京都八幡市に避難所・被災地支援・イベントで活躍するトイレカー導入へ

 

 

 

避難所のトイレ問題対策として

 

内閣府の「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」では、過去の災害の経験から災害時におけるトイレ環境の改善が強く期待されると掲載されています。

 

特に東日本大震災では、仮設トイレが避難所に行き渡るまでに4日以上を要した自治体が29自治体のうち66％であったと言われております。

 

過去には水が流れないトイレを使用した結果、便器内のみならずトイレ内が大変な状況となってしまった事例が多く存在します。トイレは食事と違い我慢することができず、無理をすれば健康被害が生じ、命を落とす可能性もあります。

 

 

 

八幡市ではこれまで簡易トイレの備蓄をはじめ、避難所となる小中学校にマンホールトイレの整備を行ってまいりました。

 

本事業は、避難所等における更なるトイレ対策として、災害発生時に迅速な対応が可能なトイレカーを導入し、避難所等における衛生環境の向上を目指すものです。

 

また、近年、トイレカーやトイレトレーラーを保有し、自治体間での相互の助け合いによるトイレ問題の解決に取り組んでおられる自治体が増加しており、本市もその考えに賛同するものです。

 

導入後は、避難所における早期のトイレ設置や、局所的な浸水被害等により下水道が使用できない場合、大規模火災時における現場などで使用してまいります。

 

平時においては、各種事業やイベントにおける衛生設備として活用することにより、観光まちづくりや市のにぎわいづくりを目指してまいります。

 

 

 

八幡市について

 

八幡市は、京都府の南西部、大阪府境に接し、京都市、大阪市という二大都市の中間にあり、交通至便な立地条件を有しています。

 

面積は24.35平方キロメートル、最大幅は東西約6.7キロメートル、南北約8.5キロメートルで西部の男山から南部の美濃山地域にかけては、なだらかに起伏した丘陵地で、その他の地域は、おおむね平地で形成されています。

 

本市は「三川合流」という国内で他にほとんど例を見ない地形を有する地域です。

京都盆地から流れ出た桂川、琵琶湖からの宇治川、伊賀からの木津川がここで合流し、淀川へと姿を変えます。

 

木津川と宇治川を分ける背割堤は、西日本有数の桜スポットとなっており、貴重な観光資源となっています。また、男山には国語の教科書にも登場する、「徒然草」その第52段の舞台でもあり、本社10棟が国宝に指定されている石清水八幡宮があり、「やわたのはちまんさん」として親しまれております。

 

その反面、水害が多く発生し過去には水禍の町と呼ばれることもありました。

 

堤防や排水機場が整備され、近年、木津川堤防の決壊はありませんが、支流や内水の氾濫、土砂災害は気候変動の影響もあり、本市を襲い続けています。

 

 

 

市長メッセージ

 

 

みなさん、こんにちは。

令和5年11月12日、八幡市長に就任させていただきました川田 翔子です。

 

市長として災害対応の経験はまだございませんが、全国各地で毎年のように発生しております風水害による被害状況を目の当たりにしますと、「日頃からの備えの重要性」を再認識しているところでございます。

 

また、風水害だけでなく、今後、30年以内に大変高い確率で発生が予測されています、南海トラフ巨大地震など、災害はいつ、どこで発生するかわからない状況でございます。

 

本市では、これまで衛生環境向上の取組といたしまして、避難所となる小中学校にマンホールトイレの設置や簡易トイレの備蓄などを実施してきました。

本プロジェクトによるトイレカーの導入は、激甚化・広域化する災害への備えとして、避難所等における更なる衛生環境の向上を目的として実施しているものでございます。

 

大規模災害発生時には、市町村間相互の助け合いも重要となります。本市が導入いたします、トイレカーは自走式ですので、有事の際には迅速に避難所並びに他市町村への支援を実施することが可能となっております。

 

また、平時においては、市のにぎわいづくりのための各種イベント等で活用することにより、防災への啓発活動の一環ともなります。

 

過去の大災害の教訓を踏まえ、避難所等における衛生環境の向上は老若男女問わずとても重要なことだと考えております。

 

本プロジェクトの趣旨にご賛同いただき、トイレカー導入にご支援ご協力を賜りますようお願いいたします。

 

今後、このような取組が活発となり、多くの自治体に広まり、自治体間での相互の助け合いが可能となることを期待しております。

八幡市長　川田　翔子
 

 

トイレカーについて

 

 

トイレカーはトラックの荷台部分にトイレを設置した車です。自走式でどこにでも駆けつけ、すぐにトイレとして使用可能です！

 

本市が導入予定のトイレカーは洋式便器5基を設置したもので、部屋数は5室あり、うち1室は車いすの方でも利用可能でオストメイトにも対応しております。

 

 

導入後は以下の通り、活用いたします。

 

 

 

ご寄附の使いみち

 

本プロジェクトはトイレカー導入費用25,630,000円のうち国の緊急防災・減災事業債の活用を予定しており、交付税算入されます7割を除いた市負担分3割に相当する額である7,690,000円をクラウドファンディングを活用し、寄附を集めるものです。

 

いただいたご寄附は、全額トイレカー導入経費として活用させていただきます。

 

 

　　　　　　　　

 

 

税制上の優遇措置について

 

本プロジェクトはふるさと納税型クラウドファンディングです。

 

・個人様からの寄附金は「ふるさと納税」の対象となります。

 

ふるさと納税では寄附金のうち2,000円を超える部分について、確定申告またはワンストップ特例の申請を行うことで、税の控除が受けられるため、今回のプロジェクトでは、実質自己負担額2,000円でご寄附いただけます。

 

控除対象額には上限があります。また、寄附する人の収入や家族構成などにより還付・控除額は変わります。詳しくは総務省ホームページをご覧ください。

 

 

 

・企業様からの寄附金は「企業版ふるさと納税」の対象となります。

 

企業版ふるさと納税は、自治体の地方創生事業に寄附をすることにより、最大で寄附額の9割が軽減されます。寄附額は最低10万円からで、対象は本市区域内に主たる事務所又は事業所を有しない法人となります。

 

企業版ふるさと納税にご協力いただく場合は、「観幸のまちの創生事業」への寄附とさせていただき、「訪れてよしのやわた魅力向上プロジェクト」の一環であるトイレカーの導入費用に活用させていただきます。

 

「観幸のまちの創生事業」の詳細は、八幡市まち・ひと・しごと創生推進計画をご覧ください。

 

※企業版ふるさと納税は10万円からとなります。企業版ふるさと納税の詳細は、企業版ふるさと納税ポータルサイトをご覧ください。

 

 

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ご留意事項：

・プロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、寄附をした時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。

 

・ご寄附に関するご質問はこちらをご覧ください。