってきた矢先に、新型コロナウイルス感染症の流行でございます。

 

新型コロナウイルス感染症の流行でお店の収益も減少、資金不足です。また、文化財でもなく、公的な支援は何も受けることができません。READYFOR様を通じて、このプロジェクトにご賛同していただき、皆様のご支援、ご協力を賜りたいと思っております。

 

 

いただいたご支援によって実現できること

 

ー堺の町並みと歴史・伝統文化との調和をテーマにー

 

築70年の老朽化した八百源来弘堂本店の店舗の外観のみを修復します。古びた看板を架け替え、壁面の塗り替え、屋根瓦の交換　軒下の架け替え、老舗としてのイメージを損なわず、商人の町-大阪・堺の白壁造りの古の堺の商家を思わせるようなレトロな外観にデザインに仕上げます。

 

堺の町並みと歴史・伝統文化との調和をテーマに、大阪・堺の歴史的文化、そして和菓子文化の中心的役割を担って、地域文化との調和をはかり、地域社会に貢献したいと思っております。

 

 

 

第二次世界大戦後、肉桂餅（にっきもち）を守り伝えた家族を見守り続けた八百源来弘堂本店の店舗。八百源来弘堂本店の建物も、八百源来弘堂の肉桂餅（にっきもち）も、幅広くお客様に愛される、歴史的価値、しいては日本の文化的価値が高いものでございます。いわゆる無形の財産でございます

 

八百源来弘堂本店の建物を継承するということは、単に大阪・堺の肉桂餅（にっきもち）を継承し、お金を稼ぐという本来の経済的目的だけでなく、大阪・堺の歴史的文化、そこから生じた和菓子文化、しいては日本の文化を継承するという意義がございます。

 

八百源来弘堂本店を修復することで、地域社会、地域の歴史、伝統文化にも社会貢献できることを願っております。

 

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

修復後は、堺の街並みと歴史・伝統文化との調和をテーマに、大阪、堺の代表銘菓店としてお客様に愛されるお店を目指します。そして大阪、堺の地域文化を守っていく銘菓　堺の歴史的な銘菓「肉桂餅」（にっきもち）を通じて　地域文化を守る象徴的、中心的存在になっていきたいと思っています。

 

八百源来弘堂の肉桂餅（にっきもち）は大阪・堺の歴史的な財産であり、和菓子の中でも、社会的価値が高く無形の文化的価値があります。

 

八百源来弘堂本店を修復することで八百源来弘堂、そして肉桂餅（にっきもち）を、地域、日本全国、そして世界に。老若男女、幅広くお客様に、八百源来弘堂の新しい姿を見ていただき、尚一層、愛していただけるお店になることを新たな目標にして、肉桂餅（にっきもち）の継承と和菓子作りに精進していきたいと思います。そして未来に向けて、地域社会に貢献していきたいと思います

 

「黄金の日々」東洋のベニスと呼ばれた南蛮交易の商港、かつての大阪・堺の商人のように。

 

 

八百源来弘堂店主の思い

 

 

かつては　大阪・堺で愛される老舗和菓子店。経営も家族経営でした、家族が経営の中心を担っていました。しかし　徐々に時代も移り変わり、経営のやり方もかわり、働く社員も多くなりました。零細企業ながら社会的な会社に変わりました。そして　お客様も地域社会、日本全国、そして世界に移り変わっています。

 

八百源来弘堂も、肉桂餅（にっきもち）も家族の伝統文化でしたが、今や大阪・堺の伝統文化を担い、日本の伝統文化を担う商品であり、世界に通用する商品になりました。老朽化した店舗をそれに相応しく修復いたしまして、未来に向かって新たな一歩を築きたいと思います、そして八百源来弘堂本店店舗も八百源来弘堂の肉桂餅（にっきもち）も大切に未来に継承したいと思っております。それが　八百源来弘堂6代目当主の私の使命だと思っております。

 

八百源来弘堂も、私一人の努力で維持できるわけではございません。社員　そして、八百源来弘堂そして、八百源来弘堂の肉桂餅（にっきもち）をご愛顧いただけるお客様のご支援があってのこそでございます。私、1人の努力だけでは、このプロジェクトを達成するには不可能です。

 

皆様には、どうかご支援の輪を広げていただき、地域文化、日本の伝統文化を継承し、地域社会に貢献できるように、是非このプロジェクトにご賛同いただきまして、あたたかいご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

製造スタッフと販売スタッフー同

 

 

どうぞ皆様‼このプロジェクトにご支援、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます‼

 

 

応援メッセージ